「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

『ユニバーサルデザインのまちづくり』

2014-04-25 22:47:50 | 日記
本日、アクセシブル花巻主催のユニバーサルデザインのまちづくり講座に参加して参りました。



『ユニバーサルデザイン』とは、1980年代にアメリカのノースカロライナ州立大学、ロナルド・メイス氏

によって唱えられた概念である。日本でもひと頃は『バリアフリー』と混同されがちだったが

昨今理解もだいぶ進んできたと感じています。

バリアフリーとの違いは、まずバリアフリーは、高齢者や障害を持った方が普通の生活を送る上で支障となる

バリアを取り除き、対応すると言う考え方なのに対して、ユニバーサルデザインは、

高齢者や障害者のみならず性別、年齢、人種、国籍などを問わず、

全ての人が使い易い製品や建物、空間をデザインのことを言います。

バリアフリーが高齢者や障害者を対象としているのが前提になりがちですが、

ユニバーサルデザインは、対象範囲がバリアフリーより広く、

あらゆる人を対象とし、全ての人が住みよいまちを目指しています。

ユニバーサルデザインの7つの原則とは、

1.誰でも使えて手に入れることが出来る(公平性)

2.柔軟に使用出来る(自由度)

3.使い方が簡単に分かる(単純性)

4.使う人に必要な情報が簡単に伝わる(分かりやすさ)

5.間違えても重大な結果にならない(安全性)

6.少ない力で効率的に、楽に使える(省体力)

7.使う時に適当な広さがある(スペースの確保)



人に優しいまちづくりの観点から、今後更に注目される分野になることでしょう。

人を取り巻く様々な環境において、これまで使えなかった人が使えるようになり

今まで使えた人は、さらに使い易くなるデザインを指します。

多機能トイレやノンステップバス、段差の解消など、みんなが満足し、使い易い環境が作られていきます。

特にも都市の重要な要素である公共施設や公共空間は、基本的に全ての人に対して開かれたものであるべきで

新しい都市づくりの概念として、急速に浸透していくと思われます。

今後先進国や国内の先進地事例を検証し、花巻のまちづくりにも活かして参りたいと考えております。

照井