よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録081(はくちょう座 γ星サドル、NGC6910)

2023-06-13 05:00:00 | NGC天体他

はくちょう座 γ星Sadr(サドル)およびNGC6910散開星団

画像①サドル IR640PROⅡフィルター使用、PNGファルからVGA切り出し

はくちょう座について、一等星デネブと北アメリカ星雲しか知らない状況で電視観望に入った。観望・学習を繰り返す内に、これまで10を越える天体の観望を終え、最後の観望に選んだのはγ星サドル。Sh2-108(IC1318)が取り巻いている。HⅡ領域が写りやすいIR640PROⅡフィルターを入手したこともあり、期待に胸膨らませ観望に望んだ。結果は、いつものとおり存在確認と雰囲気わかるのレベル。少し残念。次頑張る。『予算つけないわよ!無駄遣いだめよ!』・・・いつもの空耳が・・・

閑話休題

γ星サドルを中心にSh2-108が取り巻き、400個ほどの星からなる小さな散開星団NGC6910が近くに見られる。Sh2- 108はあちらこちらで暗黒星雲に遮られ、複雑な模様を見せて、実に絵になる構図。おまけに天の川の中にある。電視観望後に知ったが、多くの人が撮影しており、ネット上に多数の画像・写真が存在する。天体観測の1つの名所になっている。本年度は最後の観望となったが、来年度からは真っ先に観望すべき対象と感じた。

 

画像②NGC6910散開星団 IR640PROⅡフィルター使用、PNGファイルよりVGA切り出し

 

画像③ディープスカイ・アノテーションを参考に記入(約2500×1400切り出し)

画像④アスタップによるFITSファイルのプレートソルブ、ディープスカイ・アノテーション

(サドルのところに、Sh2-108といC1318の表記が見える、)

画像⑤ステラナビゲーターLiteによる該当位置

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

5) Sky-Watcher|天体望遠鏡メーカーSky-Watcher

6)IR640PROⅡフィルター  | 株式会社サイトロンジャパン

7)はくちょう座~Wikipedia

8サドル~Wikipedia

9)NGC6910~英語版Wikipedia

10)FMA135でIC1318~上杉さんのプログ

11)Sh2-108 - Starlight Terrace

12)電視観望の記録075(はくちょう座 IC1318A)

 

撮影データ

2023年6月7日晴れ、月齢16.5(満月翌日)
メダカ部屋観測所
はくちょう座 γ星Sadr、NGC6910散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+Virtuoso-GTi+IR640PROⅡフィルター
SharpCapPro4.0でSnapShot。png保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×134frames=536s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、fitsファイルをプレートソルブ、自動色補正、α、δ grid表示、Deepsky annotation処理、jpeg保存
Microsoftフォトで、トリミング等調整