「SugarSync」は「Dropbox」と並び、オンライン・ストレージでは人気のサービス。ところが、無料プランは米国版は2014年2月8日に終了するとのこと(日本語版は継続)。
良いサービスだったので、有料版に変更しようと考えましたが、この機会に、別のサービスを使うことにしました。すでに「Dropbox」はメインとして使っていたので、これに加え、定番の「Googleドライブ」、「SkyDrive」を使うことに決定。
昨年、SugarSyncの方から有料化のメールが来たときはエッ!と驚きました。でも、仕方が無いので、昨年から、「Googleドライブ」、「SkyDrive」を使い始め、遅まきながらその良さを知りました。その結果を今回、簡単に紹介することにします。
最近は、いきなりサービスを中止するオンライン・ストレージもあり、本当に困ったものですね。でも、「Googleドライブ」はGoogle提供、「SkyDrive」はMicrosoft提供なので、安心して使えます。
《補足》SugarSync、私の場合は、米国版のサービスを使用していたので、今年(2014年)の2月6日には次のようなメールが届きました。
「あと 3 日間でアカウントを使用できなくなります。引き続き SugarSync をご利用いただくには、今すぐ有料プランにアップグレードする必要があります。」(SugarSyncからのメール)
■ まず”同期型”のオンライン・ストレージ・サービスとは
オンライン・ストレージの中でも、便利なのは、このサービス。パソコンで作業しながら、影で自動的にインターネットにデータをバックアップしてくれるので便利です。
まずは、サービス専用のクライアントソフトをパソコンにインストールします。そうすると、パソコンに特定フォルダーが作成され、そこにデータを入れておくと、自動的にインターネットにバックアップしてくれます。
このサービスは、パソコンのファイルとインターネットの中のファイルの内容が、同じになるように常に監視され、パソコン側が変更されれば、ほぼ同時に、インターネット側も更新されます。インターネットにデータをアップロードする手間が不要です。
■ お勧めのサービス
この手のサービス、様々ありますが、最初にお勧めが、世界的に人気で、私も数年前から使っている「Dropbox」ですね。操作も簡単で、インターネットとの通信もスムーズ、3年以上使っていますが、特に問題はなかったですね。
次に、お勧めなのが「SugarSync」となるのですが・・・・有料化ということで、Google提供「Googleドライブ」、Microsoft提供「SkyDrive」をお勧めします。
オンライン・ストレージ・サービスを利用するためには、それぞれユーザ登録が必要ですが、「Googleドライブ」はGoogleアカウント、「SkyDrive」はMicrosoftアカウント(旧Windows Live ID)を持っていれば利用できます。
■ 同期型オンライン・ストレージ「Dropbox(ドロップボックス)」
https://www.dropbox.com/
機能はシンプルで使いやすく、オンライン・ストレージではトップの人気を誇るサービスです。無料で容量2GBが使用できるサービスです。使えば使うほど、良さが分かってくるサービスですね。
動作も機敏で、私は数年、このサービスを使っていますが、このサービスのお陰で、どのパソコンから、そしてパソコンをWindowsXPからWindows7に変更したときも、重要なデータはDropboxのクライアントソフトをインストールして、すぐに使えたので便利でした。
なお、唯一欠点なのが、無料で使える容量が2GBと少ない点です。使い始めの頃は、エッ、2GBなんてすぐに満杯になるよ!と考え、確かに、数か月後には無料容量ギリギリになりました。
しかし・・・保管するものを限定し、ブログの記事とか頻繁に更新する内容で、重要なものをDropboxに保管しよう!と考え運用を変更したら、”無料の2GBで充分”だということが分かりました。
なお、専用のソフトをインストールすると、同期用フォルダ「%USERPROFILE%\Dropbox」(デスクトップにショートカット)が作成されます。このフォルダにファイルを保存することで、同時にインターネットに保存され、データの同期がとられます。
《補足》
Dropboxには無料で使える容量を増やせる方法がありますので、下記を参照下さい。
Dropboxの容量を無料で増やそう!最大19.75GB追加できます!(2012年度版)
http://www.appbank.net/2012/06/11/iphone-application/418719.php
■ 同期型オンライン・ストレージ「Googleドライブ」
http://www.google.com/drive/about.html
Googleドライブのオンライン・ストレージは、最大15Gbytesまで無料で利用できます(ただしGmailやGoogle+フォトと共有)。無料で使える容量が大きいのは良いですね。
「Dropbox」「SugarSync」より後発のサービスですが、Google提供で安心して使え、データの同期なども高速です。
専用のクライアント・ソフトウェアをインストールすると、Windowsの場合、Googleドライブとの同期用フォルダ「%USERPROFILE%\Google ドライブ」(デスクトップにショートカット)が作成されます。
■ 同期型オンライン・ストレージ「SkyDrive(スカイドライブ)」
http://windows.microsoft.com/ja-jp/skydrive/download
「SkyDrive」はMicrosoftが提供しているオンライン・ストレージ・サービスです。7GB のストレージを無料で利用できます。Windows 8.1にはSkyDriveのクライアント・ソフトウェアがプレインストールされています。
SkyDrive から Word、Excel、およびその他の Office ドキュメントを開いて作業することができ、OfficeのオンラインアプリOffice Web Appsを利用し、制限はありますがデータ編集も可能です。
Windows環境の場合、SkyDriveのクライアント・ソフトウェアをインストールすると、Windowsの場合、同期用フォルダ「%USERPROFILE%\SkyDrive」が作成され、このフォルダ以下にあるファイル/フォルダをオンライン・ストレージと同期します。
■ 重要なデータは保管しないほうがよいが、保管する場合は暗号化して保管
私は、オンライン・ストレージに重要なデータを保管する際は、万が一のことがあるので、暗号化し保管しています。私が一番気に入っているのが、暗号化の方法が下記です。
”一般的に使われている「暗号化圧縮形式Zip」で暗号化”
暗号化圧縮形式Zipは、一般的な圧縮形式であり、このデータ形式をサポートする様々なソフトがあります。
もし、特殊な暗号化ソフトを利用した場合、万が一このソフトが利用できなくなると、復号化できず、もとに戻せなくなるので、要注意です。
なお、「ED」などの暗号化ソフトを使った場合、暗号化を解いて(復号化して)利用した際、復号化された通常ファイルが、履歴としてインターネットに保管される可能性があり、危険ですね。
■ お薦めの暗号化対応 圧縮・解凍フリーソフト「7-Zip Portable」
「7-Zip Portable」は、USBでも使えるポータブルタイプのフリーの圧縮・解凍ソフト。このソフトは、高圧縮率を実現し、ポータブルタイプの圧縮・解凍ソフトでは、代表的な人気のあるソフトです。専用の形式「7zフォーマット」に対応するほか、各種の圧縮・解凍形式をサポートしています。
強力な「256AES 暗号化機能」、自己解凍形式、ファイルの分割・結合、テストの実施、お気に入り機能などをサポートしています。
7-Zipについては、下記のホームページを参照下さい。
7-Zipのホームページ(日本語)
http://sevenzip.sourceforge.jp/
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