放射能と食品の安全性について、インターネットを検索してみると、新聞社、官公庁、専門家などの情報に加え、ブログなどの個人の情報も数多く、正確で分かりやすい情報を探すのは、なかなか困難です。
インターネットには情報が多いですが、放射能と食品の安全性のような、多くの皆さんが関心のあることは、多くの情報で惑わされます。
「過ぎたるは及ばざるが如し」です。情報は多ければよいわけではなく、活用できる情報かどうかが大事です。
一方、インターネットだからこそ、入手できる情報も数多くあります。そこで、今回、インターネット情報を活用する場合、情報に惑わされず、どのようなことに注意すべきか、まとめてみたいと思います。さらに、検索エンジンの有効な使い方も紹介します。
なお、”放射能と食品の安全性”について、参考になる情報も紹介したいと思います。
それにしても、”放射能と食品の安全性”について、インターネットを検索してみて、専門家の情報は少なく、また、官公庁の情報も決して分かりやすく発信しているとは思えないことに驚きました。
これでは、食品の放射能の安全性について、私たちは不安が増すばかりです。
ぜひ、専門家、官公庁の皆さんには、一度、インターネットを検索頂き、いかに正確で分かりやすい情報が少ないか今一度理解して欲しいと思います。
その上で、専門家、官公庁の皆さんには、多くの国民が安全・安心と感じ、原発問題の風評被害を極力抑えるため、より一層、分かりやすい情報を発信してもらいたいと思います。
■
■ インターネット情報に惑わされない方法
■
今回、放射能と食品の安全性について、インターネットで調べた結果、専門的なことをインターネットで調べるには、次のことが大事だと、改めて、分かりました。
(1) インターネットには過去の情報も数多く、情報の日付を確かめることが必要。
(2) 情報の発信者を確認し、信頼のおける情報源か確認する。
(3) 情報の出所となった一次情報を必ず確認する(例:記事の参考になったサイトを確認)。
(4) 個人発信のブログには、一面的で不安にさせる意見が多い(一部には有効なものも有り)。
(5) 原因が不明な情報は、判明するまで待つ(福島原発の影響と疑われたものが他の原因)。
(6) 検索エンジンの使い方を工夫し、すばやく必要な情報を得る。
まず、情報の日付を確認することが大事ですね。インターネットには、過去の多くの情報があります(中には十年前の情報もあります)。インターネットの情報を見る場合、まず、その情報の日付を確認することが大事です。
また、情報の発信者が誰かということも大事です。”放射能と食品の安全性”のような難しい技術判断が必要な事項は、新聞社、専門家、官公庁などのような、信頼のおける発信者かどうか確認することが大事ですね。
なお、インターネットの記事には、参考になったURLを記載していますが、その情報(出所となった一次情報)を確認することも大事です。確認することで、内容の正確さなど、多くのことが分かります。
個人が発信するブログやTwitterなどの情報は、専門家では無いため、信頼性が薄くなりがちです(個人が専門家の場合は別)。
なお、インターネットの情報は”正確さよりスピードが命”ですから、原因が不明なものもどんどん情報が発信されます。例えば、東京のある場所の放射能が異常に高く、福島原発の影響かと疑われましたが、結局、別な原因だったこともあります。
なお、インターネットの検索エンジンを使う場合も注意が必要です。検索する場合、官公庁や専門家の人は、言葉を正確に使うので、検索時は正確な言葉を選ぶ必要があります。その他、検索エンジンの有効な使い方を次に紹介します。
■
■ 検索エンジンの有効な使い方
■
まず、一般的な使い方を紹介します。その中で、[A -B](除外キーワードを指定し検索)という方法は、なかなか有効です。
■検索エンジンの使い方基礎
(1) [A B C] A、B、C全てが含まれる検索 (AND検索)
単語と単語の間にスペース
例) [和食 そば] この場合だと、和食とそばの両方が含まれるページを検索
(2) [A OR B] AまたはBが含まれる検索 (OR検索)
OR は半角大文字、ORの前後には半角スペースを入力
例) [和食 OR 洋食] この場合だと、和食か又は洋食が含まれるページを検索
(3) [A -B] Bを含まない検索 (除外キーワードを指定し検索)
記号(-)は半角で入力、記号の前には半角スペースを入力し、キーワードは
