よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4064(2024-04-25 太陽、月)

2024-04-26 01:00:00 | 太陽系内
久し振りに晴れました(^_^)
先ずは撮れたてのSeestarの月
レイメイRXA124+Cerec-C+IR850nmパスフィルターで
撮り比べ
130PDSは導入できず撃沈;^^)
月齢16.8

そして朝にもどり
Seestarで太陽

2倍


4倍



夜は月が目標。待機中にこれも久しぶりの星団
かに座M44

おおいぬ座M41
星空が見えてホッとした(^ ^)


よしべ~の業務報告
2024-04-24・25

観望できない日が続くことで、暇潰しがてらApple製品の整備。
主力のiPad mini(第6世代)64Gバイトの残り容量が10Gバイト程になったので、Mac(MacbookAir2019intel)に、バックアップを取り、リストアしてみた。本体内のゴミファイルが無くなるという話をブログで見たことがある。

リストア直後

ゴミが消え驚きの空き約40Gバイト。一瞬喜ぶがこの後、ネットからアプリの復旧が始まり


最終的には空き容量が約15Gバイトほど回復(+5G)。(途中で、Wifiをg(2.4G)からa(5G)へ変更してアプリのダウンロードを高速化した。)
暫く置いておくと、iCloudとの同期が進んだのか



やってみるもんです。空き容量約3倍!(^_^)

*リストア直後には、
①iCloudへの再接続(つまり、AppleIDのパスワードが必要)
②ApplePayでのクレジットカードの再登録(つまり、クレジットカードが必要)
③パスコード再設定、指紋再登録
があり注意が必要。暗号化してバックアップするので、この3つで元に戻った。









電視観望の記録4041(こと座 M57リング星雲 by ASI715MC)

2024-04-25 01:00:00 | M天体
こと座 M57リング星雲/環状星雲

ASl715MCテスト4
月と雲と黄砂の夜に(月齢9.7)

ZWO ASI715MCとは、2023年11月に発売された1/2.8サイズの惑星用CMOSカメラ。解像度は3864×2192。ASI585MCとほぼ同じ。その一方で、Full wellは、約6Keと小さい。ZWOの惑星用カラーCMOSカメラで2番目に安価(約3諭吉さん)。

撮影環境
FMA135+ASI715MC+CBPフィルター(主鏡)
SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフイルター(ガイド)
赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus+iPhone SE3(架台・制御)

画像①ピンチアウト拡大、スクショ
M57は距離約2600光年のこと座の惑星状星雲。星雲の中心にはWD 1851+329と呼ばれる白色矮星あるいは惑星状星雲中心星が存在し、数千年前に放出されたガスがこの星によって輝いている姿。ドーナッツ状の端正な姿とカラフルさで人気の天体。

上級者の皆さんの目標は、外側のフリルのような模様と中心の白色矮星を写すことらしいが、私の目標は、β星シュリアクとγ星スラファトを一緒に写すこと。あわよくばこの2つの重星が分離してくれればぐらいの気持ち。まあテスト撮影だから。

ところで、リング星雲は、小さいんです。次の画像②。

画像②CBPフィルター使用、gain35、撮って出し
(30秒×30枚のライブスタック、ダーク補正あり)
M57は中央右ななめ上。希望通り、β星γ星と一緒に写った。画像①はiPhoneSE3上で②をいつものピンチアウトで拡大したもの。隣で館長が『なんでこんな汚い画像上げるの!』とぼやいてます。;^^)まあ、記録だから・・・
iPhoneの拡大凄いので、最大までやってみる。

画像③ピンチアウトで最大拡大
中心星は見えず残念。;^^)
重星についても観望中は分離できたと喜んでいたが画像を見るとビミョー。

画像④ライブ画面
画像⑤導入画面
館長が云うように、背景がちょっとなので、フラットとバイアス補正もかけて、ライブスタックのやり直し(画像⑥)。少し改善された;^^)
ただ、6分のライブスタックで、電線が写り始めたので、そこで終了となった。

