今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ミュージカルワンダーランド

2005-07-03 23:11:17 | akinori nakagawa
「ミュージカルワンダーランド」を見ました。
ぴあから出ている、ワンダーランドシリーズ、ミュージカル版です。

中川晃教くん、出てました。
5人の実力あるミュージカルスターの一人として…
写真カッコいい!
でも、一人の写真が欲しい!

なんだか、言ってることもいつもと同じようなことなんだけれど
やっぱり、改めて感じるのは、「表現者・中川晃教」としての
視点がしっかりしている、というか、自分というものを、正直
に見つめて、伝えようとしていること。

プロフィールも簡潔に書いてあるけれど、
…ミュージカルの主役に抜てきされ続けている…
とのコメントが、なんだか嬉しくなってしまった。

そう、いつも「主役」というところが、表現者としての意識を
高めている気がする。
芯に立つ、ということは、よっぽど自分がしっかりしていないと
流されてしまうから。

それと、別のコーナーで「SHIROH」が、かなり誉められていて
嬉しい!
ただ、本流ではなく亜流として、ということなんですけど。。。。
あまり、そういう分け方はして欲しくない…というのが、私の
考えです。
何でも最初から本流になる訳ではないし、なにをもって本流というのか、亜流というのか。
純粋にミュージカル作品として見てどうか、ということを語ってもらいたい。
そう思います。

なんだか「SHIROH」のこととなると、ちょっと熱くなりますねえ…
久しぶりに聴きたくなってしまいました。
DVDもいつ頃発売になるのかな?
気になります。















宝塚花組「マラケシュ紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」

2005-07-03 22:24:28 | takarazuka
宝塚花組公演
ミュージカル「マラケシュ紅の墓標」
ショー「エンター・ザ・レビュー」

6月中、3回観劇しました。
ひいきの組でもないのに、随分観ちゃいました。
やっぱり、ジュリさん、さよならということもあって…

ミュージカル「マラケシュ紅の墓標」は
たっぷり、オギーワールド! です。
マラケシュという街、モロッコにあるそう…
普段あまり馴染みのない国ですが、昔の映画では「外人部隊」とか
確かモロッコが舞台だった…
マレーネ・デートリッヒでしたよね。

やはり、荻田先生、映画ネタ?
「凍てついた明日」「ドルチェ・ヴィータ」とか、映画が元でした。
すごく好きだった…
この世のはてを思わせるような、ある種異空感的な舞台設定。
ちょっと不思議で、でもちょっと懐かしいような気のする空間
寺山修司的世界を連想させます。

その中で命を与えられる人間たち、どこか現実逃避したような
さめた感情を持っている。

ストーリーは宝塚のセオリーに則ったものであるけれども
荻田先生の手になると、ちょっと影ができる…
最近、いないのですよ、影のある役を書ける先生が!
柴田先生、カムバ~~ック!
すみません、突然取り乱しました(笑)

ということで、すみれちゃん、圧倒的な歌声でした。
どこか刹那さを感じさせる声でもあります。
堂々としたトップぶり、堪能させていただきました。

そして、ジュリさん!
辞めないで~~! お願い! という気持ちでいっぱい。
お約束の退団を意識した台詞も、かなしい。。。。
ジュリさんの持ち味はその、明るく、おおらかな性格、
しっかりした歌声、ダイナミックなダンス!
もう、これが最後と思うと、胸がうるうるです。
ショーでの猛獣使いの場面、鞭をもってダンスするところ
限り無く妖しく、ひたすらカッコよかった!
まだ、日生劇場の舞台があるし…(観られるかどうかわからないけれど)
精一杯、頑張って欲しい。。。。

その他、印象に残ったのは、桐生園加さん、未凉亜希さん
桐生さんはダンスがいいし、未涼さんは歌がうまい。

ショーは酒井澄夫先生。久しぶりですね。
宝塚らしい、ツボを押さえた演出で満足、満足。

最後、ジュリさんが、大階段で一人で立っているのを見て、
思わず胸が熱くなりました。
パレードで先頭で来る時も…(涙)
宝塚から、また一人貴重な人材がいなくなる…

寂しさが広がります…