東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

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東京タウンウォッチング 餅のどら焼きは新需要層を切り拓いた!?

2008-03-13 22:32:00 | 新製品・商品ネーミング・キャッチコピー
東京タウンウォッチング 餅のどら焼きは新需要層を切り拓いた!?

このところ商品のネーミングやキャッチコピーに興味が沸いて、菓子売り場などへ行くと目に付くようになってきた。カテゴリーも、「新製品・商品ネーミング・キャッチコピー」と少し幅を広げました。
 さて、今日取り上げるのは、東京幡ヶ谷の菓子屋さんで、伝統派の私に「どら焼き」の文字が目に入り、つい買ってみたもの。名付けて、「餅のどら焼き」(画像)…皮に餅が使ってあり、「モチモチ」という触感で、味は悪くはない。…しかし、伝統派にとっては、昔ながらの「うさぎや」流どら焼きがやっぱり良いねえ。
 しかし、定番となっている伝統商品を一ひねりして、新しい皮を開発して「新しいどら焼き」を創造するのが、新製品開発では次のヒットを生み出すコツでもある。どうやらこのメーカーの看板商品らしい。包装も、歌舞伎に出てきそうな縦縞模様、クラシックでモダンな感じが、餅×あんこの組み合わせに似合っている。30代~40代位の新しい需要層を開拓したと言えそうだ。

  「ヒット商品の舞台裏」という記事で、バナナの(完熟)ならぬ「甘塾王」。甘さとコク、モチモチっとした食感が受けているという。なかなか売れず苦戦していたが、社内公募で名前を一新した。昭和40年代頃バナナは高級品、懐かしい世代に向けて漢字を使い、バナナの王様と味を連想させる絶妙なネーミングで、知名度も飛躍的にup、ヒットに繋がった。偶然だが、ここでも(モチモチ感)が出てくるとは、幅広い世代に「もち」はウケル!? (^o^)

コメント
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