ミュージカル「ゴッドスペル」
シアタートラム
2010年12月22日 19:00
出演
山本耕史、内田朝日、原田夏希、福田転球、明星真由美、中山真美、上口耕平、桜井美紀、MY A FLOW,松之木天辺、飛鳥伊井みや、長谷川富也
演出
山本耕史
22日夜の部を観てきました。
26日、今日が千秋楽です。きっと盛り上がったことでしょうねえ、と思いつつ、感想を書いてみたいと思います。
初演は1970年、ということで、ジーザス・クライスト・スーパースター(jcs)とほぼ同時期。というよりjcsより5ヶ月ほど早いそうです。
ストーリーは特になく、聖書「マタイの福音書」からのエピソードで進行し、キリスト、ジーザスの生涯が演じられます。
出演者がエピソードに応じていろいろな役柄を演じていくので、ほとんど全員出ずっぱり。その都度、エピソードの中の役になって、歌います。
通しのストーリーがないので、歌の力でグイグイと引き込んでいかないと、ちょっとだれるかなあ…と。
その点、歌の力のある人とそうでもない人で場面の緊張感、盛り上がり感に差が出てしまう。
みんな上手かったけれど、特に明星さん、中山さんが凄く良かったです。
ゴズペルソングの力強さが出てて、聞いてて熱くなりました。
山本耕史さんは主演と演出。
実は「陽炎の辻」の坂崎磐音役でちょっとクラッときまして(爆)
思わずポチッとチケットを取ってしまいました。
ジーザス役はぴったり、というか。白いイメージが違和感なく似合ってしまう。持って生まれた雰囲気でしょうか。
時に手品などしながら(笑)、和やかに若い出演者を引っ張っていて、なかなか貫禄あるなあ、と思いました。
彼の年齢がそのまま芸歴年数でもあるとか。うわわ…さすが~というか、凄い!
ただ、声の調子がイマイチのようでちょっと残念でした。
最後十字架で死ぬ場面は、どうしても「shiroh」を連想させられた。
ああ、shirohが観たい!と思ってしまいました。
と、いうより、山本くんには劇団新感線にぜひ、出てもらいたいなあ。
全体的にとても若々しい舞台でした。