日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

今年もお世話になりました。

2010年12月28日 16時44分41秒 | お仕事
昨年、ひょんなことから親戚から築60年の家を譲り受け
「実験台の家」と称して、小川耕太郎∞百合子社の自社製品をふんだんに使い
リフォームをいたしました。


それがキッカケで今年度は、自分の仕事は
「木もちeーデッキ」「木もちeー外壁」「蜜ロウワックス」の製品カタログもリニューアルしました。
そのカタログを基に建築建材展でも全パネルをリニューアルしました。
お陰様で全商品売り上げを伸ばすことができ
皆様に心より感謝を申し上げます。


後半は山SUN通信の製作を中心に仕事をさせていただきました。
会社設立12年目にして、
設立当初に掲げた「国産材を無駄なく使う仕組み」という目標の第一歩が踏むことができました。



来年は、新商品 国産木製ブラインド「こかげ」・「長勝さんの鋸」・「越前生漉き奉書」のホームページ製作をはじめたいと思います。
ホームページという媒体でどこまで表現できるかわかりませんが
「技術の素晴らしさ」を皆様にお届けできるよう
工夫を重ねたいと思います。




また、私生活ではボチボチですが「子どもお絵かきクラブ」もでき、とても充実した一年でした。


今年もお世話になりました。
良い年をお迎えくださいませ。

ノコギリの考え方を変えた、長勝さんがつくるノコギリ。

2010年12月15日 14時25分51秒 | 仕事_長勝鋸

小川社では、今年12月より長勝さんのノコギリを取り扱うようになりました。
出会いとは不思議なもので、はじめて主人が目立て職人の長勝さんを尋ねたときに
小川社をはじめ最初の頃のお客様と久しぶりの対面をしたそうです。
つまり長勝さんのノコギリのお客様でもあったのです。
縁の繋がりってすごいですね。



一度、長勝さんのノコギリを使うと
なんでこんなにスーッと切れるのだろうか?
なぜ?素人でも木口がキレイに仕上がるのだろうか?など
その評価は、国内に限らず、海外でも絶賛。
フランスでは国から招待され、チェコでは企業から招待され、同国の職人さんに指導されています。
(残念ながら日本では一部の方しか知られていませんが・・・・・)




長勝さんの資料を読み、聞き、調べるほど
「なるほど!考え方の根本から変えたから、こんなに切れる鋸ができたんだ!」と日々驚くことばかり。
長い時間をかけて腕を磨きあげた方は、スケールが違います。




~長勝さんのインタビューより一部省略して引用~

ノコギリは漢字で「鋸」と書きます。
鋸のギザギザの部分を「鋸の歯」と書きます。

「鋸の歯ではなく、鋸の刃の方が適切ではないか」
鋸は刃物であり、一般にその歯を研ぐことを「目立て」というのです。
いつもまにか「歯→目」に変わっているのです。
そのことに気がつかないのが変な話では無いでしょうか。



紀元前、サメの歯を並べて鋸にしたという説がありますから、
鋸業界及び木工に携わる人たちも
とがった先に引っ掛けひきむしるという考え方から抜けきれないのかもしれません。
が、今は21世紀です。

        ~~~

確かに日本の一般的な鋸は、引く形態の鋸。
元々薄くできていて引っ張るときにピンとのび、
真っ直ぐ切れるます。主人がいうには
切れるよいうより引き裂く感覚に使いそうです。
だから、引くと、木材ごともちあがるため、
力で材料を押さえる必要性があります。

海外の鋸を調べてみると、重く押して切る形態の鋸。
­ 打って鍛えてある金属を使っているので、まず曲がらないそうです。
 でも日本人は繊細な切れ味はを求めますよね。民族的に


長勝さんの鋸は、そっと押して切りという刃型に直し
その刃型を「長勝式」といわれるようなものを考え出されました。


左右の鋸の刃、つまり小刀のように研いだ左右の刃で
 木材の繊維を両脇でカットしながら切り進み切断します。

だから挽くときに抵抗が少なく挽け

切り口もすべすべして光沢があるのです!





話が脱線しますが、昔「料理の鉄人」だったかな?
そこでも日本料理で使う、刃物の使い方にフランス人が感銘していたシーンが記憶にあります。
同じようなことがいえますよね。




長勝式鋸の結果は上場。ヨーロッパには広く伝えられています。
日本も国を挙げて技術者を大切にしていけば、素晴らしい国になるのになぁ。
自分にできることは、この技術をH.P上わかりやすく公開できるよう
正月休みに主人と娘にこの鋸で木材を切ってもらい、
カメラとビデオで撮影して、再構築後、編集しようと考えています。
「がんばれ!日本(笑)
「がんばれ!技術
国がやらないなら小川社がやってみせます。
(ちょっと松岡修三入っている?)



