先日、花巻市大沢温泉にて
花巻市議会観光議員連盟主催の「観光情報交換会」が
市内、温泉郷旅館組合の皆様との懇談会として開催された。
3.11以降被災地はもとより
直接大きな被害が無かった内陸部の旅館や観光施設も
大打撃を受け、一時は開店休業の悲惨な状況となった。
確かに内陸部は、沿岸部に比べれば
被害は限定的なものであったものの
俗に言う、風評被害に見舞われ、経済的には甚大な影響が出てしまった。
営業停止、休業、リストラ、自宅待機や採用見送りなど
各方面に大きな影を落とした。
これらの事態を受け、
業者はもとより官民一体の懸命の努力により、
ここに来て、やっと内陸部においては
一定の成果が上がり、震災前の平常の状態に近づきつつあるようだ。
そんな中開催された今回の研修会では、
来年JR6社が一丸となって展開する
「ディスティネーションキャンペーン(DC)」の概要説明と
今後の取り組みが紹介され
その課題と展望について、行政、業者との協力のあり方について
活発な意見交換が交わされた。
これは、来年JR6社が集中的に岩手にお客様を送客しようとする
JRと地域の一大キャンペーンである。
ある一定の条件のもと、JRの選考によって
開催地が決まるもので岩手県としては、2度目の機会である。
この絶好の機会を逃がすわけにはいかない
数年の準備期間を経て進めてきた同キャンペーンも
今後より一層JR、行政、業者、市民などの連携を強化し
万全の体制で臨まなければならないが
正直まだまだ
課題や問題点も多いようだ・・・。
全国から多くのお客様を迎えるためには
一部の関係者だけが、必死になっても仕方ない。
地域全体で遠来のお客様を迎え入れるという体制づくりを
早急に整備する必要があるだろう。
照井