分け入っても分け入っても本の森

本読む日々のよしなしごとをそこはかとなく♪

●村上開新堂のクッキー

2010年08月16日 23時19分05秒 | お菓子
「暑いですね」「今年はとくに」――どの夏にも繰り返される台詞なのに。
観測史上、記録更新を続ける猛暑日の実感には、もはや出る言葉とて単調の極み。

あづい~!!

「いつもの夏とは違うんです」「今年はとくに暑い夏だった」――って、来年も記録更新したらどうなるのでしょうね、こりゃ(~~;

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村上開新堂のクッキーをもらいました。
久しぶりというか懐かしいというか♪
なんでも、注文してから1ヶ月待たされたそうです。

今ではwebサイトもあるし、そこに書かれてある通り、要は一見様お断りの元宮内庁大膳。
「一見様お断り」なんて、そうはっきり書かないところはアレですが……。

登録客は旧平民(←何たる言いぐさでRか)の政官財なら上層部のみで、下手に紹介を頼んでも恥をかくだけ。ってことがわかっているのに、「子供の頃家族で来てました」みたいな話して、何も知らない負けず嫌いの読者、サポーター、お取り巻きたちに、「東京に行ったら寄ってみます」なんて言わせてる某有名人など、やらしいな、と思って。まあ有名人が有名人なら、そのファンもその程度なのか……。

一見、何の変哲もないようだけれど……簡素な紙袋の中に白い段ボール入りで。


リーフレットも入っていて。


段ボールを開けると茶紙に包まれていて。


茶紙を開くと、ようやく本包装。


何の変哲もないようだけれど……。


その本包装を開くと、やっと赤白の水引。(店舗webサイトなどは、この状態のみ掲載されています。赤白を紅白と思っている人も多いようですが……これは紅白ではなくて赤白です。ぼくは1人1個もらったので小さめの缶)


実際には赤白の水引の下に、このカードが添えてあって。


クッキーリストも入っていて。


店名など、どこにもいっさい記されていない桃色の缶。(缶の地色は金)


中は、これまたいっさい仕切りなしでクッキーがぎっしり詰められていて。

(表に撒いてある小さなメレンゲなどはともかく、ここからクッキーを取り出すのは、かなり大変。いったい、どうやって詰めているのでしょうか)

もはや他にはない味。
「泉屋」のクッキーに似ているという人もいますが、それは違う。
繊細微妙なスパイスの遣い、生地の素材加減。
たんにレトロでは済まない、なんなんでしょうか?

取り出して皿に並べて食べるのもよいかもしれませんが、ぼくは勉強しながら缶ごと横に置いておいてコーヒーを飲みながらつまんで齧るのが好き。それがわかっているので(他の家族に迷惑なので)別に1缶もらえたみたいです(^^;

少し皿に取り出してみたりして。

配色のバランス上乗せていないけれど、「コーヒークッキー&クリーム」が、ぼくのお気に入り♪
スパイス遣いが絶妙です。

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これのいったい何がどうなのかというと、何だろう(^^;
高級とかセレブとか上流とか、そういうしゃらくさいものを通り越したところにある雲上の感。皇室趣味というか、趣味というのは適切ではありませんが、通り越したところの簡素さ。上等の域。だったはずなのだけど……どうなのかな。

今の日本に階級など存在しませんからね。その気になってるバカはおいておいて。
あるのは皇室と平民と、結果としてのあらゆる階層のみ。
なんだかんだいって、他の先進国、途上国どこよりも平等な国家です。問題は多いけれど、あくまでも他との比較上。

先進国のトップはアメリカではなくイギリスですが、あの階級社会は、もはやじつにひどいことになっているし、一方、上り調子の途上国に勢いがあるのも当然で(そりゃ新しいものは綺麗です)そこに輝きを見るのもまた錯覚です。
いずれにせよ、いまや地球全体で衰退への下降線を辿っているとしか考えられないのに……。(これでよいのか?)

この期に及んで、「家の親は医者で金持ちで大学教授で自分はブルジョワ」を自称するような日本のバカも現実にはいますが、それを階級と自認している段階で大きな誤りで、ご本人の教養が知れるところ。
それは階層です、たんに。
 

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