パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

プレゼン終了~Comparative Environmental Law

2007-04-30 23:53:47 | ロースクール
 今日はもうPerfect Weatherで先週外で授業した教授はよっぽど気に入ったのかまた外で授業でした んで昨日パンダさんに励ましてもらいましたが今日は夕方のComparative Environmental Lawの授業でプレゼン。各自書いてるペーパーをプレゼンする一環。
 どうせリサーチするなら知らないこと&日本では勉強しにくいことと思ってEnvironmental Justiceをテーマにしてしまって、しかも選んだ地域がサッパリ土地勘のない南アフリカで、さすがに比較対象は楽をしたいと思って日本にしてますが、おかげで南アと日本のEnvironmental Justiceの比較(ネタは大気汚染)というおかしなトピックになってて、よく分からないことだらけというか。あっ、Environmental Justiceというのは例えば有害廃棄物処分場が黒人居住地域ばかりにあるとかに反対するムーブメントで、起源は勿論というかアメリカですが、まぁ非常にパワフルな政治運動になってクリントン政権時にはExecutive Orderまで出ています。当然日本人的にはなじみが薄い分野ですが、人種に限らず環境ベネフィットの分配イシューと広く捉え直せば参考になるべきところは地域的、全国的、地球的規模の問題それぞれであるんじゃなかろうかと思ったんですよね。直感的ですが日本の事例からすると、分配に必ずしもフォーカスせずとも、全体的な環境改善を図ることでヒドイ事例を解消するってアプローチは有効で(パレート最適を目指すとみんなのべネフィットになるって話と同じノリ)、どういう場合に有効じゃないのか考えた方がいいのかなぁという気がしてます、今のところ(すぐ思いつくのはSO2のETで議論されたHot Spot、NIMBYネタはどうかな(・ ・?))。ちなみに南アの憲法・判例・条文とか読んでみましたが、キョーレツにprogressiveです。もっとも紙と実際が違う場合も多いので・・・まだやることがいっぱいありますね

 プレゼン自体はあー疲れたの一言で、うまくいった気は全くしないがまぁこんなものでしょうというか、諦めましたというか 考えがまとまらないので結局スクリプトを用意して(Citationを気にせず乱打するとこんなに早いのかとある意味ビックリ)、スクリプトを読んだり飛ばしたりしながらお世辞にもコンパクトにまとまったスッキリしたものになったとは言い難い。まぁリサーチ自体終わってないんだからしょうがないか(開き直り)。よく考えるとプレゼンする機会は実は今日で最後っぽくて、結局原稿を用意しないでスラスラしゃべるという段階に至らなかった(いや先学期挑戦してイマイチだったわけですが)のは残念ですね 日本語みたいに冗談挟んだりとかまでは無理と諦めもつくんですけど・・・。