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玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

首が折れるほどのメダル

2022-09-21 11:53:18 | 時事

「首が“へし折れる”ほどの金メダルをあなたに」(『世界』2021・10月号)という論考を書いた高橋純子という朝日新聞の人がいる。このヒトはサンデー・モーニングに過去に出たことがあるので、細面の知性的な方とお見受けした。

この特製の金メダルを掛ける人は「アンダー・コントロール」のアベに対してであり、首相として在ること自体が無責任なスガだ、と彼女は言っている。新聞紙上を離れると、此処まで勇敢に言葉を使える新聞人なのか、と考えを新たにした。

私は「東京オリンピック」とは、日本人にとって国民的に成功体験のあった戦後唯一無比の大事業だった、と思う。

しかし昨年の「オリンピック2020」は、それをもう一度体験しよう、もう一度儲けよう、もう一度世界に日本を発信しようとした。実は、米国に、戦争でも、経済でも、二度敗れた此の圀の“悪あがき”だったような気がする。

首が折れれば当然全身がマヒして歩行不能となる。首が折れた原因がこれからひとつずつ露わに可視化される筈だ。その意味でしか捉えられない「金の亡者の祭典」を推進した者たちのあさましい顔をとっくりと拝見したいものだ。

だが、この庶民のやけっぱちの欲望にパンを投げてくれるだけの度量が今の自民党政権に果たしてあるだろうか?それができれば、岸田氏も一端の政治家になれるのだが。

20世紀は懐かしい。変わらずに昔の味だった。

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ここで、この言葉を使うとは、…

2022-09-15 13:47:50 | 時事

この言葉とは「はしたない」という言葉だ。

アベ国葬に関して、国際政治学者だと名のる女性が発した言葉だ。発した先は国葬に欠席する旨のハガキをTwitter上に載せた二人の女性政治家。

今まで生きて来て「はしたない」と言われたことはない。そんな言葉を使う家庭環境でもなかった。もうほとんど死語だと思っていたので、まず驚いた。

つい『広辞苑』で調べてしまった。「はしたない」にはいろんな意味がある。中途半端である、つつしみがない、みっともない、無情だ、当惑する、きびしい・・・。

最近買った『言海』には「婢(はしため)」という言葉もあった。ざっと、こういう意味のようだ、…。

多分、彼女は自分を厚遇してくれたアベ様に対して非礼だと言いたくて、ただ相手を威嚇する、蔑みたくて使ったのだろうが、言われた側の二人の女性はどう受け止めただろう。多分、同姓に言われたので、余計に気持ち悪い感じがしただろう。

ただ相手を打ち負かすためには、相手が不快になるなら、気持ちの悪い言葉でも、何でも使う人間のようだ。

何が何でも、どんな時でも、政権側に利する発言をして自らの既得した立ち位置を保持しようとする専門家(?)が今のテレビにはあまりに多い。此処にも「自分だけ良ければよし」という他者への思いに欠けるネオ・リベラリズム。

年寄りは只々唖然として、煎餅でもかじるか。

シャイン・マスカット。この量なら380円、これで十分さ。

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声の大きい人

2022-09-09 13:58:39 | 時事

今回の「国葬」は、自民党内の声の大きい人の反動が恐くて、そしてその後ろに居る声の大きい一部の国民の怒号を懼れて、麻生氏―岸田氏の中核ラインで機先を制する形で即時に決定されたのだろう。

その決断は早過ぎたことによって奇妙な違和感を社会に与えた。

その後「統一教会」と岸・安倍三代の関係が顕在化したので、多分決定を1週間遅くしたら、声の大きい人は極限まで大声を出して「国葬」にせよ、と名誉挽回の声を上げただろう。

