よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

閑話009(読書『師匠はつらいよ』)

2023-06-24 05:00:00 | 閑話


実は私、見る将(プロ棋士の将棋を観戦するの人たち)。最近は、藤井聡太竜王名人(七冠)を中心にABEMAで見ています。6月20日王座戦予選 藤井竜王名人VS村田顕弘六段戦、予想に反して序盤からず~と村田六段優勢。もっとも村田六段はこの展開を予想していたのか事前に『自分の将棋人生を賭けて挑む』の発言あり。終盤、竜王名人が勝負手6四銀。将棋AIの形勢判断は3対97で村田六段勝利目前。ここで村田六段間違える。数手進むと形勢逆転。99対1で23手詰め発生。藤井竜王名人勝利。
その後、将棋関係のSNSが凄いことに。『怖いもん見た!』『ナイアガラの滝』・・・
最強棋士を普通に追い詰めたということで、負けた村田六段の評価も漠上り。村田六段の書籍・・・バカ売れだそうです。(藤井対策のためにプロ棋士が買っているとのツィッター情報もありました。)村田六段については、Gooで親交のある方のブログを発見!拝見させていただきました。
(6月23日には、AMAZON将棋本ランキング3位で、少し落ち着いてきた。)

閑話休題

将棋は指さないので、横目で眺めていたのですが・・・
AMAZONを見ると、大試合を見た私の興奮を見透かしたように、見出しの本が・・・ついポチ。



将棋界では、大谷と並ぶ現代の天才と呼ばれる藤井竜王名人の師匠杉本八段の本。週刊文春に連載されたコラム100話の単行本。
第44回の『走る棋士』は光村図書出版の『ベスト・エッセイ2023』にも選ばれているという。近くに天賦の才能を持つ弟子を持った人の日常・・・面白かった。
真面目で優しい人柄が伝わってくる文章。天才藤井聡太は、この師匠あって開花したと改めて思う1冊。一気読み。
中でも、第54回『パソコンショップでの攻防』と第100回『連載100回の感想戦』が傑作。藤井竜王名人寄贈のAMD (Ryzen Threadripper 3990X搭載)130万円将棋研究用パソコンで、藤井竜王名人と永瀬王座の隣でエッセイを書く杉本八段。素敵でした。将棋ファンから見たら最高の贅沢。

参考資料