画像⑥ダーク・フラット・バイアス補正あり、30秒x12枚ライブスタック

画像⑦ASIAIRのアノテーション(M57は表示されず)

画像⑧

天体や星像等は綺麗に写っているが、背景が・・・。月夜だからか、黄砂だからなのか、カメラの仕様か、私の腕か・・・;^^)
経験値は稼げたので、また続けて頑張るしかない。
星雲撮りたいけど、雲と黄砂でなかなか実現せず。

撮影情報
2024年4月18日午後10時半頃
メダカベヤ観測所
こと座 M57/NGC6720 環状星雲/リング星雲
主鏡 FMA135+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、30秒露出30枚のライブスタック
ダーク補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
    JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク
    東京のど真ん中で天体写真しているHIROPONさんのブログ

電視観望の記録079(こと座まとめ) - よしべや自然博物館

こと座Lyra画像①CSレンズによる「こと座」撮影。こと座の電視観望を通じて、沢山の経験をさせてもらえた。メダカ部屋では、近くの街灯で1等星しか視認しにくい状況。アライ...

goo blog

 









星見娘で電視観望4064(ケンタウルス座A/C77/NGC5128)

2024-04-24 01:00:00 | SeestarC天体
ケンタウルス座A(電波銀河)/C77/NGC5128

画像①30分のライブスタック、トリミング・調整あり
ASI715MCのファーストライトが消化不良で、館長に『あと1つだけ、本当にあと1つ」
と泣きのお願いを入れる。;^^)
そして、SkySafariで探すとC77が見つかる。C天体(カルドウェル)なら期待できると
Seestarで導入してライブスタック開始。

画像②C77のアノテーション
導入してアノテーションをかけると、なんと言うことでしょうCentaurus Aの文字が、ケンタウロス座Aつまり有名ブラックホール。当たり!
いつかは見たい天体リストに入れていた天体。ラッキーでした。(^_^)/

画像③導入画面
そして、資料学習。
ケンタウロス座Aは距離約1200万光年の電波銀河。ジョン・ボルトンさんにより、2つの銀河が衝突しているNGC5128と一致していることが確認されたとのこと。銀河の衝突により、大量の星が形成されているスターバースト銀河で、太陽の5000万倍以上のエネルギーを電波で放出。さらに宇宙ジェットも観測されているとのこと。天文学のスーパースターもといス一パーギャラクシーだった。
当然これだけの現象が起きているからには、中心にブラックホールが存在していると考えられていたが、事象の地平線望遠鏡(イベント・ホライズン・テレスコープ=EHT)で、2019年7月に精密に観測され、ブラックホールの位置が正確に特定された。
なお、ケンタウロス座A銀河群の中心メンバーで、M83銀河群と合わせて、ケンタウロス座A/M83銀河群を構成している。
Wikipedia読んでるだけでちょっと興奮してくる。(^ ^)

ところで見た目は、中央に暗黒帯が見えるのが特徴らしい。ギリギリ確認できる(画像①)。
(^^;
もう1度ですね。

画像④SkySafariによる観望位置


撮影情報
2024年4月14日午後12時過ぎ(黄砂の夜)
ベランダ プチ・リモート観測所
Seestar S50+iPhone7、30分のライブスタック
写真アプリでトリミング・画像調整等

そしてSiniLで画像処理の練習
かぶりが取れなかったのでおとなしめの調整。
少しだけ改善。暗黒帯の中のブラックホールが存在する部分も少しハッキリした。
SiriLでアノテーション

(SiriL1.21 on Macbook Air)






星見娘で電視観望4063(うみへび座 M83南の回転花火銀河)

2024-04-23 01:00:00 | SeestarM天体
うみへび座 M83南の回転花火銀河

画像①60分のライブスタック、画像調整あり

M83は距離約4500万光年の棒渦巻銀河。フェイスオンの赤ポチ銀河で、人気があり『南の回転花火銀河(Southern Pinwheel Galaxy)と呼ばれている。(勿論私レベルでは赤ポチは写らない。)

