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日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

小川耕太郎∞百合子社のH.Pを更新。「新商品のバナー」製作現場から

2010年10月26日 23時51分16秒 | 仕事_製作編
山SUN通信は色校正のみになり、ようやく通常業務に入りました。
娘はこの日を楽しみに待っており、
前から娘と約束していました
「お仕事が忙しいの終わったら、逆上がりの練習一緒にやろうね」
ということで明日から仕事が終わったら鉄棒の練習です。




でも、よく考えてみると
山SUN通信が配布されるのが11月末。
それまでにH.Pを更新しないと。
その他、新商品などの細かい作業が山積み。
「お母さんのうそつき」といわれないように(私の両親は共働きでしたので、小さい頃よく親にいっていました。この台詞
今日もバタバタ仕事をしていました。



新商品の中で特に力を入れているのが「技シリーズ」。今日はバナーの製作をしていました。


▲人間国宝 岩野市兵衛さんが漉く 越前生漉奉書のバナー




▲目立て職人 長勝さんのノコギリのバナー


▲長勝さんがお薦めするチップソーのバナー
今日、主人にチップソーの写真とりをしていました。その後主人は、銀行へいくついでに
早速、尾鷲プレカット協同組合へチップソーをもち、営業へいきました。




▲樹齢115年生の三重県杉 +自然乾燥の梁桁材のバナー
主人の話によると、これだけの長さをまっすぐ製材できる人はそういないそうです。
確かに製材屋さんの表情をみるだけで、凄みを感じます。




▲「技シリーズ」並べるとこんな感じになります。渋いですよね。個人的にこんなのが好みです。
 小さい頃から絵の先生に「男っぽい、大胆な絵を描くね」といわれていました。どこかそんな気性があるのだろうか?




今回の山SUN通信では生活雑貨も7年ぶりに一新します。
そこでバナーも変えました。

▲生活雑貨のバナーを全部並べるとこんな感じ。
 こちらは柔らかい印象をイメージしています。自分でいうのも変せすが、こんな生活雑貨に囲まれて生活したらステキ!と夢みがちですが
 現実の私は、PC机の上に洗濯干しハンガーが置いてあり、洗濯物をたたむついでにブログを更新しています。
 でも、女性なら暮らしの夢くらい楽しみたいですよね。

生活雑貨は女性スタッフや友人に実際に試してもらい、商品をセレクトしています。
スタッフの倉本は勘が働く人なので、雑貨のセレクトは彼女を中心に決めてもらいました。
実際に使ってみると良い商品ばかりですよ!
私は手袋の「赤」を狙っています。残念ながらこの商品大人気でメーカも品薄。小川社も在庫が少ないので我慢しています。

またスキンケアは社内や社内の家族には大好評です。今では、小川社の女性スタッフが皆このスキンケアを使っています。
安全性にはかなりこだわっているのに、毎日続けやすい価格です。
蜜ロウワックスを製造していますので、なんとなく原料をみると価格が見えてきます。
(化粧品も塗料も作り方が似ているので)そう考えるとかなり安いように思う。
メーカさんも情熱的でステキですよ。
このメーカはお試しサイズが充実していますので、初めての人でも試しやすいかと思います。



生活雑貨の使った感想などは、しばらくの間はこのブログで紹介しようと思っています。



このブログのバナーも変えました。下地は岩野さんの奉書です。

▲バナーのサイズが小さいので奉書の質感はでませんが、自己満足しています。

小川耕太郎∞百合子社のお客様は工務店さんや設計士さん大工さんが中心です。
お客様が「読んでみたいなぁ」と思いたくなるようなビジュアルを心がけています。



11月下旬にUPを予定しています。是非ご覧ください。


校正で表れる其々の個性。

2010年10月08日 23時58分09秒 | 仕事_製作編
9月30日より、小川社に新しいスタッフが入社しました。
丁度、山SUN通信の締め切りが追い込みだったので
彼にも校正をお願いしました。


色々な人に校正を依頼して
改めて「校正は、結構その人の個性がでてくるなぁ」と思いました。




私が主人の文章を構成(レイアウト)するときは
できるだけ主人の「勢い」や「無骨」をストレートにだすようにしています。

私が思うに、主人は
「喧嘩を売って、人を触発させるくらいの勢いで、世の中の価値を変えてやる」
と思って仕事をしているのかな?と思わせるところあります。
世の中を何か変えたいと思っている人は
たいてい、ワンマンなところがあり「こだわりと我がままは紙一重」的な
ギリギリのラインにいる人が多いように思います。


言葉もストレートパンチになるように
息遣い的な表現には校正しません。
どちちらかというと、その部分を強調するような書体を使います。
多分、自分自信も駆け引きとかが苦手なので
ストレートに集中して物事をこなすタイプに
惹かれる面もあるのだと思います。




でも客観的にみると、盲目的な印象もあり
一部校正をかけるだけ頁全体の懐が深くなります。
それに気がつかせてくれたのが
新しく入社した漂々とした彼でした。
結構、細かいニュアンスまでみる人です。
彼の「校正」にはとても刺激を受けています。





