パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

愛しのツールたち~Law Dictionary

2005-11-18 23:08:45 | ロースクール
勝手にIndoorさん(Outdoor Indoor、同期のOutdoorさんの奥さんです)のマネをして、愛用の道具を紹介します。
 日本語と同様、法律英語は通常の英語と違う意味を持ちがちで、Law Dictionaryは、本来はそういう専門的な意味の英語を普通の英語で解説してくれる辞書です。なぜ「本来は」というかというと、「英語」はたぶんそんなに苦労しないのです。概念自体を知っておけば、例えば"Strict, Joint and Several Liability"とあっても文脈で「ああ、無過失連帯責任みたいなものね」と分かってしまいます。本当に困るのは「ラテン語」の山です
 普通の英和辞典で充分解説されているもの(inter aliaとかvice versaとか)ならまだしも、何の前触れもなくaction in remとかde novoとかpro bonoとかde minimisとかper curiamとかbona fideとかquid pro quoとか・・・・・もうやめてぇ~ というわけでラテン語退治のためについ一ヶ月ほど前に飼いました。リーディング時のオロオロ感が薄らいだ気がします。ああ、もっと早く買えばよかった。
 先日NYCマラソンでいらしたRさんに聞いたのですが、こちらのエリートは高校のときにラテン語を習うそうですね。やたら難しい言葉を使って素人を煙に巻く、ってのは嫌われる専門職の特徴ですが、やがて母国語の仕事に戻っても煙に巻かれる悲しい思いは忘れないでおこうと思うのでした