神は真実なれば、汝らを耐え忍ぶこと能わざるほどの試練に遭わせ給わず。
試験の季節である。入学を目前にしている受験生たちにとってはクリスマスも正月もない、と思われる。ヒョッとするとヤキモキしているのは親たちだけで、本人はそれ程深刻でないのかも知れないが。
学校における試験というものは受ける人のレベルに合わせて、それよりほんの少しだけ難しい問題が出題されるものである。実社会における試練というものはそん . . . 本文を読む
汝ら互いに愛を負うのほか、何をも人に負うな。
貸し借りは愛だけにしておけ。金銭を貸した人は、たとえ借りた人が忘れても決して忘れない。愛は貸すことはできないが、借りることはできる。愛は貸した瞬間に忘れるものである。なぜなら、愛は与えるものであって貸すものではない。(2004.11.28) . . . 本文を読む
主の用なり。
短い、実に短い。この短い言葉が一人の人間の人生を決定する。この言葉を分析すると、「主はあなたを必要とされている」という意味である。ここで重要なことは「あなた」である。誰とも交換できない「あなた」を主は必要とされている。
むかし、「赤紙」というものがあった。国家が個人に向かって発行する公文書である。これを受け取ると、すべての個人的・家庭的事情や思想・感情は否定され、従わざるを得なかった . . . 本文を読む
わが恩恵なんじに足れり。
この言葉は信仰の父アブラハムの、あるいは偉大な指導者モーセの、さらには苦難を乗り越えたヨブの言葉でさえもない。過去のどの聖人の言葉の引用でもない。だからこそ、神が今わたしに語られた言葉であるとしか言いようがない。しかも、3回も同じ祈りを繰り返したにもかかわらず、その祈りは聞き入れられず、その代わりに語られた言葉である。語られたと言うより、わたし自身の中から産み出された言葉 . . . 本文を読む