携帯電話では、通話以外のメールやインターネットの利用が増えています。音楽データを携帯に取り込んで聴いたり、ゲームをしたり、画像を取り込んだり、インターネットを見たり・・・・などなど。また、パソコンに携帯をつなぎインターネットをする人もいます。
しかし、いずれも、携帯で多くのデータをやり取りすることになり、用心しないと、高額な携帯料金を請求される場合があります。
我が家では、娘二人を含め、家族4人共に携帯を持っていますが、以前から携帯料金には注意し、"携帯料金、毎月3万以下"を目標に、利用方法や料金プランの設定に注意しています。
以前、毎月の携帯料金の請求書をみては、娘たちと、
「何故、こんなに今月の携帯料金高いのだろう?」
「あー、それ、先月インターネットをかなり見たからね」
「そういえば、ゲームに夢中になっていた!」
という会話を何度かして、今では、娘たちは二人とも、"パケット定額制"にしています。
なお、携帯電話の通話料金は利用した時間により課金されますが、通話以外のメール、インターネット等のデータ通信料金は、時間ではなく通信するデータ量により課金されます。
この、「通話以外のデータ通信料金は、時間ではなく通信するデータ量により課金される」ということがポイントです。
単にメールで文字だけをやり取りするのであれば、特別問題は発生しませんが、ゲーム、画像、音楽、インターネット閲覧のデータ量は、文字と比べデータ量が桁違いに大きく、通信するデータ量が大量で、知らずに長時間使っていると、予想もしない高額の携帯料金が請求されます。
更に、携帯料金の落とし穴に、携帯のデータ通信速度の高速化があります。携帯のデータ通信速度が速くなったと、携帯各社は宣伝していますが、実は、通信速度が速くなったということは、「一定の時間に通信するデータ量が増える」ことにつながります。
例えば、古い携帯で1分間インターネットを使っていた場合と、携帯を変更し通信速度が5倍になった携帯で1分間インターネットを使った場合では、単純に言うと、新携帯の料金は5倍になります。
つまり、速度が速くなった分、一定の時間に送るデータ量が5倍になったからです。
また、パソコンに携帯を接続してインターネットをする場合、携帯の定額制対象にならず、この場合も高額な携帯料金が請求されますので、注意が必要です。
■ 携帯料金は"通話料金とデータ通信料金"に分けられる
携帯料金は大きく分けると、通話料金とデータ通信料金とに分けられます。
通話料金 ・・・使う時間によって課金される
データ通信料金・・・送受信されたデータ量(パケット数)で課金
データ通信料金はメール、インターネットなどの通信にかかる料金です。なお、携帯でのデータ通信は、インターネットと同じ"パケット通信"で、"データ通信料金"は"パケット通信料金"と呼ばれます。
(注)”1パケットサイズ=何文字分”という単位です。つまり、携帯でのデータ通信料は、送受信したデータ量からパケット数を求め、それにパケット当たりの単価を掛けてデータ通信料にしています。
送受信したパケット数=送受信したデータサイズ÷パケットサイズ
データ通信料=パケット数×パケット当たりの単価
なお、"パケット定額制"は、多量のデータ通信をしても、データ通信料金を一定額にするというもので、ゲーム、画像、音楽、インターネット利用などが多い人には有効な方法です。
但し、"パケット定額制"といっても、全てのデータ通信料金が定額の範囲に入るわけではなく、例えば、下記のデータ通信は、通常は定額の範囲外です。
・パソコン・PDAなどを接続したパケット通信
・国際ローミング中のパケット通信
パソコンに携帯をつないでのモバイル通信をした場合は、定額契約をしていても、範囲外で高額な料金を請求されますので注意が必要です。
■ パケット通信料金が思いがけず高額となる理由について(総務省(報道資料))
総務省が、パケット通信料金が高額となる原因をあげ、思いがけず高額な請求を受けることにならないよう、注意を呼びかけています。
参考情報:2008.5.30
携帯電話のパケット通信料金の高額利用の防止策(総務省(報道資料))
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080530_16.html