もう1週間延ばしたら、多分声の大きい人は自らの保身に汲々として、「国葬」とはおくびにも出さないようになっただろう。

決断が速いので、これは岸田政治ではない。漫画・アニメが好きな麻生流であろう。

だが、岸田氏周辺では、この問題の異常さ、危険さを察知していて、敢えて「国葬儀」という気妙な言葉を使うことを思いついたのであろう。

もっとも岸田氏は、吉田茂の「国葬」と安倍晋三の「国葬儀」は似て非なるものと惚ける器量はなかったし、既に時間を徒過してその機会も失ったようだ。

どうであれ、安倍晋三というヒトは、とてつもなく、大物の政治家になってしまったのは事実である。

これも、この時代の、この国の人々の、認めた、或いは見逃した、又は沈黙した結果である。

今となっては、かつての愚かな戦争に再度堕ちこむ前の特別な警笛だと、「国葬」と「統一教会」の問題を捉えるしかないだろう。

戦争は「平和を願う、祈る」だけで実現しないと思っている。

「声の大きい人」「力の強い人」をどう制御していくかが、「戦争の遠くで暮らす」一つの有効な手段だと思っている。

写真の三列目、右端が岸信介国務大臣

 

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自民党の落日

2022-08-31 14:32:36 | 時事

今振り返れば、民主党に勝った自民党に一種の胡散臭さがあった。それが何だったかいまだによく分からない。どこぞの宗教の為とは思いたくない。

第二次安倍政権から、たとえそう思っていないにしても、格好だけは国民の側を向いている振りをするのが民主的な政権の形だろうが、そうは感じられなかった。

掛け声だけは立派な政策という舞台衣装が徐々に剥がれていく。そして、モリ・カケあたりから、自らの権力の行使を完遂する為に、マスコミの目と口を塞ぎながら、官僚の頭と手を払いのけながら、此処まで約10年余やってきたのが、悪夢の「民主党」後のサタンの「自民党」であろう。

抑々何も寄る辺の無い、自称の保守、雰囲気の右傾の議員たちのアベロスの喪失感はかなり深いようだ。こうした議員がどのぐらい居るのだろうか。良くも悪くも、彼らがこれからの自民党の行き先を決めていくのではないか。

いまは、自民党はもとより、官邸や記者室や財界の至る所に質の悪い黴(カビ)の様にアベロスの残滓がそこいら中に残っている。

またも岸田政権は、アベ・スガを踏襲し国民の顔を見ず、党内闘争に明け暮れている。保守や右傾のアベロス症候群議員のための過度な忖度から、国葬をして「アベ神」を作るつもりかもしれないが、神化しなかった場合の事を考えてないようだ。その時は「国葬儀」は「恥葬儀」なるかもしれない。

堅固な建物も老朽化すれば内部から腐るように、国有地の上に立つ古ぼけた自民党ビルが震度5ぐらいの地震でバラバラに瓦解するのを見てみたい気がする。

近くの路地物で買った甜瓜。実は熟し過ぎてあまりうまくなかった。日ごろ食べていないので、食べ時の判断を間違えたようだ。

 

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賞味期限切れ内閣

2022-08-11 02:18:58 | 時事

冷蔵庫に入れていても、少し時間の経った発泡酒は美味くない。そんな感じの内閣改造だった。あらゆる派閥に配慮した「気配り内閣」のような気がする。

人々の求めているのは白黒を付けた旧統一教会離れと、アベノミクスの評価と、これまでのコロナ対策の失敗を認めることだと思う。

厚労族議員の代表格の「37度5分以上四日間大臣」を復活させたことは呆れて、噴飯ものである。またも医者の仮面をかぶった医系技官の既得利権による医療放置が行われることが解った。

あの決まり文句で、いったい何人の方が医者にも行けず苦しんで死んだのだろうか?国民の怒りに気付いていない愚かな首相であることが分った。

国民の声を聞かず、うるさそうな派閥議員の声を聴く、ありふれた古い型の自民党内閣のようだ。

政策の選択は人民の命を奪うという緊張感がない。こんな鈍い人たちに何ができるのだろう。また、人々の怨みの標的が加藤さんに向くかもしれない。

今度の閣僚にも旧統一教会との関係した議員がいるし、これから更に増えるだろう。

夏場だし、賞味期限切れ代議士ばかりの内閣改造は勘弁して欲しいものだ。「昔の名前で出ています内閣」かもしれない。昔なら実力者内閣というのかもしれないが、今は「政治廃棄物内閣」とでも、…、云い過ぎかな。

先週、湘南梨の初物を手に入れました。昼過ぎに行ったので、余りもの。大きなものが「夏しずく」というそうです。二つで200円、おいしかったです。小さなものはタダでくれました。

 

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