やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】34 ~⑻ 古墳時代における日朝関係の描き方 ③渡来人<その3(完) まとめと考察>~

2016年12月20日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

ⅲ まとめと考察

 

1 重要な事実の無視・・・あってはいけないこと。 → 中国亜大陸を除いて朝鮮半島だけ書くのは×

2 順番・・・多い順からでなくてはいけない。中学生が誤解する。→ 「中国・朝鮮半島」の順が妥当。逆は△

 ※またまた朝鮮半島に関して異常な結果になりました。

 

[蛇足]
 
 実は、この時代に「伝わってきた」と各社が書いている内容について疑問がわいてきている。例えば「鉄」・・・弥生時代の1-3世紀には日本で(も)国産していた。

 もう一つは《玄界灘海洋文化圏》に関して・・・九州北部と朝鮮半島南部沿岸部が壱岐・対馬などの島々を媒介にして一体的文化圏だったとすれば、「伝わった」とされている物や技術の一部には《この文化圏発祥》のものがある可能性がある。将来さらに研究技術が発達して、より細かな弁別ができるようになるかもしれない。

(※その文化圏に属する人々がどこ由来であろうとかまわないが、現在までつづく日本民族の、基層の一部になったことはまちがいないと思う。今のところは倭人中心の可能性が高いようだが。)

 

~次回は、読みがな(ふりがな)の問題

<全リンク⇒> <渡来人323334(完)> 

 

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