記号に続けて入力
例) [和食 -そば] この場合だと、和食の中からそばを除いたページを検索
例) [放射能 食品の安全性 -ブログ -2ch]
放射能と食品の安全性が含まれ、ブログや2chの表現が含まれないページを検索
■Google検索 [検索オプション]
Google検索では、様々な条件を指定して検索することができます。検索オプションを活用すると、検索結果をより的確に絞り込むことができます。
Googleで通常の検索を実施後、検索結果の左下にある”検索オプション”をクリックすると、このページにアクセスできます。
下記のURLでも利用可能です。
Google 検索オプション
http://www.google.com/advanced_search
その他、下記も参考にして下さい。
Googleヘルプ センター http://www.google.co.jp/support/?ctx=web&hl=jp
■Yahoo!検索 [条件を指定して検索]
Yahoo!検索では、様々な条件を指定して検索することができます。検索対象を特定のサイトに絞ったり、特定のファイル形式のみを検索したりなど、細かく検索条件を指定できます。
・Yahoo!のトップ画面で、検索キーワードに何も入力せず検索をクリック
・Yahoo!検索のトップページが表示。そのページで”条件を指定して検索”
をクリックすると、[条件を指定して検索]の画面が表示されます。
下記のURLでも可能です。
条件を指定して検索 - Yahoo!検索
http://search.yahoo.co.jp/web/advanced?ei=UTF-8
その他、下記も参考にして下さい。
Yahoo!検索 ヘルプ http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/
■
■ ”放射能と食品の安全性”で役立つ情報
■
食品に含まれる放射性物質の暫定規制値は、今後、見直しされる可能性があります。以下の情報は、あくまでも、2011/10/30段階での情報と考えて下さい。
なお、この問題については、私自身は全く素人なので、個人的な意見は差し控え、信頼のおける情報から、重要なポイントを引用して紹介します。
下記の情報から、基本的なことを理解し、今後、”放射能(暫定規制値)”がどのような基準・考えで変更・運用されるのか、冷静に見ていきたいと思います。
■厚生労働省発表の暫定規制値
正式な暫定規制値は以下で説明されています。
暫定規制値の発表 平成23年3月17日
厚生労働省 「放射能汚染された食品の取り扱いについて」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html
食品中の放射性物質の検査について|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin.html
■なぜ「暫定」なのか?
日本生協連のホームページで分かりやすく説明されています。
放射線、放射性物質、食品中の放射性物質についてのQ&A -日本生協連
http://jccu.coop/food-safety/qa/qa03_03.html
『暫定規制値は、原子力安全委員会が放射線による健康被害を防ぐために定めていた「飲食物摂取制限に関する指標」をもとに厚生労働省が定めたものです。
食品安全委員会の食品健康影響評価を経ずに緊急に設定したため、「暫定」となっています。
食品の放射性物質の暫定規制値を決定するにあたっては、乳児、幼児、成人それぞれに対して食品群ごとに計算を行っています。そして、その中で一番厳しい値を、乳児、幼児、成人共通の暫定規制値としています。そのため、規制値決定にあたっては、乳児や幼児の影響も考慮されています。』
■食品と放射能 Q&A (消費者庁)
http://www.caa.go.jp/jisin/pdf/110530food_qa.pdf
消費者庁では、放射能や、食品等の安全に関し、消費者が疑問や不安に思われていることを、Q&Aで冊子にまとめ、以下で公開しています。放射能による健康被害や風評被害の防止が目的です。
1.放射能の基礎知識・人体への影響
2.食品の放射性物質に関する規制
3.「出荷制限」及び「摂取制限」と解除の考え方
4.食品の安全性と被ばく予防
5.野菜の安全性
6.魚の安全性
7.牛乳・肉・卵の安全性
8.水道水の安全性
