日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

工場は生きている

2012年03月29日 01時32分46秒 | 仕事_長勝鋸

この絵本は70の工場を紹介しています!

経済記者とイラストレーターが、造船・鉄鋼から灘の酒、そろばん、砕石場まで、

阪神大震災からの復興を果たした兵庫のものづくりの現場を歩いて描いたそうです。

人目を驚かせるダイナミックな光景や、職人業を極める人間像に迫る素敵な本です。





長勝鋸を通して、知り合いになれた大工さんのブログで紹介されていた絵本です。

実は私も長勝チップソーの製作をキッカケに

刃物メーカの社長さんや鋸研ぎ職人の長津勝一さんとお話させていただくようになり

「工場は生きている!」「生きているからこそ、新しい技術が生まれる!」と思うようになりました。

職人さんはシャイで無愛想なところもありますが、お話しさせていただくと本当に興味深い話ばかり!楽しい!



世界を相手にコスト競争をする時代ですが

製作部門を全て海外へ回したら

日本は滅びていくのではないかと思っています。

手で思考する。身体を使って考えるた工程を経て商品化されたものは

やはり説得力があります。

ものづくりは図面だけで考えると、発想が小さくなってしまいます。

日本人は目茶目茶丁寧だったから日本製が評価され発展してきたんだと思います。

下手に労働条件だけピックアップされ、労働がきつい割りには給料が安い。など

全ての労働を時間い当てはめ考えるのはどうだろうか?と思うことがあります。

ものづくりは手間も労力もかかりますが

だから楽しいという価値や評価もあっていいのではないでしょうか。




日本でこんな本がでて嬉しいです。

頑張れニッポン!頑張れ小川耕太郎∞百合子社


▲本日、長勝チップソーのH.PをUPしました。是非、ご覧下さい。

音読カード~読み・書き・そろばん~

2012年03月28日 06時12分03秒 | 子育て
娘が作文の通信教育をはじめ
今日から、短い文章を一日15回ほど一週間同じ文を繰り返し音読しています。
昔から「読み書きそろばん」と言われていますが
幼少の頃の私は、絵とミニバスケットと実験ごっこばかりやっていたので
国語力が身についていません。





ということで44歳になった今!
私も娘に習って一日10回を目指し音読をしています。
娘にとっては、まだ音読は時間がかかるので
私としても
その間、仕事ができるから助かります
なんせ、生後8ヶ月から保育園に通った娘にとっても母親の私にとっても
はじめての春休みです。
理想は、ゆったり野山を歩いたり、工作するはずでしたが
新商品蜜ロウピカルン(仮)カタログ&H.Pの締め切りが刻々と迫り
それどころじゃありません。
一人娘なので、家に遊び相手がいません。
過疎化の町なので、近所に子どもが少ないのもあるけど・・・・
車で保育園のお友達の家まで送迎していたら
私も仕事になりません





そこで娘をのせて作ってもらった「がんばり音読カード」
表が娘で裏が私です。
勝気な娘は私には、負けたくないのでたくさん音読を繰り返しています。
何日続くかわからないけど・・・とりあえず今日は押入れに立てこもり愚図つくこともありましたが
なんとか仕事ができました。



意外と音読って馬鹿に出来ないですよ~。
声を出して読むと
なんとなく文法がわかってくる。
これって自分も一年生程度の国語力ということなんでしょうか?
まぁ、それも良し。
少しでも国語力ができれば、仕事のペースも少しは早くなるだろうか?
でも私はこれからの時代は
「国語力」「ビジュアル力」「デザイン力(物事を組み立てる考え方)」「科学力(発見する力)」になるだろうと勝手に予測しています。



実家の父はいつも私には「これからは感性時代だ!」といい、幼少の頃から絵とエレクトーンはずっと習わせてくれましたので
今更かもしれませんが、
44歳から「読み」を始めようと思います。
私がはじめると、娘もやる気マンマンなので
相乗効果になるだろうか?
一年後には、私の書いた文章を娘が添削したら・・・ちょっとショックだな。まぁいっか。

コレ一本でジージの部屋をお掃除&ワックス~ミストデワックス~

2012年03月27日 17時40分15秒 | 仕事_製作編
今日は新商品ミストデワックスのカタログ製作のための写真撮影をしました。


向かった場所は、自宅から徒歩10分で到着するお爺ちゃんのいる老人介護施設です。

お爺ちゃんの個室をお掃除しました。

今日は、ワックスがけというよりはお掃除目的。

日頃から施設の係りの方がきれいにしてくれますが

介護関係はとにかく忙しいのでなかなか細かいところまでは難しいかと思います。

それに、やはり孫がお爺ちゃんの個室を掃除してくれると嬉しいようです。


▲ハードタイプのクッションフロアー(床)、ポータブルトイレ

トイレの汚れはひと吹きでスッキリ!

