やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

この世への恩返し  

2013年01月24日 | ~h27 生き方/文明

 教育公務員として定年退職まで働かせてもらってつくづく思ったこと・・・この世とおさらばするまでに、なにか世の中に恩返しをしなくっちゃ~
 ということで、2年ほどの準備期間を経て、ようやく2つのことができるようになりました。

1.「日本会議」会員として
 34年間、小学生を観てきて、全体としての幼稚化がどんどんと進んできたことがとても気になっていました。主観的には、約30年の間に2歳分は幼稚化していると思っています。つまり、今の6年生は30年前の4年生レベルぐらいだということです。

 現職のときは目の前の子育て(仕事)で精いっぱいでしたが、現場の学校だけでどうにかなるものではないことは痛感していました。
 学校はもちろん、親も家庭も、地域社会も、行政も・・・つまり《全体的にみれば大人が劣化してきた(※もちろん自分も含めて)》ことが原因であることはまちがいありません。・・・では、なぜ大人が劣化してしまったのか?

 そんなことを考えながら世の中観察をしてたどり着いた根本的な答えは、《「昭和20年(1945)の終戦:米軍占領施政下の7年間」を境にして、日本国が国家として一人前ではなくなり、劣化し続けてきたから》というものでした。(※経済
の領域では、「物:商品」と「カネ」があふれるように「豊か」になりました。)
 《もはや個別事象の対症療法だけでは、日本人の未来は暗い》、《日本が国家として一人前になるしかない》という想いで、日本会議唐津支部の事務局長をさせてもらっています。

2. 二胡演奏を活かして
 優しく歌うような音色にひかれて、一昨年の春から習いはじめましたが、自分なりにはどうにか思うような音色がでるようになりました。
 そこで、病気などで寝たきりになった人や、介護施設などに住むお年寄りや、子供たちに喜んでもらえるような演奏活動ができれば…と思っています。

・ただし、この10年ほどの間に日本で流行りはじめているのは、おおむね、最終的には《中国の楽曲を弾く二胡》のようです。
 《中国人の演奏家が来日して、弟子を増やしている》状況なので、市販されている「教本」にのっている曲は「中国の曲」が主流のようです。初歩の段階では日本などの楽曲も混じってはいますが、上達するにつれて中国曲の割合が増えているようです。
 また、楽譜も《中国人二胡奏者が作った二胡専用の独特の「数字符」》がほとんどのようです。ですから、日本人のアマチュア二胡愛好家のほとんどは、「二胡専用楽譜」のある楽曲を演奏されているようです。

 ←二胡:金属製の「弦」が2本あり、その2弦の間に「弓の毛の部分(※馬のしっぽの毛)」を入れてあります。バイオリンと同じように、弦を毛でこすって音を出します。

 ←二胡専用楽譜:1がド、2がレ…

 ということで、《日本人のお年寄りや子供がききたい曲》《自分が演奏したい曲》《他の楽器と合奏したい曲》などを自由に弾けるようにするために、日本人が学校で習う五線譜を使うことにしました。”五線譜で弾く二胡”というわけです。《
 やってみると、「中国式数字譜」を使うよりもはるかに便利で、弾きやすくなりました。

 さっそく、唐津市鏡にある老人介護施設「癒しの里」の「1月誕生会」で、《初ライブ》をさせてもらいました。
 施設も、働く人たちも、お年寄りも、とても明るくて和やかだったので、二胡のことや歌詞の話をしたりしながら、とても楽しく演奏できました。
 「ふるさと」「もみじ」「花 ~すべての人の心に花を~」の三曲で約20分・・・最初に「ふるさと」を弾きだしたら、すぐにいっしょに歌われたので少しびっくりしました。
 実は、皆さんとても歌が好き、とのことでした・・・喜んでもらえたようなので嬉しくなりました。

  このあと考えている(=試そうとしている)のは、低音弦を「ド(C)」、高音弦を「ソ(G)」に1音低く変えること・・・そうすると、日本の童謡唱歌の楽譜の多くがそのまま使えるようになるからです。
(※中国二胡の弦は、低音弦は「レ(D)」、高音弦は「ラ(A)」で張ってあります。つまり、ハ長調の「ド」の音は無いので、「ド」のある曲はすべて移調しなければ弾けません。)
 これまでとは運指が変わってしまうのでけっこう冒険的ですが、やってみる価値はありそうです。
  

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