なお、この総務省の内容に少し説明を加え、以下に紹介します。
(1) データ量が大きいサービスの利用は高額 データ量が大きい音楽や動画、ゲームソフト等のダウンロード、パソコン向けのホームページを閲覧した場合は、通信料金が高額になる可能性がある。
(2) パケット通信料金の定額制の対象外 パソコン等に携帯電話端末を接続してインターネット接続を行う場合、海外で利用する場合などパケット通信料金など、定額制の対象外となるものがある。
(3) 通信速度が速いサービス・端末の利用 携帯電話端末の高度化によって、一定時間に多くのデータをやり取りすることが可能になり、思いがけず高額になる。
■ パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも(国民生活センター)
昨年、国民生活センターから発表された報告に以下があります。
参考情報:2007/04/05
パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20070405_2.html
国民生活センターによると、「携帯電話サービス」に関する相談件数の推移は年々増加で、 2006年度は4,757 件(2007年2月末日)で、前年同期に比べ17.3%の増加で、パケット通信に関する相談件数も増加しているそうです。
この報告で紹介されている相談事例に以下があります。
(1) 事例1:携帯で音楽を聴くため、楽曲を1曲まるごとダウンロードできる機種購入。1月分電話代40,910 円の請求の中に32,000 円ものパケット通信料があった。
(2) 事例2:中学生の息子が携帯電話でパケット通信を利用して8 万円という高額な請求を受けた。画像をダウンロードするとパケット通信料が高額になるとは知らなかった。
(3) 事例3:パケット料金定額の料金設定にしていた。パソコンの画面でサイトを見たいと思い、USB ケーブルで携帯電話とパソコンを繋いで6 時間程度インターネット接続。翌日、電話会社から98 万円の請求を受けた。(パソコンによるデータ通信はパケット定額制の対象外)
(4) 事例4:就職活動に利用するために、パソコンと携帯電話を繋いでネットに接続し、情報のやり取りを頻繁に行っていたところ、電話会社からパケット料金120 万と高額になっていると連絡が入った。
■携帯料金に関する対応策
上記の国民生活センターの報告書には、「携帯料金での消費者へのアドバイス」として以下が紹介されています。いずれも携帯料金が高額にならない為には、大事なことですね。
(1) 料金プランやオプション契約の内容など、十分に確認し、不明な点は説明を求めること
(2) パケットの定額制であっても対象外があることに注意しよう。パソコンと携帯電話を繋いでのデータ通信などは、パケット定額制の対象外となっていることが多い。
(3) 子供に携帯電話を使わせる場合には、利用方法などよく家族で話し合うこと。携帯電話の使い方だけでなく通信料についての認識を子供に持たせることも必要。
(4) 携帯の利用料金はこまめにチェックしよう。パケット料金は気づかないうちに高額になっていることがあるので、金額をこまめにチェックしよう。
《補足》通話とデータ通信の違い
通常の音声通話は、相手との通話の時に一つの通信回線を占有する方式で、電話をかけた時には空きの通信回線を探して、その回線を占有して使います。そのため、音声通話は、通信回線を使っている時間の長さだけ料金がかかります。
しかし、通話以外のデータ通信つまりパケット通信の場合は、データを小さく分割し、複数の人が一つの回線を複数の人が乗り合いで利用します。そのため、通話時間ではなく実際にデータをやり取りした量で料金が算出されます。
《補足》携帯でのデータ通信の方法とは
携帯電話でのメール、インターネットなどのデータ通信は、パケット通信という通信方式で、情報をパケット(小包)という小さな単位に分割して送受信する方式で実行されています。
なお、携帯電話でのデータ通信は、利用時間に関係なく、送受信した情報量(データ量)、つまり、送られたパケットの個数に応じた料金がかかります。
