やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

67回目の終戦記念日を迎えた、62歳の一日本人として想うこと

2012年08月15日 | ~h27 生き方/文明

  終戦記念日ももう67歳になりました。
 昭和20年:1945年の終戦から5年後に生まれた62歳の私は、当然のことながら「終戦時の実感」はありません。もちろん今70歳以下の日本人はみんなそうでしょう。
 目の前の仕事に追われてきた私にとっては、大東亜戦争や第2次世界大戦、すぐ近くで起こった朝鮮戦争も、長らく「遠い昔」の他人事にすぎませんでした。

 しかし、34年間の小学校での奉職を終え、ようやくこの日本や世界の成り立ちをじっくり学びはじめると、たちまちそれまでとは違った世界が見えはじめてきました。


 それは、この日本は、《大東亜戦争の敗戦によって「悪い戦前」と断ち切られた「新生日本」》などではなく、実際には、数万年前から日本列島に棲み続けてきた私たちのご先祖様たちが、海の向こうからやってきた異民族や異文化を受け入れながら吸収・融合し、命をかけて創りつづけてきた国だということでした。

 世界の多くの国々が数々の失敗や試練を乗り越えてきた誇りある歴史をもつのと同じように、日本も、誇りある歴史をもつ国だということです。

 要するに、その意味では日本は「(大きめでかなり豊かではありますが)普通の国」です。


 日本は、他国から非難されてもしょうがない中共のような「悪の帝国」ではありません。
 また、かなり毒されている感じはしますが、韓国のような「利己主義・自分主義のいきすぎた国」でもありません。

 ですから、(国策として反日教育を行っている中共や朝鮮半島を除けば)世界中でおおむね好意的に受け入れられています。

 ものごとの必然の流れとして、世界中の「先進」したり「栄え」たりしていた国々の優越性が薄れる(=かつての日本がそうであったようにその他の国々が追いつく)にしたがって、日本経済の優越性も薄れていくことはしかたありません。というより、すでに「普通の経済先進国」になっていると思います。


 ただし、世界最古級の日本文明を今に受け継いでいること、その「共生的」文明が、世界的にはかなり独特な「平和的文明」であることは確かです

 私たち日本人は、日本文明という独特の伝統を自覚し、誇りをもって、堂々と世界で生きぬいていくべきだと思います。
 長い眼で見れば、それが、《「支配・覇権的」文明がはびこっている(ように見える)世界》を、《共生的で平和な世界》に変えていく力になるのだと思います。
 たとえ、その過程で「核兵器保有」などの「必要悪」の時代を経なければいけないかもしれないとしても。 
  

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