国会ではTPPへの対応や、経済対策など国民生活に関わる重要な案件について
連日議論を続けている。
しかし、これだけ国会で一生懸命議論していながら(そう見えるだけかも知れないが)
国民の政治に対する信頼性は失せるばかりだ…。
何故か…。
それは、アベノミクス等で景気は着実に回復している変革の時だから、我慢が必要だと言われても
一向に肝心の国民生活が良くならない。むしろ生活実感としては厳しくなるばかり…。
高尚な議論や主張と、現実生活との乖離が政治への不信にも繋がっている。
確かに時には、国民に厳しい選択もしなければならないだろう・・・
しかし政治の役割は本来、国民の幸せ、国民の思いにかなう政治を行うことです。
身を切る改革と言いながら、実際身を切る姿勢は感じられない。
国会議員の定数削減先延ばしも一つの例だ…。いっこうに進まない。
消費増税や様々な施策についても改革より、国民への押しつけになり兼ねない取り組み。
言わんや、政治への信頼を損ねる政治家の不祥事も後を絶たない。
政治とカネの問題やプライベートな疑惑などが、連日マスコミを賑わせている。
これでは、信頼を回復する暇もなく、不信を極めるばかりだ。
国民の監視と政治に対する関心、そして、何より政治家自身の質と自覚に期待したい。
しかし我々国民の側にも当然問題はある。日頃から政治とどう向き合うかが大切だ。
選挙の時、どういう選挙行動をするのか。課題は多い…。
真に相応しい政治家は誰なのか・・・。望ましい政治とは一体何なのか・・・。
官民一体となって国難に立ち向かう姿勢が、国を興す源だと私は、信じている。
政治家のせいばかりには出来ない。
国民として、自分が為すべきことを果たしていくことが
今まさに問われていると言わなければならない。
照井