今、木材防護保持剤
ウッドロングエコのカタログを改定するにあたり
資料収集しています。
この塗料、一番使われているのが「ウッド・デッキ」です。
ウッドデッキには憧れるけど
日本の湿度を考えると、かなり工夫を重ね調湿環境を考慮しないと
長持ちは難しいかもしれません。
でもウッドデッキは楽しみたいし、庭も楽しみたいですよね。
そこで、今日は施工の面ではなく植栽計画の部分でお話します。
私自身は草木をいじるのは好きですが
ガーデニングをするほど、こマメではありません。
でも植栽の無い家は嫌だという我がままタイプ。
植栽は家の通風を考えて植えないと
かえって湿気がたまり
デッキだけでなく家にとっては良くないこともあります。
こまめに枝を払うといいのですが・・・・なかなか
ガーデナーの方に怒られそうですが
これならお忙しい方でも植栽を楽しめる!施主様の参考例をご紹介します。
▲玄関までのアプローチに低木の木が置いています。じつはコレ、花壇になっており鉢ごととおいています。
常緑樹なので葉が落ちにくいのでデッキのお手入れも楽です
家にかかる大きな木は多分、落葉樹なのでデッキに落ちた落ち葉はこまめに掃除しないいけませんが
デッキに腰をかけゆったり樹木を楽しめそうです。
▲D.I.Yでつくられた木製ポスト兼アプローチ
ここの家は小さな植木鉢を置いて楽しまれています。長い濡れ縁を歩いた先に4畳ほどのウッドデッキがあります。
デッキもD.I,Yでつくったとか。後々修繕しやすそうなデッキです。
また、砂利を引いたスペースが駐車場になっているのですが
ところどころに砂利ではなくレンガを植え込んでいます。土色に近いためか?
ナチュラルな印象を与えてくれます。駐車場に車が入ってないときは
駐車場スペースがちょっとした庭に感じてしまいす。これも施主様のアイディアです。
▲学生時代の友人の家 忙しい中でも緑を楽しむ
夫婦共稼ぎのお家。かなりお忙しいご夫妻。
よくみると駐車場までは大きなタイルとタイルの隙間は砂利をつめ
玄関に向かうところは隙間は芝生に。
玄関と奥に高木の樹木が植えられています。初夏には緑が楽しめるようになっています。
▲デッキにプランターが入るようにデッキに穴をあけています。
ポットのままプランターにいれて即席寄植えが楽しめます。時々プランターごと移動し、通風をとります。
(土ごとプランターにいれると、重くなりので移動しにくい上、湿度もたまりやすい)
▲建築事務所。木もちeーデッキと外壁使用。
玄関先は湿度がたまりにくいように、鉢で植栽を楽しまれています。
メインの樹木はライトアップできます。
▲思い切って陽があたらないところに低木専用の花壇をつくる。
ガーデニングはしたいけど、陽の当たるスペースは洗濯物と布団も干せるウッドデッキにしたい!
ならば日陰に植栽を。低木なら、枝払いも楽です。日陰でも育ちやすい和花を中心に植えました。
ほとんどが以前借家で植えていた庭木を引っこ抜き移植した植物です。
草刈と枝うち以外はほとんど手入れがいりません。
日陰を好む植栽って結構強いですよね。肥料もほとんどあげてませんよ。
ざっと並べてみました。全く手入れがいらないわけではありませんが
植栽のお手入れが軽減でき、ウッドデッキとも共存できそうな植栽計画を並べてみました。
庭に植栽があると、枝払いをした際に
生け花やフラワーアレンジメントも楽しめます。
そんな時はインドア・グリーンをお薦め。
我が家の場合、ズボラな私には華やかな花は手がかかるので、
フラワーアレンジメントはできません。
でもこんな感じで活けると緑が楽しめます。
正月用に買った松+庭木の枝打ちした枝+シダ(紀州の照葉樹林のイメージ)
生け花を習った方にはNGだとは思いますが・・・・・
紀州は照葉樹林(うばめがしなど樫系の樹木、葉が肉厚の常緑樹)が多いのでこんな感じもありかな?駄目か?
花屋で売っている松は、葉が開いていないので活けると姿がキレイ。少し葉が開いてきましたが、2ヶ月近くもつと思います。
葉が開いた松を改めて活け直してもと面白いかもしれません。
▲拾って、もらって楽しむ
これは近所で枝打ちをしていたお宅から一枝もらいました。
花瓶はゴミの日に拾ってきたものです。
直接ウッドデッキに植木鉢を置かないことが長持ちの秘訣です。
できればデッキを作る前にあらかじめ植栽計画を考えると良いかと思います。
枝打ちした花も部屋に飾ると空間が変わるので
楽しみのひとつにすると、枝打ちも苦じゃないかもしれません。
忙しい方のグリーンライフ参考になれば幸いです。
せっかくつくったウッドデッキライフとグリーンライフをお楽しみください。
余談ですが・・・・・
個人的に生け花でお薦めの作家は「川瀬敏郎さん」です。
雑誌太陽でも特集されています。
活けた花を写真をみるだけでも、楽しめます。