みなさん!H.P製作後、お知らせしますので、是非ご意見をお聞かせください。
宜しくお願いします。


続く

~予告~
色々な実験を通して、物事の根本から積み重ねて考えるという習慣を、身に着けた長勝さんの小学校時代。

長勝さん鋸。体験談
<体験談1>長勝さんのノコギリ、一目瞭然の切れ味
<体験談2>鋸でケヤキを切る。広葉樹専用の鋸





保育園さんが小川社の3大商品を使ってくれました。

2010年12月15日 00時15分59秒 | 仕事_木もちeーデッキ、外壁
心身ともにのびのび育つ教育方針を掲げるたんぽぽ保育園様
そんな方針が建物にも現れています。


木もちeーデッキを使ってくれました。縁台の延長のようなウッドデッキが印象的。机がデッキにでていますが、ここでなにして遊ぶのかな?
 お絵かきだろうか。ちなみに娘は冬でもデッキでお絵かきや塗り絵、粘土を楽しんでいます。青空のもとで描くのも楽しいでしょうね。



▲小川社の紀州産蜜ロウワックス仕上げの内装材を使用。体育館なのでしょうか?
 園児たちの座っている椅子もユニーク


▲給食室。



▲外壁も木もちeー外壁で施工されています。保護者からは絶賛と???両方の声があるそうです。
 でも自然な感じで良いですよね。


ここ6年の間、全国の保育園から蜜ロウワックスをはじめ、デッキ、外壁などのご注文を頂くことが多くなりました。
ここの保育園では食育にも力をいれており
日々の散歩でみつけた山菜や園児たちが育てた野菜をメニューに組みいれることもあるようです。


最近、のびのび子育てというのでしょうか?独自のカリキュラムを組んだ保育園が多くなったような気がします。
多分、小川社の商品を購入される保育園様はそういった人が集まりやすいのかも。
小川社の仕事をしていると、仕事柄そういった情報ばかり飛び交いますが
現実にはごく一部なんだろうと思います。




話が変わりますが、
先週末、土曜日には石川県から尾鷲市三木里町まで見学にこられた設計士さん。
数多くの保育園の設計を手がけているそうです。
保育園の外壁には、断熱材の変わりに間伐材45mmの板をいれているとか。
園内にも国産材をふんだんに使われているそうです。
明るくエネルギッシュな設計士さんでした。

日曜日には伊賀市から親子で三木里まで見学にこられました。
木もちeー外壁をみたいということで、ここまで来ていただけるのですからありがたいことです。
一番嬉しかったのが中学生息子さんが木もちeー外壁を気に入ってくださったことです。
正直ビックリしました。

最初はごく一部でも日本全国にこういった思考の方々が点々としているのでしょうね。
 



見学希望の方が増えありがたい限りですが
忙しさを理由にこまめに掃除をしないため
週末一揆掃除で腰が立たなくなりました。
ギックリ腰にならず本当に良かったです。
高齢出産のだから娘はまだ4歳。あと20年は頑張らなくては
まずは運動をして自分自身に体力をつけ
会社も20年継続できるように粘り強く生きたいと思います。




もみじ市と手紙舎と古本屋

2010年12月11日 00時33分07秒 | 暮らし
以前から気になっていた「もみじ市

もみじ市とは料理家、音楽家、陶芸家、布作家、農家、写真家、イラストレーター、エッセイスト、カフェなど
さまざまな“ものづくりびと”が集い、青空の下2日間だけの大人の文化祭のような市です。



もみじ市のH.Pの作り方もステキです。
ユーチューブを上手く取り入れています。8mmカメラのような映像が面白い!


個人的に面白いなと思う作品が
キャンドル作家のnoriがつくる羊のキャンドル


これは作品?というくらい心地よい本棚にこだわる
古本屋さんのモダンクラシックさんが好きです。
モダンクラシックさんの映像をみると
東京にあるお気に入りの本屋を思い出します。
高校時代は西武デパートの本屋。当時はアートブックは高くて購入できなかったので
立ち読みで暗記するように読んでいました。
あとは六本木にあったWEVE5階だっかたな?
赤坂にある本屋もアート系が多かった。当時高校生だった私は片道1時間半かけて本屋へいきました。
スタンダードなところでは神田の古本屋街。
冬休みだったかな?学生時代は古本屋外の近くの食堂でバイトをしていました。
神田にある喫茶店(今はcafeといいますが、やはり神田は喫茶店といった感じです)も
ステキな店が多かった。
あとは東京杉並区西荻窪にある古本屋と喫茶店もよく通いました。
西荻の街並みが大好きで学校から自転車で通えたので、3年ほど住んでいました。
本と喫茶店(今はcafe)は繋がっていますね。



話がそれてしまった。「もみじ市」っていったいどんな人が企画しているんだろう?
と調べてみたら
手紙舎という会社。
ここのH.PもYOUチューブを上手に組み込んだレイアウトでした。
面白いエッセイもあり。




自分的にはエッセイといえば、雑誌「暮らしの手帳」と作家の幸田文さんが好きです。
「生活と風土と社会」がリンクされた感覚が好きです。
ブログのタイトル「日々、暮らしの中で考える」も
そんなところからきたタイトルです。



モダンクラシックさんの映像をみていたら
無為に本屋に通っていた学生時代を思い出し
街並みの空気の匂いまで蘇りました。






年末年始のお知らせ

2010年12月10日 08時53分36秒 | お仕事
年末年始の休業日のご案内

いつもお世話になっております。
本年も格別のお引き立てを贈り、心より厚く御礼申し上げます。

さて、誠に勝手ながら年末年始の休業日を下記の通りとさせていただきます。
休業中はご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。


休業期間:平成22年12月30日(木)ー平成23年1月5日(水)

は営業日になります。

12/29(水)の午前中までに頂いたご注文→12/29(水)に発送致します。

12/29(水)午後にご注文→1/6(木)の発送になります。

デッキ材、外壁材などの木材は佐川急便でのお届けです。
 特注品は、通常より納期まで日数がかかる場合がございます



蜜ロウワックスなどその他の商品はクロネコヤマト便でのお届けになります。
年末年始は、配送の混雑が予想されます。
時間指定サービスにもご到着のお時間が生じることもございますのでご了承ください。
年内納品ご希望の方は、お早めにご注文をお願いします。