ASI715MCでのファーストライトの予定をこなし、この日最後に観望できそうな大きめの銀河と星雲を探す。そしてM83を近くに見つけSeestarとのダブル観望。昨年のお恥ずかしい記録を見ると写りにくそうな印象を受け、ASI715MCはgain300で望む。結果撃沈。(^^;
また頑張る。精進あるのみ。

画像②Seestarでのアノテーション

画像③導入画面

画像④iステラHDでの観望位置

ここからはFMA135+ASI715MCの様子
画像⑤ライブ画面(左ASIAIR、右Seestar)

画像⑥gain300、3分×15枚のライブスタック

画像⑦ライブ画面

画像⑧導入画面
ダークもフラットもバイアスも設定しているのだが、縮緬ノイズのようなノイズが一面で消えず。(^^;
課題多し。

撮影情報
2024年4月14日午後10時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
うみへび座 M83/NGC5236 (棒渦巻銀河) 南の回転花火銀河
主鏡 FMA135+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain300、3分露出15枚のライブスタック、スクショ
ダーク、フラット、バイアス補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
    JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト
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電視観望の記録4040(かみのけ座 Mel111 by ASI715MC)

2024-04-22 01:00:00 | NGC天体他
かみのけ座 Mel111/Cr126 散開星団 部分

ASI715MCテスト3

ZWO ASI715MCとは、2023年11月に発売された1/2.8サイズの惑星用CMOSカメラ。解像度は3864×2192。ASI585MCとほぼ同じ。その一方で、Full wellは、約6Keと小さい。ZWOの惑星用カラーCMOSカメラで2番目に安価(約3諭吉さん)。

撮影環境
FMA135+ASI715MC+UV IRcutフィルター(主鏡)
SV165+ASI120MM-mini+UV IRcutフィルター(ガイド)
赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus+iPad mini6(架台・制御)

画像①1分×15枚のライブスタック、画像調整あり

Melotte111はかみのけ座の散開星団。英語圏ではかみのけ座星団(Coma Star Cluster)と呼ばれているらしい。双眼鏡では素晴らしい眺めとのこと。天文ガイド2024年5月号の「5月の星空」トップで紹介されている。

昨年の積み残し。今年の予定では130PDS+ASI585MCでの観望が一息ついた段階で、FMA135+ASI585MCで観望予定であった。が、いつもの行き当たりばったりでの観望
;^^)テストですから・・・

SkySafariで画角を調べる。

画像②SkySafariでの画角

FMA135+ASl585MCの画角(約4.7°×2.7°)には収まっている模様。ASI715MCでは、

ちょっと上下切れますが、取りあえずやってみる。導入でもちろんASIAIRではヒットしないので、SkyAtras画面上で13 Com(かみのけ座13番星)を頼りに入れる。

画像③ライブ画面

画像④導入画面
課題も多いが、取りあえず撮れたので良しとしよう。;^^)
AS1585MCと双眼鏡での観望をMel111に誓う。
そして、
画像⑤SkySafariでの観望位置

眼視では、しし座の尻尾付近のデネボラあたりから辿ると良いように思える。

撮影情報
2024年4月14日午後10時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
かみのけ座 Mel111/Cr126(Coma Star Cluster=かみのけ座星団)
主鏡 FMA135+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、1分露出15枚のライブスタック、スクショ
ダーク、フラット、バイアス補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
    JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク
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よしべの業務報告兼お知らせ

2024-04-21

いつもご訪問有り難うございます。

さて、天文民には、辛い天気が続きます。(^^;

晴れても雲と黄砂でメタメタ。

手持ち観望記録も後3つ余り。

切れたら無理せず、また不定期更新とさせて頂きます。m(__)m

尚、ゴールデンウィークはまたまた館内研修のため一部お休みさせて頂きます。