-Bq(ベクレル)とSv(シーベルト) *上記から引用
『1Bq(ベクレル)は、1秒間に1個の原子核が崩壊して放射線を出す放射能の強さで、数値が大きいほど、放射線を放出して崩壊する原子核の数が多いことになります。(中略)同じ1,000Bq(ベクレル)の放射能を有していても、放射性物質の種類が違えば、人の体に与える影響の大きさは異なります。そこで、人間が放射線を受けた場合の影響度を示す共通の単位が別にあります。これが、Sv(シーベルト)です。計測結果が同じ1Sv(シーベルト)であれば、人体に与える影響の程度は同じだということになります。』
-「外部被ばく」と「内部被ばく」 *上記から引用
『「外部被ばく」とは、体の外にある放射性物質から放出された放射線を受けることです。これに対し、「内部被ばく」は、放射性物質を含む空気、水、食物などを摂取して、放射性物質が体内に取り込まれることによって起こります。体内に取り込まれる経路には、①飲食で口から(経口摂取)、②空気と一緒に(吸入摂取)、③皮膚から(経皮吸収)、④傷口から(創傷侵入)の4通りがあります。』
-肉や卵の安全性 *上記から引用
『肉や卵については、現在、放射性ヨウ素の暫定規制値は定められていません。これは、放射性ヨウ素が半減するまでの期間が8日間と短いのに対し、肉や卵の生産から人が消費するまでには、それ以上の期間がかかり、放射性ヨウ素の肉・卵への蓄積や、人への移行の程度が小さいと考えられるためです。』
■放射線、放射性物質、食品中の放射性物質についてのQ&A -日本生協連
http://jccu.coop/food-safety/qa/qa03_03.html
日本生協連が提供する情報です。消費者の立場にたち、図・表を使い、分かりやすく解説されています。
放射線、放射能、放射性物質って何ですか? ○○ミリシーベルトはどれぐらいの放射線量? 放射線が健康に与える影響 など、17個の質問に対するQ&Aがまとめられています。
-放射線が健康に与える影響 *上記から引用(なお本文は表形式で説明されています)
『Q4 放射線を受けると、私たちの健康にどんな影響があるのでしょうか?
放射線の影響は、大きく分けて「確定的影響」と「確率的影響」の二つがあり、概要は次の通りです。
確定的影響 ある程度以上の量を受けると必ず(確定的に)出る影響
急性障害(吐き気、脱毛等)、不妊、白内障など
確率的影響 多くの放射線を受けると出やすくなる影響
(確定的影響より少ない放射線量でも起こる)
がんや白血病のリスクの上昇』
■放射性物質と食品に関するQ&A 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/emerg_QA.pdf
食品安全委員会がまとめた内容です。放射性物質の規制とは、暫定規制値を超える食品を摂取してしまった場合、放射性物質の半減期とは など、18個の質問に対するQ&Aがまとめられています。
1.食品に対する不安について
2.放射能、放射線について
3.食品安全委員会の取組について
-放射性物質の半減期とは *上記から引用
『問14 放射性物質の半減期とはどういうものですか。物理的な半減期と生物学的な半減期はどう違うのですか。
(答)
1 放射性物質は、自然界に永遠に残るものではありません。放射性物質は種類によって、放射線を出す原子数が半分に減少するまでの時間が違います。例えばヨウ素 131 の場合は約8日と短い一方、セシウム 137 は約 30 年となっています。これを、「物理学的半減期」と呼んでいます。
2 一方、体内に取り込まれた放射性物質は、「物理的半減期」に従った半減に加え、排せつなどの生物学的な過程により体外に排出されます。こうした排せつなどにより体内の放射性物質が半分に減少する期間を「生物学的半減期」と呼んでいます。』
■放射性物質を含む食品による健康影響に関するQ&A 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka_qa.pdf
食品安全委員会がまとめた内容です。放射性物質の食品健康影響評価(案)、放射線による健康影響の仕組み、子どもや妊娠・授乳への影響 など、18個の項目に対するQ&Aがまとめられています。
1.基礎用語の解説
2.食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価(案)の概要等
3.放射線による健康影響の仕組み
