東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

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ミッドタウン「THE COVER NIPPON」のレシート活用法

2008-03-16 13:24:40 | ミニ経営戦略・戦術論
  ミッドタウン「THE COVER NIPPON」のレシート活用法

  レシートに情報を書き込む手法は、スーパー、コンビニなどでも良く見られるやり方、効果の程は解らないがアイデアではある。
 レシートを領収証として扱うことも多いのではないかと思う。一方、印字がかすれて良く読めないレシートを平気で発行する店に当たることも結構ある。経営者がインク代をけちっているのか、明快なレシートを必要とするお客がいる事を知らない無神経さに、腹立たしい思いもすることがある。
 レシートの使い方次第で、好感の持てる店の印象、引いてはショップブランドイメージにもプラスになる。そんなメッセージを大事にしている感じを受けたのが、ミッドタウン内の「THE COVER NIPPON」という店のレシート。
 この店は、国産の製品の良さにこだわり、全国から普通に売られている色々な品物を集め、「ニッポン」を再発見しよう…という試みでNPO法人が始めたもの。
 レシートには、
~「THE COVER」とは、いわば「のし紙」。千円の贈り物でも一万円の贈り物でも暖かく包み込む「のし紙」のように産地やメーカーの区別なく商品を扱い、皆様を心からお迎えするショップを目指します」~
 …とあります。
どうです!? お店の思想、考え方を伝える立派なメッセージになっていると思いませんか? 世の中、偽装や食中毒事件が頻発、みんなが不信感、疑心暗鬼に陥っている。裏返せば、(信頼出来る)商品や店を求めている。
 「東京名店塾」のメンバーも、いかにお客様の信頼を裏切らないか、社会的責任ということを改めて意識して欲しい。

コメント (1)
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