前回の山SUN通信も製作が終盤にかかる頃も
スタッフのUさんが入り、山SUN通信に一部校正をかけてくれ
文章全体に落ち着きがでてとてもわかりやすくなりました。
彼女の功績はとても大きいと思いました。
彼女は抽象的なニュアンスを説明するのが上手です。



校正をしずぎると、息づかいが弱くなることもありますが
目的は「わかりやすいさ、読みやすさ」によって「日本の山林に興味を抱いていただく」ことですから
校正に色々な人が入るのはとても勉強になります。
会社にとっても刺激になるように思います。
本当は私が最終的にその校正をみてトータル的に判断すると良いのですが
今の自分はアップアップなので
そこまでの余裕がありません。
年を重ねたら少し余裕がでるのだろうか?




話は変わりますが、今回の山SUN通信は
スタッフのKさんも商品セレクトに参加してくれたので
Kさんが大切にしている価値感も頁に入れて構成(レイアウト)しています。
彼女は皮膚感覚で物事を考える女性なので
これも自分にとっては刺激になりまう。



新しい人が入ると、社内の空気が変わりとても新鮮です。
「人の力は大きい」と改めて感じる今日この頃です。




人も入ったし、売り上げもUPしないと!
まわすのが大変になりますがこれも現実。
現実に対応しながら仕事をこなすのが、なによりも一番勉強になります。

ドラえもん学習シリーズ その2

2010年09月26日 21時59分35秒 | 仕事_製作編
先日のブログの続きです。


著者の若林先生は、作文コンクールの審査員をされ
経験したお話によると
全国公募作品に応募された「良い作文」といわれる作品は、
なぜか皆全国同じ言い回しだったそうです。


なぜなら「うまく書こう」
「文章の展開を考えてから書こう」などから
入ってしまうと
形ばかりにとらわれ

「何を描写したいのか」
「何に感動したのか」が薄れてしまいがちだからだそうです。



そこで
「作文には100点がない。」
「感動したことから先にかけ!」
「文法、接続詞、文の構成は気にするな」
という指導をしたところ
其々の児童が非常に面白い視点をもち、
その視点を描くことに楽しさを見出したそうです。



そして最後に、出来た作文をコピーして
いつも目に行くところにおきます。
気が向いたとき、読み直すと
「文法、接続詞、文の構成などは自ら組み立てられる」
ようになったそうです。





若林先生のお話を読み
子どもが描く絵でも同じことが言えると思いました。
上手な絵を描くことにとらわれると、何に感動したのか
何を発見したのか?判らない絵になってしまいます。
美術の授業を受けみんな画家になるわけでありませんので
絵を通して「観察」し「発見」「イメージを画像化する」ほうが
社会にでたとき、とても役立ちます。



また、社会人になっても企画書を書くと
なぜか文が硬くなり、
魅力を感じない企画書になってしまう話はよく聞きます。
社会人になると、
100点をとる作文よりも、
惹きつける作文をトレーニングしていまいと
社会に出たとき大きく差がつくそうです。
(もちろん文法、接続詞、構成はとても大切です!)




というわけで
42歳になって「ドラえもん学習シリーズ」で勉強しています。

ドラえもん学習シリーズ すらすら作文がかける

2010年09月24日 23時29分30秒 | 仕事_製作編
この本すごく良かったです。




今回の山SUN通信は新商品がとても多い。
通信は広告ではないので、頁に入れ込む情報量は多く
でもできるだけ画像もいれ、読みやすくしたい。

しかし、考える時間が長くなり
手が動かなくなってしまいます。

今の自分の環境を考えると
①私は文章が下手・・・・・・。
②新商品はまだ商品として詰める作業があり、構成途中で内容が変更することが多い。
③また、一般に男性なら残業してやれば、夜11時くらいまでで終わる仕事でも
 女性の場合、毎日の家事、子どもとのコミュニケーション時間はあり。
④商品撮影、編集、構成、頁割他
 全部一人。そのため商品撮影のためのスタイリングの時間かなり費やす
(商品をキレイに魅せるための空間や小物の掃除、自然光によるライティング)


たとえ、夜なべしても製作時間はかなり限られています。
そこで「すらすら文が書ける方法はないか!」
探してみると、小学生一年生から対象の作文のみの通信教育などもありましたが
通信教育は続いたためしがないので×



ありました、ありました!
娘の絵本を借りに図書館へいくとありました!
文が下手な私でもできることが。
このドラえもんシリーズの本はトイレでもカンタンに読め
しかも小学生低学年を対象なので非常に的が絞ってられています。
(つまり、そこまで自分には文章力がないってことですが。




結論からいうと
文法、句読点、接続詞など気にしない。とにかく感動した部分だけ書く。


下手でも常に書く


これだけです。そこで今回の山SUN通信からは
できるだけ毎日ブログでウォーミングウップすれば
スラスラかけるのではないか!と考え
スポーツでいえば準備体操の時間を入れました。


