市からコロナ対策用として、各自治会に10万円の補助金が出ている。

ここは400世帯程度の自治会。マスクなどの買物に行きづらい高齢者、日々マスクが必須の学童とその通学を見守るボランティアの方々、資源ゴミ等集積所当番など、弱者や自治会活動が頻繁な役の人を対象に使うことで進めている。
各所に希望の物品をあらかじめ聞き取る。こちらがこれが良いだろうと持って行っても、アベノマスクの二の舞いになるのが目に見えるからで、物によっては予算を言って自ら調達してもらい、領収書を受け取る。
全ての役や人に物が配られるわけではないので、理屈づけや根回しがいるし、苦情が出た場合の言い訳ではなく、対応もあらかじめ用意しておく必要はある。
自治会は前時代的な、鬱陶しいだけのものと思われていたり(閉鎖的・定例的なことばかりしていると、本当にそうなるが)、個別に複雑なものもあるので、正直なところ自治会のPRにしたいとも考えている。それは災害時に、自治会のネットワークで避難・物資要請などの情報がフェイストゥフェイス並みで流通しないと困るからでもある。
個人情報保護による困難さを地域の人々と共有しておくだけでも相当の違いが出てくると思われる。
