龍体力学覚え書き

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「参謀本部と陸軍大学校」

2017-08-15 12:41:12 | book
終戦記念日。体よく肥え太らされたものが、まんまと収奪された流れ。そして植民地記念日でもある。

昨夜は終戦直後の樺太での戦闘継続の悲劇のNHK特集が放送されていた。

札幌の陸軍司令官からの「樺太死守」という歪んだ命令が発令されていたり、無条件降伏したはずの日本に対して物見遊山的に上陸してきた敵国に対して「先制攻撃」しちゃうとか、その攻撃を実行した部隊が停電の影響で戦争終結を知らなかったとか、悪い条件の重なりっぷりが八百長を思わせた(確実に南樺太を奪わせるための策略)。

札幌で変な命令を出した陸軍将校の顔と名前に見覚えがあり、こいつクワセモノじゃなかったっけ?・・・とウィキってみたら、「暴走する経歴」の持ち主であった。つまり終戦時にそこに配属されていたのも敵国の工作ではないか?とか、件の停電も敵の工作員によるものではないか?・・・とか、思えてならなかった。

福島原発の「事故」と同じ構図・・・。

こういうことを仕組んだ張本人たるクソ人種(樺太を今も占拠している人種とは限らない)は、つくづく地球から駆除されるべきである。とある断層湖が破滅的に割れて、胡散臭い聖地もろとも地中に消えてしまえ。罰が当たって滅ぼされる理由だらけなのだし。

まあそいつらの手先となって協力する輩が日本にもゴロゴロいたのだから、どうしようもないのであるが。


そして正確にいえば無条件降伏を強いられた屈辱記念日の本日。「参謀本部と陸軍大学校」(黒野耐著)を読了(平成29年39冊目)。

日本が肥え太らされるプロセスの真っ最中の明治時代から昭和20年までの参謀本部と陸大界隈を中心にした帝国陸軍の流れがサラッとたどれる本。

外国と敵対する以前に、国内の政治勢力、海軍、陸軍内の勢力争いなどによって完璧な組織を作れなかった歴史。さらにせっかくのエリート教育を施す教育機関が、幕末から明治初期を生き抜いた大物たち亡きあと、それを補う人材を殆ど供給出来なかったような印象を与えるが、明治の元勲たちには、日本を肥え太らすためのシナリオを描いてくれた影のブレーンがいたかもしれないし、収奪期に入った日英同盟解消以後は、単にやらせてもらえなくなったんだろ?・・・というイメージもあるから仕方がないか・・・。
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