4.子どもや妊娠・授乳への影響
5.今回の原発事故による被ばく量・自然環境からの被ばく量等
インターネットには情報が多いですが、放射能と食品の安全性のような、多くの皆さんが関心のあることは、多くの情報で惑わされます。
「過ぎたるは及ばざるが如し」です。情報は多ければよいわけではなく、活用できる情報かどうかが大事です。
一方、インターネットだからこそ、入手できる情報も数多くあります。そこで、今回、インターネット情報を活用する場合、情報に惑わされず、どのようなことに注意すべきか、まとめてみたいと思います。さらに、検索エンジンの有効な使い方も紹介します。
なお、”放射能と食品の安全性”について、参考になる情報も紹介したいと思います。
それにしても、”放射能と食品の安全性”について、インターネットを検索してみて、専門家の情報は少なく、また、官公庁の情報も決して分かりやすく発信しているとは思えないことに驚きました。
これでは、食品の放射能の安全性について、私たちは不安が増すばかりです。
ぜひ、専門家、官公庁の皆さんには、一度、インターネットを検索頂き、いかに正確で分かりやすい情報が少ないか今一度理解して欲しいと思います。
その上で、専門家、官公庁の皆さんには、多くの国民が安全・安心と感じ、原発問題の風評被害を極力抑えるため、より一層、分かりやすい情報を発信してもらいたいと思います。
■
■ インターネット情報に惑わされない方法
■
今回、放射能と食品の安全性について、インターネットで調べた結果、専門的なことをインターネットで調べるには、次のことが大事だと、改めて、分かりました。
(1) インターネットには過去の情報も数多く、情報の日付を確かめることが必要。
(2) 情報の発信者を確認し、信頼のおける情報源か確認する。
(3) 情報の出所となった一次情報を必ず確認する(例:記事の参考になったサイトを確認)。
(4) 個人発信のブログには、一面的で不安にさせる意見が多い(一部には有効なものも有り)。
(5) 原因が不明な情報は、判明するまで待つ(福島原発の影響と疑われたものが他の原因)。
(6) 検索エンジンの使い方を工夫し、すばやく必要な情報を得る。
まず、情報の日付を確認することが大事ですね。インターネットには、過去の多くの情報があります(中には十年前の情報もあります)。インターネットの情報を見る場合、まず、その情報の日付を確認することが大事です。
また、情報の発信者が誰かということも大事です。”放射能と食品の安全性”のような難しい技術判断が必要な事項は、新聞社、専門家、官公庁などのような、信頼のおける発信者かどうか確認することが大事ですね。
なお、インターネットの記事には、参考になったURLを記載していますが、その情報(出所となった一次情報)を確認することも大事です。確認することで、内容の正確さなど、多くのことが分かります。
個人が発信するブログやTwitterなどの情報は、専門家では無いため、信頼性が薄くなりがちです(個人が専門家の場合は別)。
なお、インターネットの情報は”正確さよりスピードが命”ですから、原因が不明なものもどんどん情報が発信されます。例えば、東京のある場所の放射能が異常に高く、福島原発の影響かと疑われましたが、結局、別な原因だったこともあります。
なお、インターネットの検索エンジンを使う場合も注意が必要です。検索する場合、官公庁や専門家の人は、言葉を正確に使うので、検索時は正確な言葉を選ぶ必要があります。その他、検索エンジンの有効な使い方を次に紹介します。
■
■ 検索エンジンの有効な使い方
■
まず、一般的な使い方を紹介します。その中で、[A -B](除外キーワードを指定し検索)という方法は、なかなか有効です。
■検索エンジンの使い方基礎
(1) [A B C] A、B、C全てが含まれる検索 (AND検索)
単語と単語の間にスペース
例) [和食 そば] この場合だと、和食とそばの両方が含まれるページを検索
(2) [A OR B] AまたはBが含まれる検索 (OR検索)
OR は半角大文字、ORの前後には半角スペースを入力
例) [和食 OR 洋食] この場合だと、和食か又は洋食が含まれるページを検索
(3) [A -B] Bを含まない検索 (除外キーワードを指定し検索)
記号(-)は半角で入力、記号の前には半角スペースを入力し、キーワードは
記号に続けて入力
例) [和食 -そば] この場合だと、和食の中からそばを除いたページを検索
