パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

The New York Botanical Garden

2006-04-01 23:40:30 | 環境ネタ
 昨日の話ですが、職場のExecutiveのビジネスに同行して、ブロンクスにあるThe New York Botanical Garden(ニューヨーク植物園)に行ってきました。実は新宿御苑菊の栽培で技術協力をしているのです(ブラジルからNYについて3時間で訪問、翌朝には日本に出発という超ハードスケジュール

平たく言うと、新宿御苑の菊(↓こんなの※)を
   
The New York Botanical Gardenでも栽培したい!ということで、2007年秋には展覧会の予定だとか。 ※新宿御苑HPより

 ついでですが、実は私、この植物園に来るのは初めてだったのですが、何でも世界でも5つの指に入る規模だとか、いろいろ驚くことがいっぱいでした。例えばですが、イベントでやっていたOrchid展覧会なのですが、
      
花そのものもキレイなのですが、案内プレートの色、見覚えがありませんか?この展覧会はティファニーがファンドしていて、さりげなく(?)スポンサーシップをアピールしているわけですね。ちなみに5月にはファイザー研究棟が新たにオープンするらしく(ファイザー製薬が出資している)、ファンドレイジングの巧みさに驚くばかりです。
 
 こっちは昨年オープンしたばかりの完全コンピュータ制御の主に研究用のNolen温室です。何だか先端技術が評価されて建築関係の賞を受賞したみたいですね。
   
 さらに、7百万種以上の標本を保存していて、しかも一部(といっても80万種!ほど)オンライン上で誰にでも利用できるようになっています(現在オンライン利用範囲を拡大中)。
 特に、標本博物館のオンライン化は、換言すればひたすら写真を撮り続ける作業なのですが、こんな地道なところへの投資を惜しまないスケールの大きさを感じました。

 その他教育プログラムも大人・子供問わず充実させているそうで、確かにたくさんの子供達が勉強中でした。ちなみに、Botanical Gardenは、研究・教育機関としての性格を持つ点で、単なる植物庭園のBotanic Gardenと区別されるそうです。確かにブロンクスはBotanical Gardenだけど、ブルックリンにある小さいほうの(それでも大きい)植物園はBotanic Gardenですね。

 もちろん植物達の美しさは言うまでもありません。
    
   
 今後もいい協力関係を築いていけるといいと思います