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玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

蘇った妖怪のような

2022-08-01 14:50:17 | 時事

細田派から安倍派に名称が変わった頃から、「安倍党」という位な勢いを感じていた。

「台湾有事」「防衛費のGDP 2%」何の理屈もへったくりもないのに、言葉だけが異様に強かった。自民党の右傾化が世間や社会の右傾化まで侵食して行く勢いがあった。

その原因は面白可笑しくメディアが大きく取り上げたからであろう。そして、橋下、三浦、スシローら定番の御用タレントが外野で声を上げ、更に騒ぎを大きくしていく。

ところが全く違う方面から思いもしない厄災が降って来た。これは民主党政権に降りかかった東日本大震災といった天災ではなく、あくまでも過去の怨霊のような厄災であった。

奈良の安倍元首相遭難事件で、ガラリと政治の位相が引っ繰り換えった。

かつてのオウム真理教に匹敵して、何故か今まで鳴りをひそめていた統一教会が亡霊のように復活してきたのだ。

オウム真理教はサリンを造り、実際に散布し、ヒトを死に至らしめたカルト宗教団体だった。その時に、「統一教会」も霊感商法や合同結婚式でメディアのやり玉に挙がっていた。

何故だか、その後はずっと身をひそめていたが、今や「家庭連合」と名前を変えて平然とマスコミの前に現れてきた。

それも「統一教会」に一生を台無しされた男の手製の2発の銃声によって、突如蘇った妖怪の如く公衆の面前に顔を出したのである。

宗教団体の代表が記者会見をする。かつてオウムでは上祐とかいう人が出てきたが、今度出てきた田中という人は紳士面をしているが胡乱臭さという点で同じ匂いがする。

そして、「統一教会」が「勝共連合」に関係し、その成立には安倍氏の祖父岸信介が関わっていたことが公然となった。初めて、「統一教会」が岸家と強いつながりがあることが、これも公表された。

結局、自民党安倍派はいったい何だったのだろうか?これからその答えが出ようとしている。

先日、都会(藤沢)に出ましたが、街はコロナの為か静かでした。

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空白の2~3秒間

2022-07-27 12:51:08 | 時事

映像は事実を伝えるのに、優れた伝達手段であるが、それを一部割愛して、2回撃たれた間の2~3秒間を、地面を映して報道したメディア(特にNHK)があった。

驚愕の事件で、一瞬、撮影者の手振れかと思わせた。あるいは、あまりに凄惨な場面と考え、子供に見せるのを避けた編集かと思った。

ところが、その後のネットで流れた実際の映像を見る限り、事実は単に2~3秒間の時間を空白にしただけだった。

理由は分からないが、実際の映像を編集し、結果は、編集という名の改竄を行い、何秒間かの実際の時間を滅失させたわけである。

よく目を凝らせば、的確に警護していれば、助けられたかもしれないという疑問が素人の目にも見えてくる。

最初から警察のミスの擁護だったのか?単に事実の波及が恐くて、隠蔽したいだけだったのか?

どうであれ、結果は、報道の自由が報道する側の手で曲げられ、又は歪められたことだ。

今後、人々は報道映像に信頼を持てなくなることだろう。そして、大手企業のメディアは衰退の一途を辿ることになるのだろう。

元よりいれる気はないが、最後まで「みんしゅ」なのか、「りっけん」なのか、解らなかった。

彼らは大企業労働組合をあてにして、生活に苦しむ一人一人の有権者に目を向けていなかった。彼らこそ一種の(労働)貴族なのかしら。

 

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思い返せば、…

2022-07-18 13:16:02 | 時事

21世紀になって、既にマスコミは、メディアは変貌していたのだ。

節目としては1999年の朝日新聞の経済部出身の社長の「普通の会社になろう!」を筆頭に、それぞれメディアは事業の多角化をすすめ、2000年代半ばには、新聞・テレビは持ち株会社を設立しはじめた。

