「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

市街地の元気を取り戻そう!

2016-10-17 17:41:46 | 日記

近年花巻市ではコンパクトシティーの考え方のもと、中心市街地の活性化について言及してきたが

新市長誕生以来、、あまり顕著な動きは見られない。

商店街や住民の期待感が大きかっただけに、いささか残念な気がする。

民間としての若干の動きはあるものの、市としての明確な構想までは見えてこない。

財政難の中、打つ手は限られてくるが、先を見据えた住民から期待感が持たれるような政策を示して欲しいものだ。

言い古された言葉ではあるが、先ずはビジョンを示すことが先決だ。

方向性が見えない取組みでは、官民一体となった取り組みは出来ず、成果も期待出来ないからだ。

現在中心市街は、シャッター街となり、人通りも少なく、活気がみられない。

祭やイベント、大会などで人が賑わう出来事がなければ、閑散としたものだ。

市の明確な政策のもと、商業者も今一度旧商店街の再生に取り組まなければなりません。

花巻の個性、特性を活かした商店街づくり。テーマ性のあるまちづくりが必要でしょう。

テーマ性、統一性のある商店街を創ることで、他市との差別化を図ることが望まれます。

テーマや財産はいろいろあるでしょう。しかし、私は予てより宮沢賢治が闊歩したであろう大正ロマンのまちづくりを提唱しています。

統一のとれた町並みを創出することで、町を歩く事自体が魅力となり、目的となるようなまちづくりをしたいと考えています。

魅力や訪れる理由があれば人はきっと集まってくると思うからです。

まず、中心市街地に住む場所と買い物が出来る場所がなければなりません。人が集わなければ活性化などあり得ません。

住居、アパート、マンションの住環境と最低限の買いまわりが出来る商店の配置が不可欠です。

これには、民間だけでは力不足です。官民一体となった取り組みが必要です。

その為には、政策の立案はもちろんですが、土地・建物の固定資産税の見直しなど税制措置も検討の余地はあると思います。

個性の一つとして花のある街も差別化の一例かと思います。もちろん中途半端では意味はありませんが・・・。

折角知名に「花」とあるのですから、これは大いなる個性です。花いっぱい運動は長年展開されていますが、まだ圧倒的ではありません。

今望まれているのは、圧倒的な個性です。どこにも負けない圧倒的な個性がなければなりません。

その為にも明確なビジョンのもと、統一性のとれたテーマ性のある街を形成したいものです。

また、日中だけでなく、夜の活性化も必要です。駅前の夜の銀河地球鉄道の壁画ももっと活かしたい。

双葉町などの飲食店街のあり方も商店や住民の方々との話し合いで夢ある方向性を導き出したいものです。

まちは、大人だけのものではありません。未来に羽ばたく子どもたちの意見も今後のまちづくりに反映させるべきです。

小・中・高・大・専門学校生など、あらゆる年代、分野の方々の意見を政策に反映させ、皆んなで輝く未来を築くことが重要です。

計画づくりばかりで、実効性が伴わず、絵に描いた餅にならないよう、計画の透明性が求められます。

今、どういうまちづくりが進められているのか、今、どの段階なのか、課題は何か。

行政はどこまでやり、市民は何が出来るのか・・・。

問題の共有化は図る事で足並みを揃え、市民の英知と勇気を結集していきたいものです。

問題を先送りせず、誰がいつまで何をするのか。計画の遂行の見える化が必要だと考えています。

照井