のんびりぽつぽつ

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怪笑小説・毒笑小説・黒笑小説

2007年09月01日 11時30分42秒 | ★★東野圭吾
東野 圭吾 著 集英社。

東野圭吾のお笑い3部作。。というか。
以前「東野圭吾は面白いよ」とこの道にひっぱり込んであげた友人が、すっかり東野作品の「笑い」にハマり、大人買いしてくれたので、薦めた私が逆に貸してもらった3冊です。

肩を震わせて・・・眼科の待合室で笑ってしまった・・・・・

痛烈に今を批判するものもあれば、
いきなりほろっとさせられるものもある。
バラエティって、これだよなあ~~なんて、全然違うことを考えてみたりして。
嫌な気持ちの悪い痛みがない、純粋な笑いなんだな。

内容を説明する必要はないし、やっちゃだめだなあ、と思います。
以前読んで本気で笑った「あの頃ぼくらはアホでした」
その雰囲気をそのままに短編小説集になった作品たち。

涙流して気持ちよく笑いたかったら、読みましょう
でも、鋭い「毒」とか怪奇な「笑」とか、ちょいとキツい「黒」も確かにあるからね。それだけ注意してね~
思わず「ほろり・・」となるお話もあります。



とにかく、笑う。
小説で、笑う。

「笑い」を書くことは推理小説を書くことよりも格段にエネルギーが要る。
そう、東野さんは「毒笑小説」の巻末で京極夏彦さんとの対談で話しています。
「泣かす」ことの方がずっと楽だよって。
なるほど、ね。うん。確かに、「文章」で涙流して笑わせられるってこと、なかなかないものね。

「怪笑小説」の解説で真保裕一さんが東野作品の説明を端的に「理科系」「関西人」こうおっしゃっているんだけれど。
ものすごく、よく、わかる。そうだよなーと、納得できてしまう。
そして、もしかして、理系の関西人っていうのは、作家として最強の組合せ?

・・・・という訳で、続いて東野圭吾著「探偵ガリレオ」を読み始めてます。

やっぱり、、理系の関西人は最強かもしれない。「天空の蜂」→お笑い3作→「探偵ガリレオ」と現在東野作品は続いていて・・・とんでもないわ。これ、同一人物なんだよね・・!!!
・・・だいたい、「白夜行」もだもんなあ・・・
おそろしい人だ。東野圭吾って作家は!

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