この科目、単位取得できたものの、教科書を読み始めてから1年以上要したので思い入れが深い。
試験での問いは令の注釈についてでした。教科書では請事、起請に関するものだけだったので、日本史辞典で律令法令の体系を調べて答案冒頭に入れ、結論として、律令制下では迅速な裁下施行体制があったとしました。他にも正倉院文書に関する問題では、『正倉院文書の世界』(中公新書)から引用して答案作成しましたが、この問題が当たっていたらどうだったかは不明。文献史学の基礎的問題が並んでいたのでしょうが、初めて触る分野で慣れるだけでもかなりの時間を要しました。
卒論を進めなければならないのですが、また基本資料に戻ったりしており、ペースが落ちまくっています。やる気スイッチを早めに入れねばなぁ。