かみのけ座 NGC4169
画像①IR640PROⅡフィルター使用、PNGファイルからVGA切り出し
NGC4169は、HCG 61(通称The Box)と呼ばれるコンパクト銀河群に所属する4つの銀河の内の1つ。
SynScanProでNGC4169を検索すると、画像②のような画面で、The Box の表示が現れる。
Wikipediaによれば、HCGはヒクソンコンパクト銀河群の略で、その1つHCG 92は有名な「ステファンの5つ子」とのこと。
ちなみに、SynScanProでは、「ディープスカイ」から「名前のつけられた天体」には、The Boxが複数見られる。4つの銀河につき同じ名前「Box」で3つ(!?)登録がある。α、δ以外の情報なしに!
初心者には優しくないソフト。しっかり勉強しろということかな。
閑話休題
HCG 61のメンバーは、NGC4169、NGC4173、NGC4174、NGC4175で、FMA135では最も明るいNGC4169だけが写っている。ネット上ではHCG 61の画像・写真が多数存在するが、撮影情報を見るにほとんどが、口径25cm以上の天体望遠鏡を使用している。口径3cmのFMA135の約70倍の集光力(25の二乗÷3の二乗=625÷9)の差があるので、「FMA135よく頑張った。」というべきか。・・・『観測員が無知・無謀なだけ!!!』・・・いつもの空耳が・・・
まあ初心者向けでは無いことは確か。この経験を次の観望に生かしたい。1つ天体を観望するたびに、新しい情報が次々現れる。天体観測恐るべし。以上4無し(財力なし・体力なし・気力なし・知力なし)観測員でした。
画像②SynScanProの自動導入画面でのNGC4169の情報。
画像③SharpCapProによるディープスカイ・イメージ・アノテーション
画像④アスタップによるディープスカイ・アノテーション
画像⑤(元画像)
画像⑥(画像⑤に、SnScanProで、ディープスカイ・イメージ・アナテーションをかけたもの)
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒
4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
6)IR640PROⅡフィルター | 株式会社サイトロンジャパン
10)The Box, galaxy group Hickson 61(HCG 61)~www.astrobin.com
11)NGC4169他 Hickson61銀河群 (銀河:かみのけ座)~富山市科学博物館
13)HCG天体・Arp天体~Hirofumi OkitaさんのWebsite
撮影データ