なお文字情報はデータ量は少ないですが、音楽、画像関係はデータ量が多く、その分パケット料金も高くなるので注意が必要です。
しかし、いずれも、携帯で多くのデータをやり取りすることになり、用心しないと、高額な携帯料金を請求される場合があります。
我が家では、娘二人を含め、家族4人共に携帯を持っていますが、以前から携帯料金には注意し、"携帯料金、毎月3万以下"を目標に、利用方法や料金プランの設定に注意しています。
以前、毎月の携帯料金の請求書をみては、娘たちと、
「何故、こんなに今月の携帯料金高いのだろう?」
「あー、それ、先月インターネットをかなり見たからね」
「そういえば、ゲームに夢中になっていた!」
という会話を何度かして、今では、娘たちは二人とも、"パケット定額制"にしています。
なお、携帯電話の通話料金は利用した時間により課金されますが、通話以外のメール、インターネット等のデータ通信料金は、時間ではなく通信するデータ量により課金されます。
この、「通話以外のデータ通信料金は、時間ではなく通信するデータ量により課金される」ということがポイントです。
単にメールで文字だけをやり取りするのであれば、特別問題は発生しませんが、ゲーム、画像、音楽、インターネット閲覧のデータ量は、文字と比べデータ量が桁違いに大きく、通信するデータ量が大量で、知らずに長時間使っていると、予想もしない高額の携帯料金が請求されます。
更に、携帯料金の落とし穴に、携帯のデータ通信速度の高速化があります。携帯のデータ通信速度が速くなったと、携帯各社は宣伝していますが、実は、通信速度が速くなったということは、「一定の時間に通信するデータ量が増える」ことにつながります。
例えば、古い携帯で1分間インターネットを使っていた場合と、携帯を変更し通信速度が5倍になった携帯で1分間インターネットを使った場合では、単純に言うと、新携帯の料金は5倍になります。
つまり、速度が速くなった分、一定の時間に送るデータ量が5倍になったからです。
また、パソコンに携帯を接続してインターネットをする場合、携帯の定額制対象にならず、この場合も高額な携帯料金が請求されますので、注意が必要です。
■ 携帯料金は"通話料金とデータ通信料金"に分けられる
携帯料金は大きく分けると、通話料金とデータ通信料金とに分けられます。
通話料金 ・・・使う時間によって課金される
データ通信料金・・・送受信されたデータ量(パケット数)で課金
データ通信料金はメール、インターネットなどの通信にかかる料金です。なお、携帯でのデータ通信は、インターネットと同じ"パケット通信"で、"データ通信料金"は"パケット通信料金"と呼ばれます。
(注)”1パケットサイズ=何文字分”という単位です。つまり、携帯でのデータ通信料は、送受信したデータ量からパケット数を求め、それにパケット当たりの単価を掛けてデータ通信料にしています。
送受信したパケット数=送受信したデータサイズ÷パケットサイズ
データ通信料=パケット数×パケット当たりの単価
なお、"パケット定額制"は、多量のデータ通信をしても、データ通信料金を一定額にするというもので、ゲーム、画像、音楽、インターネット利用などが多い人には有効な方法です。
但し、"パケット定額制"といっても、全てのデータ通信料金が定額の範囲に入るわけではなく、例えば、下記のデータ通信は、通常は定額の範囲外です。
・パソコン・PDAなどを接続したパケット通信
・国際ローミング中のパケット通信
パソコンに携帯をつないでのモバイル通信をした場合は、定額契約をしていても、範囲外で高額な料金を請求されますので注意が必要です。
■ パケット通信料金が思いがけず高額となる理由について(総務省(報道資料))
総務省が、パケット通信料金が高額となる原因をあげ、思いがけず高額な請求を受けることにならないよう、注意を呼びかけています。
参考情報:2008.5.30
携帯電話のパケット通信料金の高額利用の防止策(総務省(報道資料))
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080530_16.html
なお、この総務省の内容に少し説明を加え、以下に紹介します。
