「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

「蘇れ東北、負けるな岩手!」

2012-03-11 18:08:47 | 日記
 1万9000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から1年・・・。

今日3月11日、釜石市主催の釜石市東日本大震災犠牲者追悼式が、釜石高校体育館を会場に営まれた。

 私も、亡くなった友人や多くの犠牲者のご冥福を祈るため、式典に参列して参りました。



14時46分、ちょうど一年前の震災の時刻の時報が刻まれると、会場の全員で1分間の黙祷が捧げられた。

さすがに、胸を打つものがあり、目頭があつくなってしまった・・・。

式辞のあと、今回の被害状況と今後に向けた決意が述べられた。



 式典の前、少し時間があったので、市内を歩いてみたが、

瓦礫は撤去され、町並みは整理されてきたものの

傷跡は、まだ深いと感じました。

「心の瓦礫が取れない・・・」と言った、友人の一言が、とても印象的だった。

 また、この日をひとつの区切りとしたいと言う反面

とても区切りには出来ないと言う方もいた・・・。

地元の方々の複雑な思いが交錯している。



 駅前には、去年の12月31日に復興の鐘が、復興の風プロジェクトによって設置されている。

この鎮魂の鐘の前には、犠牲者の霊を慰めようと、長い列ができていた。




 12時を過ぎた頃、駅から大勢の若者が大きなダンボール箱を掲げて駅前広場に現れた。

仙台から来たボランティアだった。

 震災から1年の今日、地元や全国のボランティアも思い思いのイベントを組んで、この日を迎えている。




息の長い支援活動、本当に全国の方々のご協力に感謝したいと思いました。


そして

 それ以上に驚いたのが、帰り際の、沿道の看板

これをみてビックリしました。



100メートル間隔で何枚もの看板が・・・。

地元の方々の支援者に対する感謝の気持ちと、将来への誓い・・・・そんな言葉が綴られていた。

 こんなところにも、被災者や支援者の絆や結いの心を感じました。

震災は、とても悲しく辛い出来事でしたが

人々の暖かい心の通い合いを感じた瞬間でもありました。

「蘇れ東北、負けるな岩手・・・。」


 式典終了後、鎮魂と復興の願いを胸に、釜石の地をあとにしました。

これからも一緒にがんばりましょう

また、来ます

ありがとう、釜石・・・

そして、ありがとう、みんな・・・


本当に、来て良かった・・・。


照井