例) [放射能 食品の安全性 -ブログ -2ch]
放射能と食品の安全性が含まれ、ブログや2chの表現が含まれないページを検索
■Google検索 [検索オプション]
Google検索では、様々な条件を指定して検索することができます。検索オプションを活用すると、検索結果をより的確に絞り込むことができます。
Googleで通常の検索を実施後、検索結果の左下にある”検索オプション”をクリックすると、このページにアクセスできます。
下記のURLでも利用可能です。
Google 検索オプション
http://www.google.com/advanced_search
その他、下記も参考にして下さい。
Googleヘルプ センター http://www.google.co.jp/support/?ctx=web&hl=jp
■Yahoo!検索 [条件を指定して検索]
Yahoo!検索では、様々な条件を指定して検索することができます。検索対象を特定のサイトに絞ったり、特定のファイル形式のみを検索したりなど、細かく検索条件を指定できます。
・Yahoo!のトップ画面で、検索キーワードに何も入力せず検索をクリック
・Yahoo!検索のトップページが表示。そのページで”条件を指定して検索”
をクリックすると、[条件を指定して検索]の画面が表示されます。
下記のURLでも可能です。
条件を指定して検索 - Yahoo!検索
http://search.yahoo.co.jp/web/advanced?ei=UTF-8
その他、下記も参考にして下さい。
Yahoo!検索 ヘルプ http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/
■
■ ”放射能と食品の安全性”で役立つ情報
■
食品に含まれる放射性物質の暫定規制値は、今後、見直しされる可能性があります。以下の情報は、あくまでも、2011/10/30段階での情報と考えて下さい。
なお、この問題については、私自身は全く素人なので、個人的な意見は差し控え、信頼のおける情報から、重要なポイントを引用して紹介します。
下記の情報から、基本的なことを理解し、今後、”放射能(暫定規制値)”がどのような基準・考えで変更・運用されるのか、冷静に見ていきたいと思います。
■厚生労働省発表の暫定規制値
正式な暫定規制値は以下で説明されています。
暫定規制値の発表 平成23年3月17日
厚生労働省 「放射能汚染された食品の取り扱いについて」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html
食品中の放射性物質の検査について|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin.html
■なぜ「暫定」なのか?
日本生協連のホームページで分かりやすく説明されています。
放射線、放射性物質、食品中の放射性物質についてのQ&A -日本生協連
http://jccu.coop/food-safety/qa/qa03_03.html
『暫定規制値は、原子力安全委員会が放射線による健康被害を防ぐために定めていた「飲食物摂取制限に関する指標」をもとに厚生労働省が定めたものです。
食品安全委員会の食品健康影響評価を経ずに緊急に設定したため、「暫定」となっています。
食品の放射性物質の暫定規制値を決定するにあたっては、乳児、幼児、成人それぞれに対して食品群ごとに計算を行っています。そして、その中で一番厳しい値を、乳児、幼児、成人共通の暫定規制値としています。そのため、規制値決定にあたっては、乳児や幼児の影響も考慮されています。』
■食品と放射能 Q&A (消費者庁)
http://www.caa.go.jp/jisin/pdf/110530food_qa.pdf
消費者庁では、放射能や、食品等の安全に関し、消費者が疑問や不安に思われていることを、Q&Aで冊子にまとめ、以下で公開しています。放射能による健康被害や風評被害の防止が目的です。
1.放射能の基礎知識・人体への影響
2.食品の放射性物質に関する規制
3.「出荷制限」及び「摂取制限」と解除の考え方
4.食品の安全性と被ばく予防
5.野菜の安全性
6.魚の安全性
7.牛乳・肉・卵の安全性
8.水道水の安全性
-Bq(ベクレル)とSv(シーベルト) *上記から引用