やってみると、結構良かったです。
そして時々この本を参考書までに時々トイレで読む
確かにウォーミングアップするとスラスラかけます。



ちなみに娘は
ちびまる子ちゃんシリーズの「ことわざ」がお気に入り。
ことわざの意味を現代の生活に置き換え
導入口を4コマ漫画で説明しています。



ブログにはカテゴリーがあるので
あとで頁構成するときに非常に便利ですよ
この方法は、私にあったのか珍しくちょっと続いています

「話は通じないもの」からスタートすると観えてくるかも?~キャラクターの役割~

2010年07月30日 22時00分00秒 | 仕事_製作編
PIEブックスからキャラクターデザインの本が出版されています。

▲成功するキャラクターデザインの法則




この仕事をはじめ、いつも思うことがあります。それは
「20の話の中で1つでも頭に入ってくれれば大成功。」
「話は人に通じないもの」
というスタート地点から物事を考えた方が
うまくいくケースが多いのです。
例えでいえば夫婦も同じです。



そこで、キャラクターの役割が重要になります!




話が少しそれます。
2002年、まだ蜜ロウワックスのような自然塗料が浸透されてないころの
お話をさせていただきます。
当初、ワックスに含まれる化学物質に敏感反応する児童の親御さんから
小川社へ相談の電話が多かった。たいていの相談は
「子どもがワックスの揮発成分に反応しているのですが、学校との話し合いがうまくいかずどうすればいいのか悩んでいます」
といったような内容です。
しかし、まだ学校の先生方もシックハウスやシックスクールについて
さほど知識がない時代でした。
そこで、私たちは、まず学校の先生方にもこの商品をご理解いただこう!と
蜜ロウワックスの紙芝居をつくりました。
もちろん、ワックスを塗る前に紙芝居を読み
塗布作業をはじめるためです。





不思議と人間は、商品の背景がわかると
商品の長所も欠点も理解してくれるのです。
(絵は親友の麻理ちゃんが土の絵の具で描きました。文は私、小川百合子です。)


▲紙芝居のひとコマ



紙芝居 山と農家とミツバチ
▲ベビーみつばち。主人はこの絵をTシャツにプリントしています。(営業用)




蜜ロウワックスは、安全第一に製造しています。
そのため乾燥剤や揮発剤がまったく入っていませんので
塗りすぎたりすると、極端に乾きが遅くなります。


販売当初は「いつまでも乾かない」と多くのクレームを頂き
クレーム対応で、遠いところですと確か岡山県まで
現場を見に行きました。
クレーム対応はすべて主人です。




当初2人で一ヶ月の給料が8万円でしたのでこれは泣けました。
いったいこの先交通費にいくらかかるんだろう
今考えると、いくらお金がかかっても現場へ見に行った主人の判断はすごかった。
私だったら目先のお金の心配ばかりして、
そこまで思い切ったことができないと思います。
現場へ見にいけば、クレームのケースがわかります。
結局、クレームの大半は塗りすぎでした。





「何でなんだろう?どうして説明書をよんでくれないのだろう。
そうだ!工事現場へいったら何かヒントがあるかもしれない」
とにかく朝夕、近所の建築現場に毎日通いました。
そこで発見しました!
職人さんは漫画だったら休憩時間でも読んでいるのです!
しかも日中かなりキツイ労働した後でも漫画は読んでいます。
つまり疲れていてもちゃんと内容が頭に入っているのです。
「説明書を読んでくれないのでなく、読みたくないのか!」
と気がつかせてくれました。





そこで、思い切って説明書を漫画化しました。
この14年間で漫画も3回リニュアールしています。
その効果もあり、今では塗りすぎによるクレームが少なくなりました。



▲ワックスの説明をアナウンスするハニーちゃん




話が変わりますが
最近、子どもに付き合い、サンリオのH.Pをよくみます。
昔の自分だったらもっとも否定していたデザインです。(笑)
しかし、よく見るとかなり計算されたキャラクターデザイン。
そういえば自分も小学生の頃、
サンリオキャラクターの筆箱を買ってもらうのが嬉しかったなぁ(笑)




特にキティーちゃんは時代時代でちょづつ変化し
イメージカラーと背景色の配色もかなり変えています。
キティーちゃん30週年、ムービー。をみるとよくわかります。





自分の好き嫌いの物差しや価値感だけでなく、
何でもみようとした方が勉強になりますね。
職人さんと娘のお陰かもしれません。





そうそう近い内に、子ども用蜜ロウワックスキッドをつくり
玩具売り場に「蜜ロウワックス+国産の積み木」を商品化したいです。
そのころには絵を描いてくれた麻理チャンも
子どもも少し大きくなって
また仕事を再開しているかもしれない!
ただの玩具ではなく、山林を育てるまでのお話も絵本にしたいと考えています。
5年後には実現できるのだろうか?
まだまだ子どもに手がかかる毎日かも知れませんが
それもまた良し。
子どもを対象にし、説明できるということは
すごいレベルですから子育てで実力をつけてみせます。