そのあたりから、この國のマスコミ、メディアは信用に値しなくなったのではないか。

今回の事件でも、一番恥ずかしいのは、諸外国では「統一教会系の-」と言っているのに、この國だけは、特定の「宗教団体」と具体の名称を避けていた。

犯人の目的は「政治信条ではない、その宗教団体と安倍首相と関係があると“思い込み”があった」と伝えた。「思った」なら事実関係だろう。「思い込み」と云ったら、これは他者の判断が入ったと思うのが日本語であろう。読者の日本語力をバカにしている証左だ。

こうした「言い回し」は、警察情報なのか、新聞各社の申合せなのか、どちらかなのか分からないが、読者の日本語能力を試すようなメディアの態度は如何だろうか。

そんな程度の報道の何処に真実が、いや事実があるか、逆に聞きたいものです。

ましてや、それで商品として売ろう、且つ消費税も軽減措置を受けようと、そんな甘ったるい企業体質で今後どう生き残っていくのだろうか。

かつて、日本が敗戦したときに、鈴木貫太郎首相に『ポツダム宣言、黙殺!』と言わせたのは、あの当時の新聞社だったのではないか、と私は疑っている。

そのために広島・長崎の何十万人もの原爆犠牲者が生まれた責任の一端を感じた記者は、一体何人いたのだろうか?敗戦後、朝日を辞めて「たいまつ」を創刊したむのたけじ一人なのだろうか?

「暴力が民主主義を侵してならない」と云うマスコミ自体が、実は「言葉という暴力」を持っていることを忘れないで欲しい。

鎌田慧『反骨のジャーナリスト』岩波書店より

 

 

 

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遠い先の風景

2022-07-15 17:33:04 | 時事

その遠い先の風景には、あの戦争に負けた時の東京裁判の被告の選別にまで辿り着くことが垣間見えてきた。

ネットでの元朝日新聞記者佐藤章氏の語ることに思い当たるものがあった。

この事件によって、何かが変わって行くかもしれない。

太平洋戦争を開戦した東条内閣の閣僚は皆巣鴨プリゾンに入れられた。それを察知して、自死した人もいた。

東條の満州時代からの協力者である星野直樹と岸信介は同じ官僚出身だった。二人とも東條内閣の閣僚になったが、星野はA級戦犯として無期懲役となった。

東條は絞首刑となり刑死した。その翌日、岸信介は釈放されて弟の佐藤栄作の処を頼ったという。その後、岸は自由民主党を造り、やがてこの國の首相となった。それがどうして、それから、・・・。

佐藤章氏の話したことは、白井聡の『永続敗戦論』というような思想論ではなくて、今も現実に継続する敗戦国の占領されている現実の属国の姿であった。

この國の事を考えると、8月15日の終戦の日ではなく、どうしても9月2日の敗戦日の日を起点としてモノを考えて行かないと、大きな幻覚に惑わさられ、結果目隠しされることになり、今の此の現実を視ることはできない。

あまりにも霧が深く、こちらの口も重くなります!

近くの道端のワルナスビ。北アメリカ産、見た目は可憐だが、…

棘があって、毒もあり、花言葉は欺瞞、悪戯とか。

 

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随分と口が重い

2022-07-14 14:11:00 | 時事

宗教団体の名前が普通にマスコミで使われるようになってきた。ずいぶんとこの事には口が重いこと。

マスコミで語る人間は不利益を受ける人もいるだろう。会社に雇われている放送人は社内での待遇や人事に影響を受け、又、依頼されている外部のコメンテーターたちの口も一様に重いようだ。

今日の羽鳥モーニングショウは尻切れトンボで終わった。多分放送局の上層部に大きな圧力がかかったのだろう。

しかし今回の事件で、古い栓が抜けて、浮遊物で腐りかけていた溜池の泥水が少しづつ排出溝に動き出したような気がしないでもない。

我々、庶民はただ霧が晴れて、その現実の風景が現れてくるのをただじっと待っていることしかできないのだろうか。

住宅地で見つけた珍しい花?帰って調べたら、風船唐綿(南アフリカ原産)と云うそうな。

 

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