昨日、三重県文化会館で中高一貫教育、起業家を育てる教育などで有名な品川女学園の学園長 漆 紫穂子さんの講演がありました。
ここでは起業家育成教育など独自のプログラムを導入しており
中高生が様々な企業とコラボをし商品開発及びサービス開発などをしています。
数々のプロジェクトの中で、品川女学園の生徒達が取り組んだ社会貢献「
カンボジアに学校を建設する」などが有名です。
サンリオとコラボし、3年間かけて寄付金を募り学校を建設する資金を集めたそうです。
もちろん、大企業だけでなく地域の商店のディスプレーや商品開発、
商店の街並みの清掃プロジェクト、ごみ30%削減プロジェクトなど
街の大人と一緒になって街を楽しくしていく、そして取り組んでいる本人たちも
葛藤しながらも楽しんでつくっているんだろうなと思わせるデザインが魅力でした。
若い人ならではの柔軟な考え方、飛びぬけた遊び心、ひたむきな情熱にはビックリ
若い人を支える大人たちも、凄い
この学園では「
28プロジェクト」
進路指導というプロジェクトがあります。
なぜ28歳?
女性の場合、出産の機会があり、仕事と家庭を両立させようとするとき、
仕事から離れなければならない時期がありますよね。
私は高齢出産でしたが、自営業の私でさえ、出産後の仕事復帰は本当に大変でした。
日本の第一子出産退職率は約7割にもなると言われるのがよーくわかりました。
私の場合、自営業なので仕事を辞めるという選択は、無理でしたが
辞めれるものだったら辞めたいとおもっていた時期もありました。
この学園では、専門性の高い職業を視野に専門職大学院などへの進学をめざした学習指導や
コミュニケーション能力の育成、国際舞台での基礎スキルとなる英語能力の向上などに力を入れ、
しっかりとした将来のビジョンを持って行動できる女性を育てることを目標としているそうです。
講演用のプレゼン資料の中でみた
中高校生のプレゼン能力にも驚かされました。
会社組織に頼るのではなく
中高生達が、自ら仕事をつくる姿勢に更に驚きました。
なにより真面目というより
好奇心旺盛という雰囲気が良かったです
私が中高校生の頃は
ひたすら遊んでいましたが・・・・・
田舎は「Uターンしても仕事がない」という理由で
UターンやIターンが少なく、年々人口が減少しています。
しかし、そんな状況の中でも尾鷲商工会議所さんが取り組む
長期実践型インターシッププログラムのように様々な取組を実践し、東紀州地域に興味を抱く若者もでてきています。
今回の講演は、時代の流れを実感しました。
これからは「自分で仕事をつくる」という教育や発想が必要なんだろうな