今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

中川晃教コンサート2010HAKUJU HALL

2010-12-25 12:12:30 | akinori nakagawa



2010年12月24日 19時開演
HAKUJYU HALL
中川晃教コンサート2010 ~Musical THE WIZ より~

セットリスト
1.Overture
2.The Feeling That We Have
3. Can I Go On?
4.He's The Wizard
5. Soon As I Get Home
6. You Can't Win
7. Ease On Down The Road
8. What Would I Do If I Could Feel?
9.Slide Some Oil To Me
10.Mean Ole Lion
11. Be A Lion
12. Emerald City Sequence
13. Don't Nobody Bring Me No Bad News
14. Is This What Feeling Gets?
15. A Brand New Day
16. Believe In Yourself
17.Home




チケットが無くて、行けない覚悟を決めていたのですが…
1枚譲っていただくことができて、行くことができました。
素晴らしいクリスマスプレゼントでした。
感謝、感謝です。

ピアノの大坪正さんがまず出てきて、Overture を演奏した後、あっきー登場!
金色のハイネックのたっぷりしたブラウス、黒のジャケット、その袖から金のブラウスの袖がまくれているような感じではみ出ていて、下は黒の総スパンのたっぷりした膝丈のパンツ。遠目にはスカートのようにも見える。でもって、靴下は黒地に金っぽいドットが総模様に入ってる。靴はくるぶしまでの黒いショートブーツ?な感じでした。
ヘアスタイルは肩くらいまでの金髪を左側に寄せて編みこんだような…

とにかく久しぶりの生あっきーなので、この時点で度肝抜かれた私(爆)
もしかしたらゴルチエ?
まあ、ウィズだから、案山子のように見えないこともないなあ…


会場入り口でチラシと一緒にセットリストとウィズのあらすじが印刷されたものが配られていた。てっきりアンケートかな?と思ってよく見ていなかった。始まる直前にセットリストだと気づいて、よかった~無視しないで(爆)


ということであっきーの歌が始まりました。ドロシー、案山子、ブリキ男、ライオン、全部の役をあっきー一人で歌い、演じるコンサートでした。
コンサートというより一つ舞台を観た、という感じ。それくらい、中身が濃かった。ボリュームたっぷり。
一人芝居ならぬ一人ミュージカル。
キャストのレヴェル不足を脳内変換で補って見たりする舞台も多い中、今回のアッキーの一人ミュージカルはあっきーレヴェルで統一されてますから(爆)、ストレスが全然ありません。
それどころか、歌の魅力が倍増、2倍、2倍みたいな(爆)

もう、曲が進むほどにこちらのボルテージもアップ。
拍手が凄かったです。
6曲目、You Can't Winあたりから手拍子も出て、会場はノリノリ。
休憩はなく、
12曲目、 Emerald City Sequence がピアノ演奏のみで、1回あっきーが引っ込んだけれど、後はノンストップで歌い続けてました。

役に入り込んで歌うので、とにかく表情が凄い。声も凄かった。

実は私、ウィズという作品、どうも好きではありませんでした。
ダイアナ・ロスは好きだけど、ドロシー役にはどうなの?って思ってたし、マイケルは当時20歳くらい?だったと思うけど、何でミュージカルなんてやるの?なんて、ちょっと批判的でした。
特に作品が超有名で、どっちかというと白人向け?みたいなイメージだったし。それをわざわざモータウンが総力あげて黒人メンバーだけでやる、ってことが当時は話題になったけれど、わざわざそんなことしなくても、と、私はちょっと引いてたわけです。
多分、黒人音楽のパワーで白人中心のミュージカル界に対抗したかったのかなあ、と思ってました。
そんなこんなであまりよく覚えてなかった。

今回、あっきーがウィズほぼ全曲、一人で歌い上げたのを聞いて、圧倒されたし、感動した。
ありきたりな表現しかできないのがもどかしいくらい、超感動!でした。

多分、曲の持つエネルギーがピアノと歌声というシンプルな構成でかえって引き立てられたのだと思います。
もちろん、中川晃教という類まれなる声と歌の上手さを持つ歌い手がいてこそ、のことですが。

最後のアンコールは「聖しこの夜」つきの「終わらないクリスマス」でした。
これもとてもよかった。
最高のクリスマス・イブでした。
そして、最後の挨拶?というかトークでは、このコンサートをやることになったいきさつとか、今回は1回しかできなかったけれど、これからも続けていけたらいいと思っている、ということを語ってました。

あっきーが「M!」に出てないこととか、ちょっともやっとしてた自分の気持ちがすっきりしました。これでいいんだって思えた。心から。

これからもこの企画、ぜひ、続けて欲しい。今度は見たい人がみんな行ける状況にしてね。
私は後ろから2番目の列でしたが、一番後ろが一列まるまる空席でした。その真ん中に小さなビデオカメラらしきものがありました。
う~ん。どうなのかなあ…抽選外れた人がたくさんいる状況の中で、なんとかできなかったのでしょうか。
そして、少しでもいいから、行けなかった人のために、コンサートの様子を動画でアップしてもらえるといいのだけど。会員限定ページで、ぜひ、お願いしたい。そうであれば、あの空席の意味も少しはあるのかなあ、などと思っています。

今回、幸運にも敗者復活でなんとか見られて、感謝してます。
最初にもいったけれど、最高のクリスマスプレゼントでした。