Ⅰ.はくちょう座 β Cyg(アルビレオ、Albireo、はくちょう座ベータ星、二重星)
画像①(Mak127、0.5×レデューサ、QBPフィルターⅢ使用、VGAサイズでスナップショット)
はくちょう座の有名な二重星アルビレオ。観測前にちょうどツイッターできれいな二重星の色の対比が流れてきた。離角(約35秒)も大きそうで、私でも観測可能ではと観望に臨んだ。
第1部はMak127と笠井のレデューサで望むが、アライメントから悪戦苦闘。アルビレオの導入は断念。
天体望遠鏡をFMA135に換え、第2部開始。順調に、HDE226868(はくちょう座X-1の連星)を観望。そして、デネブとアルビデオを観望した。しかし、SharpCapの画面では、アルビデオのきれいな色の対比が見られるが、PNG保存で白黒しか保存されない。しかたないので、iPadで画面を写す。
本日は、Mak127に三連のファイダー台座を付け、レッド・ドット・ファインダー(等倍)とSV165+26mmアイピース(約5倍、ファインダーの代わり)+FMA135を搭載している。FMA135で導入すれば、アルビデオは2等星で明るいので、後は目視で導入できるのではと考え第3部を開始、FMA135で導入。SV165を覗くとほぼ中心付近。Neptune-CⅡをMak127に付け替え無事導入して記録を撮影することができた(画像①)。なぜかカラーで撮影された。初めての目視できる二重星。少しうれしい。
なお、FMA135では、画像②・③のように二重星が分離されない。白黒というのも、なんかの操作ミスかな?
覚書)今回は、Neptune-CⅡの延長筒を25mmに交換(PlayerOne CS-M42アダプター+CS25mm延長筒:レボリューション・イメージャーVer2付属品を使用)。レデューサの効果0.63倍、合成焦点距離946mm、合成F値7.5となった。(M57リング星雲の画像に、オールスカイ・プレート・ソルバーとAstrometry.netを活用して計算)標準の延長筒より約3mm長い。もう少し延長できれば、レディーサの効果0.5倍を達成できるかもしれない。
追加覚書)宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』で、「トパーズとサファイア」と表現した。
画像②(FMA135、QBPフィルターⅢ使用、VGA切り出し)
画像③(画像②の元画像)
Ⅱ.はくちょう座 α Cyg(デネブ、Deneb、はくちょう座アルファ星)
はくちょう座電視観望の記念撮影と思ってのデネブ観望であったが、アスタップでディープスカイ・アノテーションをかけると周りに沢山の有名星雲があり驚いた。(画像⑥)様々な説明に目に通してはいたが、自分で観望して見ると実感が伴う、広角で写すことができると楽しいだろうと思った。
画像④(640×368サイズ切り出し)
画像⑤SharpCapPro画面でのデイープスカイ・イメージ・アノテーション
画像⑥アスタップによるディープスカイ・アノテーション
画像⑦ステラナビゲーターLiteによる観望位置
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒
4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
5)天体望遠鏡セット「VIRTUOSO GTiシリーズ」| Sky-Watcher
6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン
10)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(15) - KIMUKAZU blog
12)0.5倍の安価なレデューサーの適用範囲 : ほしぞloveログ
13)海外天文ショップ訪問記 (その1): Orange county telescope : ほしぞloveログ
14)早水 勉著「星空の教科書」技術評論社
16)
#スマホ天文部#コメント嬉しい
— さくら🌸Kirschblüte (@KOZAKURAKAZUHI1) June 8, 2023
はくちょう座🦢の アルビレオ
再々登場!(しつこいかな~?💧💧)
スマホ動画🔭📹️からの画像処理です
眼視に少しは近づいたかな?と
個人的には思うのですが
いかがでしょうか?(*'へ'*) hmm…
次はコルカロリ✨やミザール✨あたりも試してみたいです♪… pic.twitter.com/QmA1OZ8gzk
撮影データ