よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録084(ケフェウス座 C12/NGC6946、NGC6939)

2023-06-16 05:00:00 | C天体

ケフェウス座 NGC6946(C12)中間渦巻銀河、NGC6939散開星団

画像① QBPフィルター使用、約2200×1300トリミング

はくちょう座の予定した天体を観望後、残りの時間での観望。NGC6946はフェイスオンの中間渦巻銀河で、回転花火銀河の名称もあるとの説明あり、また回転花火銀河。銀河腕に散らばる赤い斑点がつくと回転花火銀河と呼ばれるようだ。

今話題のスマート天体望遠鏡ZWOのSeestar-S50(以下、星見娘という)のテスターTJ ConnollyさんがYouTubeで、M101、M57等のデータ処理を公開してくれて、口径5cmの星見娘では、赤い斑点は無理とのお話あり。それから推し量るに、口径5cmで無理なら口径3cmのFMA135でも普通は無理と言うことになる。今の段階では、他の人が撮った綺麗な回転花火銀河を鑑賞して満足することにしよう。(尚、TJ Connollyさんは、Googleドライブにそのデータを公開してくれていて、ダウンロードしてお試しデータ処理することができる。AstapとステライメージLiteでお試しした結果、画角は1920×1024で狭いが、FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+よしべや天体観測員より遙かに上で、透明感のあるM57、銀河腕がはっきり写った超新星入りのM101等を鑑賞することができる。星見屋さんのツイッターまたはSeeStar-S50のFAQから、TJ ConnollyさんのGoogleドライブへのリンクがある。)

閑話休題

NGC6946はカルドウェルカタログのC12にも相当する。また、NGC6939は、日本語Wikipediaには該当なし、英語を翻訳して読む。今日も誤訳多し、地球から4000光年離れている古い散開星団あたりは間違い無いところか。一応原文も確認する。OKでした。

本当は、ガーネット・スター(資料12)が見たかったのだが、導入できず、カルドウェルがまた一つ見えたということで満足しよう。

 

覚書)

①トリミングすると、アップデートの時に拡大したのと同じ効果があり、画像のあらが目立つが、今後のためにあえてトリミング画像を掲載しておく。

②SynScanProの「天体」→「名前がつけられた恒星」→(The Garnet Star 4.0 ケフェウス座)の表記あり。四等星のところで探せばすぐ見つかる。

 

画像②(640×800トリミング)

画像③アスタップによるプレートソルブ、ディープスカイ・アノテーション

画像④ 640×480トリミング

画像⑤ 640×420トリミング

 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky-Watcher VIRTUOSO GTiシリーズの特長

9)ケフェウス座~Wikipedia

10)NGC6946~Wikipedia

11)NGC6939~英語版Wikipedia

12)ガーネット・スター~Wikipedia

13)オールインワン望遠鏡 Seestar-S50 FAQ集| - ★Hoshimiya.com★星見屋

 

撮影データ

2023年5月16

メダカ部屋観測所

ケフェウス座 NGC6946(C12)中間渦巻銀河、NGC6939散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTi+QBPフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=15s×50frames=750s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
ステライメージLiteで、調整。
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング等