私は仕事柄、出張に出ることが多く、長いときには一週間くらい弓がもてないことがある。そんな時、必ず行う稽古がある。それはベルトを使った離れの稽古である。
やり方は簡単である。自分の会の尺(しゃく)より多少短めにベルトを両手で持ち(※)、打起し、引分け、会へと徒手練習の要領で行射するだけだ。
当然、ベルトを持っているので、会に完全に入る直前にベルトが伸びきり、力が拮抗する。そこで、しっかりと物見を入れ、顎を引き、縦線を安定させて、肩の力を抜いていってみよう。
前回、書いたように、大三において十分に背中への連動が出来ていれば、会で肩の力を抜くほどに、背中に力の拮抗を感じられるようになるはずだ。
そして、そのまま、腕の重さを背中に掛けるような気持ちで圧を高めていくと、するっとベルトが馬手から抜けて残身となる。
この稽古によって背中で離れを出す感覚をつかむと、実際の弓で引いたときの離れが格段に違ってくるので、ぜひチャレンジして欲しい。
※ベルトのバックル側を弓手で持つこと。
やり方は簡単である。自分の会の尺(しゃく)より多少短めにベルトを両手で持ち(※)、打起し、引分け、会へと徒手練習の要領で行射するだけだ。
当然、ベルトを持っているので、会に完全に入る直前にベルトが伸びきり、力が拮抗する。そこで、しっかりと物見を入れ、顎を引き、縦線を安定させて、肩の力を抜いていってみよう。
前回、書いたように、大三において十分に背中への連動が出来ていれば、会で肩の力を抜くほどに、背中に力の拮抗を感じられるようになるはずだ。
そして、そのまま、腕の重さを背中に掛けるような気持ちで圧を高めていくと、するっとベルトが馬手から抜けて残身となる。
この稽古によって背中で離れを出す感覚をつかむと、実際の弓で引いたときの離れが格段に違ってくるので、ぜひチャレンジして欲しい。
※ベルトのバックル側を弓手で持つこと。