床の汚れも簡単におちました。


▲その他、収納家具、ベッド、手すりなどを掃除しました。


▲お父さんとおじいちゃんの話の間にはいって掃除しています。



娘は昨日保育園を卒園し、今日からはじめての春休み。

仕事をしている私の机に座り「暇~」と文句いっていたので

「結ちゃんもお父さんのお仕事手伝う?」

といい新商品のモデルになってくれました。

ジージとババーに褒められ、得意気です。




ミストデワックスはカンタンに汚れが落ち、とても喜ばれるので

娘にとっては、大好きなお爺ちゃんとお婆ちゃんとのコミュニケーション道具のようです。

孫にお掃除習慣をつけさせるなら、安心安全な「ミストデワックス)」オススメです。



一枚板の魅力

2012年03月23日 12時12分25秒 | お仕事
午前中病院の待ち時間にcafeでコーヒーを飲んでいたら

偶然、築80年の自宅をリフォームしてくれた(私達は[実験台の家]と呼んでいます)大工さんにお会いました。

「その節はお世話になりました。リフォームの時に、手間がかかって大変だったと思いますが、お陰様で凄く暮らしやすいです。ありがとうございます」

と挨拶をしたところ

「わしらも楽しかった。今はほとんど無いからな
 ~規格品の建材を使わないで建てるなんて。勉強にもなったわぁ。色々な木を加工できたし。」

といってくれました。



[実験台の家]では

小川耕太郎∞百合子社の商品をふんだんに使うこと(木もちeーデッキ、外壁・蜜ロウワックス)

+丸太や原板から製材し加工して建具等をつくって頂など

「木をコーディネートして使って頂く。」などがご提案できるようになりたいと思いリフォームしました。





木もちeデッキ木もちeー外壁などは、

自然素材である地域材を使って商品化たものですが

基本的にはある程度の規格に沿って、製材して加工したものが納品されます。

自然素材でも納期が確実で、ある程度の量で発送できることは

現代の工事現場では、重要ことだと考えています。




しかし、丸太や原板は違います。ひとつひとつ個別に製材するところから始めなくてはなりません。

丸京建設さんの工場にいって製材現場を見学させていただいたり

製材した材を建具屋さんは、出来るだけ無駄がでないように板を取ってくれました


また玄関ドアを製作していただいた幾何楽堂さんも

採寸から始まり、小川社の倉庫へいき板を選び、3作品のドアを作ってくれました。

呑気といえば呑気な家づくりだと思いますが

この作業を見学させていただき、はじめて一枚板の面白さを知りました。




形も大きさも木材の種類も全く違うものを、一個一個作り上げる工程は

最近では珍しくなりました。(ちょっと昔は当たり前でしたが)

わざわざ遠いところまで小川耕太郎∞百合子社へ出向き

一枚板をご購入されるお客様をみていると、

なぜか板との出会いがあるように感じるのです。

主人の仕入れも同様だと思います。

今日あった板は次には無いのです。(一点ものですから当たり前だけど)

その中で何を購入するか決断するかによって、一枚板ショップの面白さがあるように思います。





なんでこんな話になったかというと

幾何楽堂さんから届いた写真。1000年杉を使ってオマージュを製作されています
 なんだか木つくり手人が共鳴しているようにみえませんか?私はこの写真をみて感動しました。


最初に主人がこの板を買い付けたときは、正直???でした。

▲原板 


考えようによっては、こういう売り方は、

ココだけしかない!となる可能性があります。


まぁあくまでもメインではなくサブ的な小川耕太郎∞百合子社の隠れ家商品ですが。


小川社の一枚板倉庫にあったナラ材をご購入され、テーブルをつくられたお客様

たしかに手間はかかりますが、

木材から選ぶと家具が出来上がるまで楽しみですよね。







一枚板に興味のある方はコチラをご覧下さい。 蜜ロウワックス日記



小川耕太郎∞百合子社のクローズドマーケット”一枚板ショップ”

2012年03月22日 13時29分06秒 | お仕事
昨日、幾何楽堂さんのパートナー朋ちゃんから

先日、小川耕太郎∞百合子社でお買い上げいただいた1000年杉を使ったオマージュの写真が届きました


▲主人(小川耕太郎)が仕入れた1000年杉



▲長勝さんがセレクトした彫刻刀&長勝鋸を使い製作しています。



▲オマージュ作品


素晴らしい!幾何楽堂さんの創作力+長勝さんの眼力

家族を褒めるのは恐縮ですが、木を仕入れる主人の眼力。







でも残念ながら主人は木を仕入れた時点で満足してしまい

一枚板ショップは道楽商売に近くなっています

朝飯前にネットを更新すればいいだけの話なのに

写真撮影やコメントを書くことに関しては

かなり腰が重いの人なのです



こんだけ凄い板を仕入れ、在庫しているんだったら

さっさと撮影して一枚板ネットショップを更新してもらいたいと思いませんか?

私が男でフォークリフトが使えたら

倉庫へいって撮影したい。

さっさと写真を撮って

一枚板セレクトショップを魅力的なショップとして運営したい!と生意気なことを思っています。





でも現実に戻って考えてみると・・・・・

フォークリフトは運転できない

木についてのコメントはかけない・・・・・

やはり、ご主人様をを動かす技を習得するしかないところですがこれが一番難しい。

でも道楽商売だから、面白いお客様達が小川耕太郎∞百合子社まで買い来て下さるのかも?

ものすごいクローズドマーケット(閉鎖的なマーケット)なのです。

でもこんなマーケットは確実に赤字になりますよね。

貧乏性の私には耐えられない世界です




お電話でご予約していただきましたら

主人の出張以外でしたら、倉庫の中の一枚板をご覧いただけます。

どうぞ、お気軽に小川耕太郎∞百合子社までお電話ください。

宜しくお願いします。