よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録068(かみのけ座 M88、M91)

2023-05-30 06:00:00 | MC天体

かみのけ座 M88(渦巻銀河)、M91(棒渦巻銀河)

画像①(QBPフィルターⅢ使用、SVGA=800×600切り出し)

M88(NGC4501)、M91(NGC4548)は共におとめ座銀河団に属する。M91は長い間不明な天体とされ、色々な議論を経てNGC4548が、M91として受け入れられているとのこと。

M88までをマルカリアンの銀河鎖とされる場合もあるようだが、Wikipediaでは、M84~NGC4473までの8銀河に限定していて、M88は入っていない。マルカリアンの銀河鎖最後の一つと思って、観望に望んだので少しがっかりであった。

これで、かみのけ座のメシエ天体8つの観望を終えることができた。

なお、いつものVGA(640×480)では、2つ一度に入らないので、今回はSVGAサイズ(800×600)での切り出し。比較のためにそれぞれVGAサイズでの切り出し(画像③、④)とした。

また、ブラウザのサファリの日本語翻訳を信じて、Astapをアスタップと記述している。

 

画像②(アスタップによるプレートソルブ、ディープスカイ・アノテーション処理)

画像③M88周辺VGA切り出し

画像④M91周辺VGA切り出し

画像⑤元画像、視野回転部分トリミング

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

5)SkyWacherAZ-GTiマウント

6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン

7)かみのけ座

8)M88渦巻銀河~Wikipedia

9)M91棒渦巻銀河~Wikipedia

 

 
撮影データ
2023年5月9日
ベランダ観測所
かみのけ座M88(渦巻銀河)、M91(棒渦巻銀河)
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルターⅢ
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでPNG保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=15s×35frames=525s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、自動色補正、α,δ grid表示、Deepsky annotation処理。jpeg保存
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング