よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録085(かみのけ座まとめ)

2023-06-17 05:00:00 | 星座等まとめ

かみのけ座(髪座、Coma Berenices)

画像①焦点距離2.1mmCSレンズ+Ceres-Cで撮影。

おとめ座の銀河団のついでで観望する予定であったが、電視観望・学習を繰り返す内に実に興味深い観望対象となった。

見た目でも、M64黒眼銀河、NGC4565針銀河、他に正面向きの渦巻銀河も多数あり飽きない銀河観望地帯であった。また、かみのけ座銀河団・かみのけ座超銀河団は宇宙の大規模構造(宇宙の泡構造)として最初に発見されたものであり、観測しながら大宇宙の神秘を考えることも多く、宇宙のロマンを感じる時を過ごすことができた。

残念ながら、よしべやベランダからの観望可能時間にかみのけ座銀河密集地帯は、よしべや電線密集地帯を越え軒の上に到達しており本年度の電視観望は終了した。

NGC4725やMel111を電視観望できなかったのは残念であったが、また来年。

(Mel111は、眼視観望できる可能性がまだ残っているので頑張ろう。)

追加)6月16日Mel111眼視観望OK、天の川も見える大星夜。

 

画像②焦点距離2.1mmCSレンズ+Ceres-Cで撮影、該当部分をトリミング後、花子フォトレッタチで拡大。

画像③ステラナビゲーターLiteによる正確な観望位置

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)Player One | 株式会社サイトロンジャパン

5)天体望遠鏡セット「VIRTUOSO GTiシリーズ」| Sky-Watcher

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)IR640PROフィルターⅡ~サイトロンジャパン

9)かみのけ座~Wikipedia

10)かみのけ座銀河団~Wikipedia

11)おとめ座銀河団~Wikipedia

12)かみのけ座超銀河団~Wikipedia

13)電視観望の記録044(かみのけ座 M98、M99)

14)電視観望の記録046(かみのけ座 M64黒眼銀河)

15)電視観望の記録062(かみのけ座 M100)

16)電視観望の記録064(かみのけ座 M85)

17)電視観望の記録066(かみのけ座 M53球状星団)

18)電視観望の記録068(かみのけ座 M88、M91)

19)電視観望の記録078(かみのけ座 C38/NGC4565渦巻銀河)

20)電視観望の記録080(かみのけ座 C36/NGC4559渦巻銀河)

21)電視観望の記録082(かみのけ座 NGC4169)

22)  電視観望の記録083(かみのけ座 C35/NGC4889)

23)Mel111~Wikipedia

24)NGC4725~Wikipedia

25)宇宙の大規模構造~Wikipedia

 

撮影データ(星座部分)

2023年4月22
ベランダ観測所
かみのけ座
PlayerOne2.1mmCSレンズ+Ceres-C
SharpCapPro4.0でSnapShot png保存
RGB24、Area800x600、Offset=10、Gain=345
Exposure=15s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(なし)
Microsoftフォトで、トリミング等
花子フォトレタッチⅢで、各種加工。