フジシロおばさんのレモンクッキー②

姉の子供に会ったとき、カツ丼弁当を冷たいまま食べようとしてたので、


「ヒィィイ！レンジしいや〜。」


と言ってしまった。


彼はスポーツマンなので一気にカツ丼弁当を2つ食べるんですが、ひとつは叔母（フジシロおばさん）の顔を立ててレンジして食べてたけどもうひとつはそのまま食べてた。


これも靴ひもと同じく「自分ならお腹こわすかも。」という力が働いている。


すきな人に対しても、「こんな夜中に帰ってだいじょうぶやったやろか？」とかつい思ってしまう。



『恋というのは相手をすきになることではなく、相手の瞳に映る自分をすきになることだ。』という言葉を聞いたことがある。



今度会ったとき、あの人の瞳にオバサンが映ってませんように。