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照井
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1965年に開学した私大富士大学は、今年50周年を迎え、28日記念式典を開催した。
経済や経営分野に特化した教育を行い、これまで9000人を超える卒業生を輩出してきた。
地域に与える貢献は、顕著なものがあり、今後更なる発展が期待される。
しかし、地方私立大学の課題は多いといわなければならない。
何と言っても、少子化の影響による学生数の減少は顕著で
今後益々その傾向は進むとみられている。
50年後には、全人口の25%が減少すると言われる中、順調に大学進学率が伸びたとしても
学生数は、人口減少には追いつかないだろう。
そうなると当然のことながら、学生確保は大学にとって死活問題となるだろう。
今でも、全国の約50%の大学が定員を満たしていない。
地方大学は、それは更に深刻になっている。
国公立大学も改革に乗り出した。地方私立大学もうかうかしてはいられない。
制度の問題もあるが、先ずはそれぞれの大学の特性を如何に磨くかに掛かっていると思う。
その意味で、富士大学はどこまで個性を発揮出来ているのだろうか…。
単に一般的な経済、経営だけでは、差別化は図れない。
私は、予てから宮沢賢治の故郷という他には真似出来ない財産を活かし
文化芸術性を高めるべきと考えています。
新たな学部設置は容易ではないが、せめて専攻科目に賢治研究や
文化芸術分野の充実を図り、他との差別化を積極的に進めるべきと考えます。
また、地域との連携を強化し、土着性も教育の中に取り込む必要があります。
4年間が単なる腰掛けではなく、在学中から地域との関わりを強化し、卒業後の地元定着も進めなければなりません。
その為には、市と大学との関わりの在り方に明確なビジョンを描かなければならない。
そして、市民と大学、行政一丸となって学びの場を育てていく必要があるでしょう。
また、地方から国に対して大学改革への各種提言も積極的に行い
国全体の高等教育の在り方の国民的議論を喚起しなければなりません。
本来進学率や卒業後の就職率の議論ばかりではなく、大学そのものの在り方が問われているのです。
地方大学とはいえ、根本の議論、改革なくして、そのものの未来はないと思う。
照井