今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

「モーツァルト!」8月8日 井上ヴォルフ

2005-08-09 22:08:19 | akinori nakagawa
昨日8月8日ソワレ 井上ヴォルフバージョンを観劇してきました。
コンスタンツェと男爵婦人も新キャストです。

まず、アッキーが出ていないので、凄い冷静に観られました(爆)
それに、初めての2階席。 
音符♪の模様がすごくキレイに見えて…劇場のお店で買った
トートバッグを思い出した私…(汗。。。)

井上君は初演の時、日生と帝劇で1回づつ観たことがあります。
その時と比べて良くなっていました。
というか、その時が本当に残念な状態だったので今回リベンジ
できたのかな…という感じです。
歌い方がアッキーに似たような感じもしました。
参考にしたのかな?

井上君の歌い方は、とってもオーソドックスというか、私的には
音符をなぞってる、みたいな印象でしたが、今回はそれが随分
変わっていて、ポップス的というか、リズムのノリ方がよくなった
ような気がしました。
ただ、高音が充分に出きれてないので、そこはすごく残念!

前回、そこを無理に出そうとして、かなり声が割れてしまっただけに、
工夫はしてるようでしたが、もともと音域は広くないようなので
聴いてて、こちらが苦しくなりそう…な感じを受けました。

井上君は容貌がとっても「端正」というか「さっぱり」してる。
アッキーが深みがかった真紅とすると淡いパステルカラーのよう…
どうしても「プリンス」のイメージがつきまとう…と思うのは
私だけでしょうか。。。
だからという訳ではないかもしれないけど、絶叫系(爆)は似合わない…と思う。

トップランナーで演出家の蜷川さんが「ミルクの臭いがする」と
表現していた。
何ごとにも「表現者」としてのスタンスを取るアッキーとの色合いが、
こんなにも違うのか…とつくづく感じました。
井上君本人は自分のことを「すごく負けず嫌い」と言っているようなのですが
そこが観てる方には判らない、というか感じられない。
いつも、キレイにまとめているような印象…
なんだか、勝手なことばかり言ってます…ファンの方ごめんなさい(汗)
でも、それが井上君の持ち味なのかも…

そしてコンスタンツェ 木村佳乃さん
う~ん…コメントは差し控えさせていただきたい(爆)です。。。
松さんのコンスに似てるかな~と最初思いました。
でも、はっきり言って似てるのは外見だけ。
衣装はほとんど同じですけどね、松さんと。
舞台向きじゃない、と思いました。
厳しい意見でごめんなさい…ファンの方、すみません。
今後努力してもらって…と思いたいところですが…
指揮が塩田さんでよかった…合わせるのすごく大変そうな気がして…
とにかくつっこんだらキリが無くなりそうなので、この辺で。

最後になりました。
バルトシュッテッテン男爵婦人 香寿たつきさん
タータン 歌うまい~!
久世さんが「硬質な陶磁器」とすればタータンは「柔らかいクッション」?
例えが変ですね(笑)ごめんなさい。
「柑橘系の香り」と「麝香の香り」みたいな感じ…
愛人たくさんいそうな感じかな(おいおい!)

最後のカーテンコール  井上君すごいテンション高くて…
緞帳の前を行ったり来たり、飛び出てる舞台の方にも来たりして
アマデの高橋愛子ちゃんがお誕生日だったんですね。
11歳だそうです。かわいいなあ!
井上君が愛子ちゃんをおんぶして引っ込んでいきました。
大きな井上君がはしゃぐと迫力あるなあ…なんて思ってしまいました(笑)

2階席で観ると、舞台が1枚の絵のように見えて面白かった。
そしてアッキーが出てないとこんなにも余裕を持って(爆)観られるのかと…
そうとう、ヤバいかも…ちょっと頭冷やしたらって言われそうです私(笑)