奈良・佛教大学通信 奈良!奈良!いつもは京都

奈良大通信卒業後佛教大通信へ。日本史を学ぶOLD大学生の記録です。

スクーリングのキャンセル

2017-01-30 23:47:32 | 日記

 お家の事情で、2月に申し込んでいたスクーリングをキャンセルしました。残念だなぁ。嫡男だから仕方ないけれど(たいした家ではない)、このうえは今出しているレポートが合格したあかつきには、もはや地方試験もないので、おひなさまの翌日の土曜日、休日に一泊あるいは日帰りででも、奈良公園の神鹿さまに150円の鹿せんべいを奉納するついでに、科目修得試験を受験しに奈良に詣でることにしませう。残念だなぁ。

 このひょうきんな雪だるまは、高校生だった娘の秀作で、サモトラケのニケに匹敵するかのような動的な表現は後世に残すべきと思い写したものです(親なんとか)。娘は、今、大阪で元気にあきんど(上人ではなく商人)をしております。

 


立ち止まってみる

2017-01-21 14:05:37 | 奈良大 経過

 文化財学演習 Ⅱ の合格通知が届きました。これで初年度取得単位は32単位(修得試験20単位、スクーリング12単位)で、卒業に必要な単位数の過半数を確保したことになります。

 しかし、なのです。僭越な言い方になるかもしれませんが、このまま単位取得のための学習を進めていると、卒業できても最小限のものしか身につかないで終わってしまいそうに思います。スクーリングも充実しており、興味の対象も広がりましたが、それもそのままになっています。ただし、レポート作成や試験のための勉強、スクーリング、そして自主的な史跡歩きでこれまでに得たものは、過小評価できないとも感じています。自身の話題が広がってきている、あるいは人や物への見方が変わってきていると、ひょっこり思うことがあります。

 就職を前提とした10代、20代の大学生活よりは選択肢が広いところを、有効に考えていこうと思います。

 【白川郷回顧】 すこし古いですが、旅行した時の写真をアップします。

 高山の「キッチン飛騨」の飛騨牛ステーキはとろけるように美味しかった。金沢行きの列車発車時刻のことで相談すると、そのように対応してくれたり、ソフトで笑顔な対応にしびれてしまいました。今もあのままかなぁ。また、行ってみたい。


東洋史特殊講義レポート作成

2017-01-17 15:46:49 | 奈良大 東洋史特殊講義

 東洋史特殊講義のレポートを書き上げた。

 設題は、

  中国の10世紀から14世紀前半までの社会文化について、次の1,2の点に留意して、具体的な項目を複数挙げて述べなさい。

   1.唐宋間の変化   2.異民族による中国支配

 具体的な項目を選定するだけでも、テキストの「宋元時代の社会と文化」を相当読み込むことが必要 (この科目に限らないが)。しかも字数制限3,200字(±10%)内にまとめなければならない。最後は削りに削って3,482字(最大の制限字数3,520字)になりました。

 最近2科目の試験結果が、合格はしているものの点数が伸びていない。重要項目を外して答案を作成していたのかもしれないが、それ以外に、設題に対する解答に限るところを、このところ、あれもこれもと盛り込む傾向がついて、言語明瞭・趣旨不明瞭に陥っていたように思われる。問われてもいないことをいくら書いても点数にはならず、わかっているのだか、わかっていないのだか、とにかく整理がついておらず、未成熟と判定されてもやむを得ない。レポートや答案の構成方法には具体的に触れないけれども、何を書くのか、書いたのか、容易にわかってもらえるように作れば、自分も書きやすいはず。というこで、今回のレポートはそのように書いたつもりなのだけれども、返却を待ってまた考えてみたい。レポートはもう一晩熟成させてから、読み直して送信するつもりです。

 レポートが宇宙に飛び出し、迷子にならないよう。


西洋史概論試験と宝くじの結果

2017-01-14 11:41:21 | 奈良大 西洋史概論

 西洋史概論の科目修得試験、かろうじて合格。これまでの中で最低点でした。この科目、レポート時点からかなり苦戦していたけれども、試験においても、答案のまとまりがいまひとつだったように思うので、仕方ない。しかし、論点を外していたのならば大問題。納得のいく答案を作らなければ。試験対策中に、京都に遊びに行ったりしたからなぁ。結局のところ、講評が付いているわけではないので・・なぁにがわるいのか今もわからない~ だれのせいなのか今もわからない ♬ 私のせいなのははっきりしているなぁ。

 新春宝くじ。年末ジャンボではなく、地味な西日本宝くじ。1万円当たり。バラ30枚6,000円の出資で、賞金総額10.600円。純収益、濡れ手に粟の4,600円。快挙である。

 それはそれとして、2月のスクーリング。仏教考古学と文化財学購読 Ⅱ を申し込んでいるが、お家の事情で参加できるかどうか、極めて微妙になってきている。スクーリングの常連さんに置いていかれそう。残念なことにならなければいいのだけれど。

 

春を待つ、梅としだれ桜(後方)。

 奈良の神鹿さんに会いたい 

                 (京都・高山寺の神鹿)


美術史特殊講義スクーリング

2017-01-06 23:03:18 | 奈良大 スクーリング

 昨年10月に始めたこのブログ。美術史特殊講義は、それ以前の平成28年8月5~7日に受講したスクーリングです。

 初日は、美術史とは?美術品とは?で始まる、メインが法隆寺と中宮寺の美術についての講義。2日目の見学の予習的内容です。

 2日目は見学。午前中は「大和文華館」。鉄斎コレクションを、学芸員さんの説明を聴き、観ます。最終日に感想文を提出するため、どの作品について書くか考えながら展示室を回ります。鉄斎の作品のいくつかは、友人からの贈り物への礼状に添えたスケッチで、篤実な人柄が感じられました。一方で、晩年の作品には、息子の死によるものか、孤高な作風が胸を突きます。孤高で、孤独ではあるが、孤立はしていない、と主張しているようでした(個人の感想)。

 午後からは、法隆寺(西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍)と中宮寺を回ります。前日配布、当日用の資料は手間のかかった素晴らしい資料でした。しかし、ここでトラブルが起こります。夏。たった数時間の外回りで軽い脱水症状らしきものが起こってしまいました。ペットボトルの水を持っていましたが、熱されていて、とても飲めるようなものではなく。足もつってしまうし。夏の学外学習には、水筒、扇子、昼ご飯を持ち歩くならば保冷パックに保冷剤が必携です。両寺は初めてではなく、なんとか超高速で見て回り、自動販売機のある休憩所でしばらく休んでいました。梅雨時期の考古学特殊講義で2日半外歩きしても平気だったので、油断していたのでしょうか。

 3日目は、「信貴山縁起絵巻」、「春日権現験記絵」の講義。S先生の読み下しは、極めてわかりやすく頭に入ってくるものでした。縁起による社会風刺などの面白さと信仰の在り方。人物画もその立場にある人の人間性がそのまま写されているようでした。