(1) データ量が大きいサービスの利用は高額 データ量が大きい音楽や動画、ゲームソフト等のダウンロード、パソコン向けのホームページを閲覧した場合は、通信料金が高額になる可能性がある。
(2) パケット通信料金の定額制の対象外 パソコン等に携帯電話端末を接続してインターネット接続を行う場合、海外で利用する場合などパケット通信料金など、定額制の対象外となるものがある。
(3) 通信速度が速いサービス・端末の利用 携帯電話端末の高度化によって、一定時間に多くのデータをやり取りすることが可能になり、思いがけず高額になる。
■ パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも(国民生活センター)
昨年、国民生活センターから発表された報告に以下があります。
参考情報:2007/04/05
パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20070405_2.html
国民生活センターによると、「携帯電話サービス」に関する相談件数の推移は年々増加で、 2006年度は4,757 件(2007年2月末日)で、前年同期に比べ17.3%の増加で、パケット通信に関する相談件数も増加しているそうです。
この報告で紹介されている相談事例に以下があります。
(1) 事例1:携帯で音楽を聴くため、楽曲を1曲まるごとダウンロードできる機種購入。1月分電話代40,910 円の請求の中に32,000 円ものパケット通信料があった。
(2) 事例2:中学生の息子が携帯電話でパケット通信を利用して8 万円という高額な請求を受けた。画像をダウンロードするとパケット通信料が高額になるとは知らなかった。
(3) 事例3:パケット料金定額の料金設定にしていた。パソコンの画面でサイトを見たいと思い、USB ケーブルで携帯電話とパソコンを繋いで6 時間程度インターネット接続。翌日、電話会社から98 万円の請求を受けた。(パソコンによるデータ通信はパケット定額制の対象外)
(4) 事例4:就職活動に利用するために、パソコンと携帯電話を繋いでネットに接続し、情報のやり取りを頻繁に行っていたところ、電話会社からパケット料金120 万と高額になっていると連絡が入った。
■携帯料金に関する対応策
上記の国民生活センターの報告書には、「携帯料金での消費者へのアドバイス」として以下が紹介されています。いずれも携帯料金が高額にならない為には、大事なことですね。
(1) 料金プランやオプション契約の内容など、十分に確認し、不明な点は説明を求めること
(2) パケットの定額制であっても対象外があることに注意しよう。パソコンと携帯電話を繋いでのデータ通信などは、パケット定額制の対象外となっていることが多い。
(3) 子供に携帯電話を使わせる場合には、利用方法などよく家族で話し合うこと。携帯電話の使い方だけでなく通信料についての認識を子供に持たせることも必要。
(4) 携帯の利用料金はこまめにチェックしよう。パケット料金は気づかないうちに高額になっていることがあるので、金額をこまめにチェックしよう。
《補足》通話とデータ通信の違い
通常の音声通話は、相手との通話の時に一つの通信回線を占有する方式で、電話をかけた時には空きの通信回線を探して、その回線を占有して使います。そのため、音声通話は、通信回線を使っている時間の長さだけ料金がかかります。
しかし、通話以外のデータ通信つまりパケット通信の場合は、データを小さく分割し、複数の人が一つの回線を複数の人が乗り合いで利用します。そのため、通話時間ではなく実際にデータをやり取りした量で料金が算出されます。
《補足》携帯でのデータ通信の方法とは
携帯電話でのメール、インターネットなどのデータ通信は、パケット通信という通信方式で、情報をパケット(小包)という小さな単位に分割して送受信する方式で実行されています。
なお、携帯電話でのデータ通信は、利用時間に関係なく、送受信した情報量(データ量)、つまり、送られたパケットの個数に応じた料金がかかります。
なお文字情報はデータ量は少ないですが、音楽、画像関係はデータ量が多く、その分パケット料金も高くなるので注意が必要です。