日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

与えられた環境を最大限生かす。

2012年10月30日 09時51分35秒 | お仕事
私は、ほぼ日刊イトイ新聞(糸井重里さんのweb)のファンで毎日サイトを読んでいます
私が高校生の頃は、NHK教育テレビ「YOU」(糸井重里さんと日比野克彦さんが司会をしていた番組)が流行った時代です。
そのせいか、糸井さんの言葉はいつも気になっています。


昨日のほぼ日刊イトイ新聞より~

~さまざまな成功の理由に、
 「それまで負けていたから」ということがあります。
 『NHKスペシャル』で2回にわたって放送した
 「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」
 という番組のなかで、
 国内市場や先進国への輸出に行き詰まった日本の企業が、
 新興国に市場を求めようとしたとき、
 すでにそこは韓国などのメーカーで埋まっていた
 という内容がありました。~中略~

 つまりは、「いま現在のいい場所」に、
 居場所をもらえなかったものが、
 次の時代のメジャーになっているんです。

~中略~
  弱いものには、空いてる場所しか与えられないんです。
  でもね、その開拓地で「できることをしよう」です!

            ~終~



考えてみると、ヒットしている商品は、
ショーケースに置いてもらえなかったものが多い。
糸井さんのお話では
かってビールは飲み屋への納品が主流
酒屋さんでケースで購入し、家庭の冷蔵庫と食品庫で保管(家庭消費が主流)
酒屋さんからコンビニで1本単位で購入するのが主流。冷蔵庫の在庫が切れたら購入するというスタイル。
(我が家は時代と逆行し一升瓶をケース買いしていますが



なるほど

小川社の蜜ロウワックスを販売した時は、
最初から、ホームセンターなどは扱っていただけないだろうな~
とある意味あきらめというよりも
そんな所に置いてもらえるなんて、考えてもいなかったという方が事実です。

「それなら社名はわかりやすい方がいい!」
早速、スーパーを散策し、社名を考えた結果
野菜に夫婦の名前が書いてあったのをみて
「これだ!」ということになり
(もちろん社名ですので、コンセプトはありますが・・・・)
小川耕太郎∞百合子社という社名が候補にあがりました。




そして・・・・蜜ロウワックスは、自然食ショップ、東急ハンズ、
地域の工務店さん方が取り扱ってくださいました。
それでも取り扱い店が少ないため
宅急便という方法でお客様の元へお届けするスタイルで販売しました。
そのため、時間帯届けは絶対です。
午前中までにご注文いただければ翌日納品!
当時「アスクルさん」でも過疎化の地域の場合は「明後日にくる」時代だったので
エコ塗料で翌日納品という対応は評判を呼びました。
(売り上げは別として
しかし大雨が降ると、すぐ通行止めになる尾鷲では、
なかなか翌日対応の発送が大変で、朝起きると天気予報を見るのが日課で
無理な場合が予測される場合は、お客様に天候状況をお伝えしていました。



広告は地域の第一次産業の輪をテーマにしたものを打ち出していました。
当時としては何の広告??って感じでした。
とにかく田舎で暮らし、田舎で仕事をしている目線からの情報発信を目指していました。
どうもエコというと・・・・都会の方の目線のように思え
リアリティーを感じなかったので
そういう広告を打っただけですが。
今考えると、夫婦が元旦以外休み無く働いて二人で月8万円という給料だったので
そんなときに広告を打つなんて無謀以外なにもありません。

でもお陰様で、この広告をみた雑誌社さんからの取材が多く
とても狭い世界ではありますが、蜜ロウワックスや小川耕太郎∞百合子社の
知名度はあがりました



そう考えると・・・・
「弱いものは、空いているところを開拓していくチャンスがある」
これってすごいラッキーなことじゃないかな?
それぞれの与えられた環境の中で
最大公約数をだせるように努力することって、
生きる原点です。
植物の世界もよーく観察すると
与えられた環境ですごく工夫し
生き抜いています。
私が話すと、猿でもわかる商い理論のようですが
できない理由をあげるより
できることを努力すれば、それぞれの道が用意されているように思います。



大変長い文章に
お付き合い頂きありがとうございました





AKB と ダウンタウンブギブギバンドとシーナ&ロケット~おしゃべりと無駄を楽しむ~

2012年10月26日 11時59分55秒 | 仕事_製作編
今日は、始発電車で主人を送ったあと 娘を学校へ送り、その後・・・Yさんに自宅のPCのメンテナンスにきていただきました。

