ガンバレ健太!

手の離れた息子に叱咤されてるダメ親父の日記

プリンスの一言

2009年03月15日 12時42分58秒 | 将棋
昨日将棋クラブに妻が迎えにいくと、クラブで皆さんに“プリンス”と呼ばれている30代の方が席主のT先生に「健ちゃん前はたぶんこれがいい手だろう、ぐらいの気持ちで指していたのが、今は確信を持って指している」と言うようなことを話されていたらしい。

思い返せば、ちょうど1年前の今頃に、当時毎週のように教えていただいていた“プリンス”に「健ちゃんの良さの鋭い攻めがなくなってきている」と言われたのが、私の息子を応援するスタイル・スタンスを変える切っ掛けだった。そう言われてすぐに『俺のせいだ!』と思った。私が勝ちに拘る余り負けてはいけないと、それまで攻め将棋だった健太の将棋が、受け将棋になってきているんだと、すぐに感じた。「俺何やってるんだ。応援しなくちゃいけない俺が健太の足引っ張ってどうすんだ」とそれまでの自分を悔やんだ。

それまでは教室やクラブにも付きっ切りだったが、それ以降は将棋を見ずに帰ることにしたし、大会などでも将棋は見ないようにした。(遠目に表情を追ったりはしている) これは応援する親の姿勢として最善手とは思わないが、ちんけな私が指せる次善手なのである。

日々の努力に協力したり、大会や支部会を見つけては会場まで連れて行ってあげるまでが私の仕事だが、会場に入ってしまえば私のすることは何もないと思っている。自分の思うように好きに指してくれればいい。

1年前の“プリンス”のあの一言がなかったら、今でも私は間違いを犯し続けていただろう。




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