奈良・佛教大学通信 奈良!奈良!いつもは京都

奈良大通信卒業後佛教大通信へ。日本史を学ぶOLD大学生の記録です。

霧散した不良物質

2019-11-27 21:26:00 | 日記
度重なるふくらはぎ負傷から2カ月。慎重な、欲求不満のなかの根治治療に心掛け、本日、再稼働。運動しないと、体も心も悪くしそうだった。
2時間それなりに練習して異常なし。



練習後、時間がたつと、腰が痛い、肩が痛い。ふくらはぎ以外の足も痛い。

しかし、コートでボールを打てて、何という幸せ。余計なことどもは、何もかも空の彼方に消えていってしまった。

スランプのなかのレポートづくり

2019-11-19 16:55:00 | 佛教大レポート・試験
進まぬ先の杖。などと意味不明なフレーズが浮かんでくる。
テキスト科目のレポートで、奈良時代の政争をまとめているが、政治闘争の要素を、あれもこれもと考えていると、とても3,200字程度におさまりそうもない。
そもそも、奈良時代はいつ始まったかについても、大きく3つの考え方があるうえ、政争の大元を天武・持統と設定すれば、飛鳥時代に遡る。薄く、厚く含めなければならない。
何とか書き始め、やっと長屋王を殺した。桓武即位まで、まだまだ何人にも無実の罪を着せ、殺し、左遷しなければならない。

本読みするのに、図書館は静かそうで賑やかなので好きになれない。雰囲気に人の気配が漂っているのが気になる。
晩秋の午後は結構暖かいので、2階のベランダだかテラスだかに机と椅子を持ち込んでみると、いい調子になる。



枯葉がまだ残っていた。
緑は一応見えるし、



空は青く、青く、遠く



ビールが欲しいな

枯葉を片付けよう





2019正倉院展へ

2019-11-08 12:45:00 | 日記

京都から近鉄奈良までの特急は満席で、奈良公園を歩く人も多い。



平日の昼食時を狙って国立博物館に行ったところ、入場30分待ちの状態だった。




館内も混み合っていたが、展示室入口で係員が、「順路はありませんので・・」と言っている。その通りに、観たいと思う展示物に近づいていくと、時間はかかるが、ほぼ最前列で鑑賞することができる。
金銀平文琴の文様の美しさ、聖武天皇から東大寺大仏へ献納された袈裟の華麗な色合。
大仏開眼会に参列した聖武天皇、光明皇后、孝謙天皇が着したとされる冠は、鎌倉時代に破損があり、残欠が伝えられている。
千二百年を超える過去の中で、光明皇后は、皇位をめぐる皇族・有力氏族同士の生涯続く争いから逃れることもできず、どのような思いと表情で開眼会に臨まれていたのであろうか。
井上靖の小説にも書かれた漆胡樽は、シルクロードを旅するための、駱駝に乗せるいわば水筒。工芸品として作られたものらしく、新品に見えるほど。
展示品すべての感想は書けない。
 
展示室を出ると屋外にお茶席があった。








展示会場は混雑しているが、意外なことにお茶席は落ち着いていた。ゆったり座って景色を眺めながら抹茶。ずっとここに居たいと思う。
図録と実用の漆器を買った。それと、何処にでもあるので集めるようになったマグネット。
 

紫檀金鈿柄柄香炉(古代の仏前仏具)
 
同時期には、興福寺の北円堂、南円堂も開いている。


南円堂に入ったことはなかった。




不空羂索観音の豪華な冠、それと同様に稠密な光背を観て、北円堂へ


北円堂内は左回りに回ることになっている。無著さまと視線が合い、歩くほどについてくる。
 
近鉄奈良駅から国立博物館の往復、興福寺に立ち寄っただけながら、随分と歩いた。