いつ会ってもYさんは話すたびに「凄いな~この人」と思います。

Yさんは、話の話題がとてつもなく広く、

お客様が何に対して興味をもっているのか

一瞬の内に探るのが凄い

PCのメンテ中は、コンピューターの話だけでなく・・・・

政治、ロック、経済、クラシック、AKB、古典文学、日本文学~世界の文学、ジャパネット高田まで・・・

話が飛ぶけどどれも共通項がある。

どうしてこんなに話題が豊富なのかな~と思う。

そのうえ、難しい話もカンタンに誰にでもわかるように話してくれます





Yさんの情報の源は、新聞(デジタルも含む)と本だそうです。

Y「池上彰さんをテレビでみるでしょ。

 何でこの人は子どもでも経済の話に興味を持っていけるのか?と興味を持つと

 まずは、本を読んでみる。池上さんの本を読めば読むほど凄い勉強しているんだよな~ってよくわかる。」


「うんうん。わかりやすいって難しいよね。私はいつも仕事でそこが苦労するの。

 今朝、主人を駅まで送って、帰りは娘も乗っていたからAKBの曲をかけたんだよね。
 
 AKBの歌詞ってスーッと入ってくるけど

 よく聴くと、どこにも無い表現なんだよね。それなのに思春期の男の子の気持ちがストレートに描かれているような~」


Y「あれ、全部 秋元さんでしょ」

「そうそう。やっぱどこか違うよね」


~AKB48 カチューシャより~


~中略~
 
砂浜は

君に似て

思い通りに歩けないよ

寄せる波

避ける波

2人の足跡

消されてしまった

確かなものなど

何も欲しくもないよ

無邪気な君と

来年も

海にこられたら~略~




Y「歌とメロディーを切り離して聴くとよくわかるよね。

 ロックでもただ叫んでいるだけか、メッセージがあるかって。10年経っても時代を超えても生き残っている人って、やっぱなんかあるもんね」

「そうそう」

Y「ダウンタウンブギブギバンドとか、今聴いても面白いもん。山口百恵のプレーバックなんて「馬鹿にしないでよ」のフレーズの前に2秒ほど曲を切るじゃない。

 あの遊び感覚すごいよね。アレで「馬鹿にしないでよ」が余計心に残るんだよな~」


「そっか、そっか。歌詞を検索して歌詞だけ読み直してみようかな~」



 


 「最近、糸井さんの日刊イトイをまた読み始めたけど・・・・ラフにみせて相手に考えさせる間が凄いな~と思って・・・・

 自分の仕事を振り返ると・・・・う~ん~と思いはじめ・・・・・・何か自分を変えないとな~って。」






山SUN通信の仕事が終わり・・・・時間が経ったので、改めて読むと・・・・う~ん・・・・と自分の仕事を考えさせられた。

時間の中ではいっぱい頑張ったけど・・・・なにか「成長と遊び」が感じられない。

そんな悶々としたものを感じ。。。。



高校時代にはまったシーナー&ロケットを、(シーナ&ロケットの歌詞は若い時代の糸井さんが書いていることが多い)

聞き直してみた。やっぱり良かった。

糸井さんは、年を重ねても、言葉で人を感覚で動かす力が凄い!

今度は、改めた気持ちで web日刊イトイ新聞を読んだら、

糸井さんは谷川俊一郎さんが好きだと書いてあったから

本棚から、谷川俊一郎さんの「問う言葉答える言葉」を取り出し・・・・読み直してみた。






自分に対して冷静になり、余裕がでてきたのか?

今日は、Yさんの話を楽しみながら集中して聴くことができ、なんだかとても勉強になった。

私は色々な人と話す時間が少ないよな~と反省。久々に人とゆっくり話したような気がした。

私は、どちらかというと・・・・・こもって作業するほうが得意なうえ

忙しさにかこつけて、そこに位置に偏っていたかも

もっとおしゃべりと無駄を楽しもう





まぁ今の自分に無い物を求めてもしょうがない。

淡々と仕事をするしかないか

Yさん楽しい時をありがとう。

さっ!木もちeーデッキのH.Pサイトのリニュアル案を練ろう






チャンスの女神には前髪しかない

2012年10月24日 13時44分56秒 | お仕事




*****チャンスの女神には前髪しかない******
家業の製材所の倒産から、今の仕事をスタートした主人は
何にもないどころか超マイナスから出発でした。
そんな主人の行動スタイルは「チャンスの女神には前髪しかない」



意味
~一瞬にして目の前を走り抜ける "チャンス(好機の時)" を捕まえるには前髪をつかむしかない。
 通り過ぎた後を追いかけても、後ろ髪が無いので捕まえられない。~




この言葉って・・・・一体何百回聞いただろうか?
未だにこの言葉のまま動く主人を、ある意味尊敬しています。



ということで、新商品 蜜ロウミストデワックスが商品化したので
主人の名刺の裏の内容が変わりました。
省スペースの中のレイアウトだから
ちょっとした線の太さで変わってしまう。
こういうのって、真面目に考えると奥が深い
デザインセンスは二の次として・・・
名刺から意気込みだけでも伝わるだろうか??


