結果的にメインキャストふたりの最後の対戦となる2017年天皇賞(春)が描かれた今回の第9話。
レースシーンをとらえるカメラの角度が工夫に工夫を重ねられていてまるで映画風。実際の競馬中継にはなかなか見られない具合だったのは、まさにアニメなればこそ。こういう風に丁寧に描いたら、そりゃあ満足度も高いですよ。
しかも前半は、千葉県観光協会とのタイアップか?と思いたくなるような塩梅で、東京駅から京葉線で千葉へと向かう小旅行シーンも実に美しく丁寧に描かれた。
ありがちにアクアラインで一気に房総半島へ・・・ではなく、東京駅地下ホームからの出発にして、普段使っている京葉線が描写されたりしたら、そりゃたちまち感情移入度もアップするのは当然である。
京葉線、内房線、五井駅、小湊鐵道、馬立駅、養老渓谷、粟又の滝、笠森観音、いすみ鉄道、大原駅、太東岬
このコースが充分聖地巡礼コースになりえるような美しい描かれっぷりであった(実際はあんなにキレイじゃない)。
海を見に行くという設定上、他にも安易に湘南方面とか、いっそガルパンにあやかって大洗方面、或いはサトノダイヤモンドの馬主さんと同じ里見姓の大名の本拠地でもあった館山方面等ではなく、敢えて外房の大原、太東岬方面を目指さすように描け!・・・と胴元さんからのお達しがあり、それに基づいてこの第9話は重大な監視下で制作されたのだと思われる。
そこにどういう「意味」を見出すか。これが中央競馬のレースに対して、正統派ではない角度から眺めている一定数の人間に提供された、ほれほれ、解いてみろよ!・・・という「ネタ」であることは想像に難くない。
まあとにかく、全体的に美しく丹念に描かれた今回の「第9話」は断固として神回認定したい(千葉県に住んでいる人間なので大いに「高下駄履かせている」のは重々承知)。
かえすがえすも、今シリーズにおける前半の拙速さ散漫さが惜しまれる。そういう具合に雑然とさせておいて、後半にこうして丁寧な神回を散りばめる意図があった・・・ということにしておきますかな。いわゆるチェンジオブペースってやつだ。
レースシーンをとらえるカメラの角度が工夫に工夫を重ねられていてまるで映画風。実際の競馬中継にはなかなか見られない具合だったのは、まさにアニメなればこそ。こういう風に丁寧に描いたら、そりゃあ満足度も高いですよ。
しかも前半は、千葉県観光協会とのタイアップか?と思いたくなるような塩梅で、東京駅から京葉線で千葉へと向かう小旅行シーンも実に美しく丁寧に描かれた。
ありがちにアクアラインで一気に房総半島へ・・・ではなく、東京駅地下ホームからの出発にして、普段使っている京葉線が描写されたりしたら、そりゃたちまち感情移入度もアップするのは当然である。
京葉線、内房線、五井駅、小湊鐵道、馬立駅、養老渓谷、粟又の滝、笠森観音、いすみ鉄道、大原駅、太東岬
このコースが充分聖地巡礼コースになりえるような美しい描かれっぷりであった(実際はあんなにキレイじゃない)。
海を見に行くという設定上、他にも安易に湘南方面とか、いっそガルパンにあやかって大洗方面、或いはサトノダイヤモンドの馬主さんと同じ里見姓の大名の本拠地でもあった館山方面等ではなく、敢えて外房の大原、太東岬方面を目指さすように描け!・・・と胴元さんからのお達しがあり、それに基づいてこの第9話は重大な監視下で制作されたのだと思われる。
そこにどういう「意味」を見出すか。これが中央競馬のレースに対して、正統派ではない角度から眺めている一定数の人間に提供された、ほれほれ、解いてみろよ!・・・という「ネタ」であることは想像に難くない。
まあとにかく、全体的に美しく丹念に描かれた今回の「第9話」は断固として神回認定したい(千葉県に住んでいる人間なので大いに「高下駄履かせている」のは重々承知)。
かえすがえすも、今シリーズにおける前半の拙速さ散漫さが惜しまれる。そういう具合に雑然とさせておいて、後半にこうして丁寧な神回を散りばめる意図があった・・・ということにしておきますかな。いわゆるチェンジオブペースってやつだ。