『1Bq(ベクレル)は、1秒間に1個の原子核が崩壊して放射線を出す放射能の強さで、数値が大きいほど、放射線を放出して崩壊する原子核の数が多いことになります。(中略)同じ1,000Bq(ベクレル)の放射能を有していても、放射性物質の種類が違えば、人の体に与える影響の大きさは異なります。そこで、人間が放射線を受けた場合の影響度を示す共通の単位が別にあります。これが、Sv(シーベルト)です。計測結果が同じ1Sv(シーベルト)であれば、人体に与える影響の程度は同じだということになります。』
-「外部被ばく」と「内部被ばく」 *上記から引用
『「外部被ばく」とは、体の外にある放射性物質から放出された放射線を受けることです。これに対し、「内部被ばく」は、放射性物質を含む空気、水、食物などを摂取して、放射性物質が体内に取り込まれることによって起こります。体内に取り込まれる経路には、①飲食で口から(経口摂取)、②空気と一緒に(吸入摂取)、③皮膚から(経皮吸収)、④傷口から(創傷侵入)の4通りがあります。』
-肉や卵の安全性 *上記から引用
『肉や卵については、現在、放射性ヨウ素の暫定規制値は定められていません。これは、放射性ヨウ素が半減するまでの期間が8日間と短いのに対し、肉や卵の生産から人が消費するまでには、それ以上の期間がかかり、放射性ヨウ素の肉・卵への蓄積や、人への移行の程度が小さいと考えられるためです。』
■放射線、放射性物質、食品中の放射性物質についてのQ&A -日本生協連
http://jccu.coop/food-safety/qa/qa03_03.html
日本生協連が提供する情報です。消費者の立場にたち、図・表を使い、分かりやすく解説されています。
放射線、放射能、放射性物質って何ですか? ○○ミリシーベルトはどれぐらいの放射線量? 放射線が健康に与える影響 など、17個の質問に対するQ&Aがまとめられています。
-放射線が健康に与える影響 *上記から引用(なお本文は表形式で説明されています)
『Q4 放射線を受けると、私たちの健康にどんな影響があるのでしょうか?
放射線の影響は、大きく分けて「確定的影響」と「確率的影響」の二つがあり、概要は次の通りです。
確定的影響 ある程度以上の量を受けると必ず(確定的に)出る影響
急性障害(吐き気、脱毛等)、不妊、白内障など
確率的影響 多くの放射線を受けると出やすくなる影響
(確定的影響より少ない放射線量でも起こる)
がんや白血病のリスクの上昇』
■放射性物質と食品に関するQ&A 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/emerg_QA.pdf
食品安全委員会がまとめた内容です。放射性物質の規制とは、暫定規制値を超える食品を摂取してしまった場合、放射性物質の半減期とは など、18個の質問に対するQ&Aがまとめられています。
1.食品に対する不安について
2.放射能、放射線について
3.食品安全委員会の取組について
-放射性物質の半減期とは *上記から引用
『問14 放射性物質の半減期とはどういうものですか。物理的な半減期と生物学的な半減期はどう違うのですか。
(答)
1 放射性物質は、自然界に永遠に残るものではありません。放射性物質は種類によって、放射線を出す原子数が半分に減少するまでの時間が違います。例えばヨウ素 131 の場合は約8日と短い一方、セシウム 137 は約 30 年となっています。これを、「物理学的半減期」と呼んでいます。
2 一方、体内に取り込まれた放射性物質は、「物理的半減期」に従った半減に加え、排せつなどの生物学的な過程により体外に排出されます。こうした排せつなどにより体内の放射性物質が半分に減少する期間を「生物学的半減期」と呼んでいます。』
■放射性物質を含む食品による健康影響に関するQ&A 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka_qa.pdf
食品安全委員会がまとめた内容です。放射性物質の食品健康影響評価(案)、放射線による健康影響の仕組み、子どもや妊娠・授乳への影響 など、18個の項目に対するQ&Aがまとめられています。
1.基礎用語の解説
2.食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価(案)の概要等
3.放射線による健康影響の仕組み
4.子どもや妊娠・授乳への影響
5.今回の原発事故による被ばく量・自然環境からの被ばく量等