今回は、小川社の商品のカテゴリーを意識して
レイアウトしてみたけど・・・・
小さな仕事でも、
ただキレイなだけの仕事ではなく
その中から想いを伝えるとなると
コンセプトが重要になってくるように思う。
ある意味、毎回名刺を刷るたびに考える機会があるから、いいのかな~。
こういう作業を無駄な時間といっていると
小川社では通用しないかも






スローフード~食品の保存方法~

2012年10月22日 09時46分36秒 | 暮らし




先週末は、さわやかな秋晴れでしたね。

温暖な尾鷲でも朝晩は冷え込むようになりました。

先週末、ソラマメとグリーンピースの種とチューリップの球根を植え

我家の菜園も、次の季節(春の準備)をしました。




娘にとっては、はじめての種まき。

昨日、菜園をみると・・・・アレ?蒔いた種や球根が土からでていました。

「あのね~これじゃぁ、土をかぶせるの量が少なすぎるよ~。これから寒くなるんだから・・・・土をかぶせないと種や球根だって寒いよ~」

「なんで????」

「土の中は、夏は涼しく、冬は温かいからね。昔は冷蔵庫が無かったから、土の中で保管した野菜もあるんだよ。

フク(愛犬)だって、暑いときは土を掘って土の上に座っているでしょ」

「土って涼しいから、フクは土を掘ってから座るの????」

「そうだよ。なぜか冬は温かいしね」

「ふ~ん」



考えてみれば・・・・私は新興住宅街で育ったけど、土の中のことなんて・・・いつ覚えたのかな~

思い返してみると、山口の祖母の家だったり・・・・昔話を読んでもらったりして記憶として情報がのこっていたかも。

我家のように・・・田舎に住んでいても、

「冷蔵庫」を利用してたら・・・・子どもにとったらそんな食物の保管情報はインプットできないかもな~。

(軒下に玉葱を干すとか、涼しい納戸に南瓜を保存するとか。)

隣の家も2軒隣の家も玉葱を軒先に干しているけど・・・・親が話さなければ・・・・子どもにとっては見えないのかも知れません






そういえば、非電化工房の科学者藤村さんは非電化冷蔵庫という商品だったけな?

あの商品は、第3世界ではとてもありがたいと思われたそうです。

世界中の規模でみると、電力が通っている国の方が少ないそうです。

先進国は自国の冷蔵庫を売り、電力工事をして発展途上国と先進国の経済を発展させようと思いがちですが。

今よりもう少し保存できる非電化式の冷蔵庫を!

という観点で道具を普及させる価値感はとても重要だそうです。




考えてみれば・・・・電力がない時代

長期保存として生み出された技術がたくさんあります。

醗酵食品(漬物、チーズ、酒、納豆、生ハムなど)や天日乾燥(ドライフルーツ、切り干し大根、ドライトマトのようなもの)燻製(魚炙り、ハム、ベーコンなど)土などの保存方法が発達したんだろな~。

そんなことも少しづつ話していかないとな~。


またまた話は飛びますが・・・

昨日、主人はディスカントショップで購入した馬鹿でかいバーベキュー道具に初めて火入れをしました。

「さぁ!ハムもどきをつくろう!!」と意気込んでいます。

・・・・来月はバーベキューパーティーを企画しています。

そっか!こういう話は主人に任せよ!

まずは父と娘でハムもどきを挑戦でもして、食品の保存方法について会話できればと思います。

小川社らしい商品一覧とは?

2012年10月18日 06時19分11秒 | 仕事_製作編
時代の変化にあわせ・・・小川社のH.Pを少しづつリニューアルしよう!と決めたまでは良かったですが・・・・

やはり結構大変でした考えて行動しないのが私の良さであり、欠点でもあります。


考えてみれば、自分は超過疎化の町に住んでいて・・・・流行というものが全く無く暮らす毎日。

まして本来の私は、超アナログ人間なのです。




今回は小川社の商品一覧のサイトをリニューアルする予定。

其々の商品から各商品のサイトへリンクしたり、買い物サイトにリンクしたり・・・・・

ネットショップで購入できない木材関係はお見積もりサイトへリンク。

長勝鋸や市兵衛さんの奉書のように手作りによる商品は、よほどのことがない限り返品が受けられないので

対面風サイトへリンクしたり・・・・・。色々考えました。

一応、色々なサイトにリンクできるようにさせていただきましたが

やはり電話でのご注文、ご質問が一番良い様な気がします

お客様の声って言葉にできない部分もキャッチできるけど・・・・・PC入力はなかなか・・・そこまでの間合いはまだまだ。

でもでも営業時間にお電話をいただけない方もいらっしゃるので、ちょっと現代風に頑張りました。





今日はとりあえず、建材のみ入力しました。気がついたら朝の6時です






締め切りの時間が刻々と迫っているのに・・・・・

うん!各商品の商品哲学サイトへのリンクは良いのだろうか?と思い悩んでいます。

一般に文字が多いと買い物をしたくなくなるのが常。しかしこの15年間・・・小川社は間逆を進んできました。

小川社は「ご説明して、ご購入していただく」ことにはかなりこだわってきました。

そして商品ができるまでの背景や環境に対する関わり方も!

話はそれますが・・・・小川社の総合カタログ 山SUN通信は

今でこそフルカラー印刷ですが・・・・

7年前までは白黒印刷、更にその前はコピー機でコピーしていました

それでもお客様がコピーした山SUN通信をご自身でコピーし、他のお客様に渡していただたのです。

今でいうと・・・・facebookのシェアですねありがたい限りです




そう思うと・・・・文字が多くなっても・・・・各商品それぞれ・・・・環境に関するサイトへリンクしたい。

う~ん。