コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

騙(だま)されない心構えとは

2008-06-28 22:18:00 | 安全・安心用語(セキュリティ用語)
以前読んだ本に、詐欺、悪徳商法、マインド・コントロールの心理について書かれた本があり、大変興味深いことが書かれていました。それは次の本です。

  「まさか自分が…そんな人ほど騙される」 パンドラ新書 西田 公昭 (著)

私は、これまで、自信過剰にも、"自分は、いろんな事件を知っているので騙されないぞ"と思っていました。しかし、この本を読んで、いかに自分が騙されやすいか分りました。

ちなみに、この本では、騙されやすいタイプとして以下をあげています。私の場合は、1の「自分だけは大丈夫と思っている」にあてはまります・・・・自信過剰はやはり良くないですね。


1. 自分だけは大丈夫と思っている。 -自分が被害にあうなんてありえないと思っていると不意をつかれて騙されやすい。

2. 非科学的思考をしやすい。 -神秘的な事象や自分他人の経験を根拠を良く考えずに信用しやすい人は騙されやすい。

3. ストレスや不安定な状態に弱い。 -動揺しやすかったり、不安定な状態に弱い人は騙されやすい。

4. 権威に弱い -権威のある人、偉そうな肩書きを持った人を無条件に信用してしまう人は騙されやすい。

5. 人間関係に誠実である  -心優しく、誠実な態度で人に接している人は、騙されやすい危険性もその分高くなっている。


5の「人間関係に誠実である」のは、「騙されないようにするためには不誠実がよい」ような印象を与え、少し納得のいかない感じがあります。しかし、「周りは善人ばかりでないから、少しクールな眼を持つことが必要」という意味に考えたらよいと思います。


なお、迷惑メールはじめ、インターネットには、なんとか騙して危害を加えようとすることが大いにあります。上記の内容をもとに、「インターネット版の騙(だま)されない心構え」を考えてみました。


【インターネット版-騙(だま)されない為の心構え】


1. 自分もいつかは騙されるかもしれないという危機感を持って対応する。

自分に面白いデーが添付されたメールがきたので、興味半分でついつい添付データをクリックすると、パソコンがウイルスに感染・・・自分には、まさか、ないだろうと思っていると、このよな危険に会います


2. 日常生活の常識を働かせて、安易に対応しない。  

有名なフィッシング詐欺は、銀行やクレジット会社を名乗り、不正なホームページに誘導し、銀行やクレジット会社の、ID・パスワード他を盗もうとします。メールで顧客のパスワードや口座情報を尋ねることはありません。このようなメールは無視することが大事です。


3. 脅しに驚かず冷静に判断して対応する。

「あなたのパソコンがウイルスに感染している恐れがありますので、添付のウイルス駆除ソフトで対策して下さい」という脅迫メールがあります。これに騙されて添付のウイルス駆除ソフトを実行すると、パソコンがウイルスに感染します。


4. 情報発信元は誤魔化すことが可能なので、情報発信元を安易に信用しない。

差出人を偽るメールがあります、これは"差出人詐称ウイルスメール"(詐称(さしょう))と言われます。差出人を変更し、差出人を偽って、送られて来るウイルス付きメールのことです。このように情報発信元も誤魔化すことが可能ですので、メールの文面を良く見ることが必要です。


5. "甘い話"には決して乗らない。

「××分の作業で 月収 ×××万♪♪」、「おめでとうございます!!お客様は今回の懸賞応募で当選しました!!」というような迷惑メール、知らない人からの「ご苦労さまです♪」、「私のこと知ってますか?」というような甘い迷惑メール、うっかりこれらに騙され、メールを送信すると、迷惑メールの餌食(えじき)になります。


6. 様々な危険性の情報を常に入手し、騙しのテクニックを事前に知っておく。

インターネットには、ウイルス、スパイウェア、フィッシング詐欺、迷惑メールなどがあり、様々な騙しのテクニックを使い、騙そうとします。しかも、騙しのテクニックは年々高度になっており、騙される危険性が増しています。普段から、このような情報に注意し、どのような騙しのテクニックがあるのか知っておきましょう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。